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SUPERBIKE RACE in MINE


JSB1000
GP-MONO

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 SUPERBIKE RACE in SUGO
主催:スポーツランドSUGO(3.7375Km)
予選レポート
DATE:2006-8/26

秋吉耕祐、今季3度目のポールポジション!!
9人が1秒にひしめく超激戦、決勝も混戦必至!!

 5月に行なわれた第4戦オートポリスから3カ月の長い夏休みを終え、いよいよ全日本もこのSUGOラウンドから後半戦となる。
ここまで4戦、ポイントランキングでは伊藤真一(keihin kohara R.T.)と渡辺篤(ヨシムラスズキwithJOMO)の二人が他を引き離し、わずか1ポイント差でタイトルを争っている。トータル63ポイントvs62ポイント。ランキング3位以降は柳川明(TEAM GREEN)が45、出口修(DyDo MIU Racing)が44、秋吉耕祐(ヨシムラスズキwithJOMO)と山口辰也(ホンダドリームカストロールRT)がそれぞれ41ポイントで続いている。このSUGOラウンドから残り3戦あり、まだまだタイトル争いの行方は分からない。

今回、JSBの予選は1時間の長いセッションが1回だけ、一発勝負でありながら長丁場という難しい予選セッションだ。セッション開始直後にマシントラブルや転倒などに見舞われると、予選そのものをフイにしてしまうこともある。逆に、1時間の連続走行という機会はあまりないため、タイムアタック以外に、マシンのセットアップやテストに時間を使うことができる。
コースレコードは昨年のレースで伊藤が出した1分28秒885。前日に行なわれたフリー走行では、秋吉がただ一人1分28秒台をマーク、伊藤の持つレコードに迫った。フリー走行日の金曜日も予選の土曜日も、夏としては過ごしやすい気温になり、路面温度などの条件はタイムアタックには悪くない。

午後1時15分、予選セッションが始まった。3周目、辻村猛(F.C.C TSR)がいきなり28秒739のレコードタイムをマーク、柳川も28秒台に入れ、序盤からヒートアップしている。続いて4周目、伊藤が28秒680で辻村のタイムをわずかに上回りトップに立つ。17分、8周目、手島雄介(F.C.C TSR)が29秒160で5番手に、さらに20分経過のところで秋吉が狙いすましたかのようにペースアップ、10周目に28秒405でトップに立った。

続いてチームメイトの渡辺も28秒台に入れるが、順位は変わらず。30分、中須賀克行(YSP&PRESTOレーシング)が13周目に29秒185までタイムを詰める。その後、上位でのタイム更新はなく、秋吉、山口、中須賀は決勝を見据えたテスト走行で周回をこなす。秋吉は決勝用のタイヤテストを行なっていた。

 残り15分、それまでタイムアタックに参加していなかった亀谷長純(Team桜井ホンダ)が28秒台にタイムをいれ、5位に浮上した。残り10分からライダーは最後のタイムアタックのためにコースイン。18周目の辻村が28秒540を出し伊藤を抜いて2位に、トップの秋吉に迫ったが、秋吉はチェッカー直前の2周でさらにタイムを詰め、前戦オートポリスに続いて、今季2回目の堂々のポールポジションを獲得。しかし決勝では、秋吉が簡単に逃げられない激戦が予想される。

[青木 淳]

伊藤真一  

秋吉耕佑

   
伊藤真一   予選2番手、伊藤真一
   
伊藤真一   予選3番手、辻村猛
   
伊藤真一   予選4番手、渡辺篤
   
Photo:H.Wakita
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