優勝/中須賀克行
『スタート直後は、タイヤの暖まりがいま一つだったけれど、自分がトップに立って全力で走っていたが、後続との差がコンマ3秒ぐらいしか開かなかったので、ついてきていると思っていた。途中で、一度、前に出そうかと思ったけれど、ここは抜きどころが少ないので、がむしゃらに走りました。10周過ぎたころに一気にグリップが低下しスライドも激しくなってきた。さらに15周を過ぎると、もうワンランクグリップが落ちてきたので、走り方を変えながら、どこが勝負所になるかを考えていた。最終ラップは、しっかりダブルヘアピンの突っ込みで抑えられたのが勝因だった。厳しいポイントだったけれど何とかクリアできたので勝てると思った。今回の優勝は、プラスになっているので最終戦は2レースとも勝つつもりでいきたい』
2位/渡辺篤
『最近は、追い上げが決まりパターンとなっているので予定通りの展開。周回遅れが出てきたときに中須賀くんがイン、ボクがアウト側からいったらバックマーカーと一緒にはらんでしまい遅れてしまった。最後は、ダブルヘアピンの突っ込みで勝負しようと思ったけれど、前に出ることはできなかった。今回はボクのレース運びが間違っていた。去年も最終戦でタイトル争いをしていたけれど、今年もタイトルを争う状態で最終戦を迎えられるのは、うれしい。柳川選手が転倒したときに、ポイントのことがよぎったけれど、勝ちを狙っていった。最終戦もポイントのことを考えるのは、最終ラップだけかな』
3位/徳留和樹
『昨日まで気温が変わったことは問題なかったけれど、レースになったら、なかなかペースを上げられなかった。アクセルを開けても横にスライドしてしまい前に進まない状態だったので、ラップタイムに影響していた。ただホンダ勢の中では、一番コンディションの変改に強いマシンに仕上がっていたと思う。JSB1000で初めて表彰台に立つことができたので、この勢いを最終戦にぶつけたい。鈴鹿は得意なコースなので、コースレコード狙って、1レース、1レース全力で走るだけです』 |