フロントロウ、イン側の4番手グリッドからスタートした富沢祥也がホールショットを奪い、菊池寛幸、中上貴晶、山本武宏、浪平伊織、岩田裕臣と続いていく。ポールポジションからスタートした井手敏男は、今回も出遅れてしまい11番手につける。前戦でチャンピオンを決めている中上は、バックストレートで菊池をかわすと、最終コーナーで富沢をかわしてトップに立つ。しかし、初優勝に意欲を見せる富沢は、1コーナーで再びトップに。富沢と中上は、目まぐるしく順位を入れかえ激しいバトルを展開。このバトルに菊池は、ついていくが、4番手以下がジリジリと離されていく。4周目に菊池は、富沢をかわして2番手に上がり、中上を追うが、ここから中上がペースを上げる。中上は、4周目にコースレコードを更新する2分19秒180をマークすると、6周目には、ついに18秒台に突入する2分18秒957をたたき出し、独走体制を築いていく。中上を追いたい富沢は、6周目の1コーナーで菊池をかわすが、菊池も意地を見せ両者は、何度も順位を入れかえる。その背後には、ハイペースで追い上げてきた井手敏男が迫ってくる。井手は、その勢いのまま、11周目の1コーナーで菊池を、130Rで富沢をかわし2番手に浮上する。この辺りから、菊池が徐々に遅れだし、単独4番手となり、2位争いは、井手と富沢の一騎打ちとなる。
中上は、危なげない走りでトップを独走、そのままチェッカーフラッグを受け6戦全勝をマークした。2位争いは、最終ラップに富沢が130Rで井手の前に出るが、シケインで井手が抜き返してゴール。その直後にホームストレートでアクシデントが発生。スローダウンした中上に、井手が追突し両者とも転倒。井手は、大きなケガは、なかったが、中上は、左手首を骨折してしまい、後味の悪い幕切れとなってしまう。以下、菊池、岩田、竹内吉弘、山本、徳留真紀、井上誠、葛原稔永の順でゴールした。
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