開幕戦、そして第3戦筑波と2戦連続で独走優勝を飾っている宇井陽一。今回の予選も宇井が常にセッションをリードし、ポールポジションを獲得している。「金曜日に走れなかったわりには、まずまずのタイムを出せた。前回に比べれば足回りも決まっていないし、ここは路面のμが特種だけれど、うまくタイヤをもたせて走りたい。スタートで前に出て、いつものパターンでいきたいね」と宇井は、自信満々のコメント。
2番手に高橋巧がつけ、今回こそと打倒宇井に燃えている。「予選は、セッティングを外してしまいました。テストで自己ベストを更新していたので、53秒台に入れたかったですね。決勝は、セッティングを戻して、スタートで宇井さんに離されないようについていきたい」と高橋巧。エンジンも走っており、課題はレース序盤のペースの上げ方だろう。3番手には、GP250、2年目の濱本裕基がつけた。「タイヤとサスペンションのマッチングがなかなか出せなかったけれど、やっといい方向に来ている。レースは、54秒台から55秒台になると思うけれど、できれば53秒台に入れたい。最低でも表彰台に上がりたいですね」とホームコースで上り調子な濱本。
現在、ランキング3番手につけている及川誠人は、4番手に沈み、セカンドロウからのスタートとなった。山崎郡が5番手、伊藤勇樹が6番手と今季最高のグリッドを確保。富沢祥也は、GP250でオートポリスを走るのは初めてだったため、予選は一度もピットに入らず走りきったという。「宇井さんの後ろ姿を見ながらレースをしたいですね。明日は2レースとも最後まで楽しみたいですね」と前回、両レースで転倒リタイアに終わった雪辱を晴らしたいところだ。
今回も宇井が逃げ、巧、濱本、及川、富沢などが追う展開になるだろう。宇井が今回も独走することができるか!? |