優勝/富沢祥也
『今朝起きたら雨が降っていたのですごくびっくりしました。朝のフリー走行で転倒してしまい、決勝でもそのイメージが残っていたけれど、もう今年のチャンピオンは無理なので、ホールショットは取ろうと思っていました。菊池さんは引き出しがいっぱいあるので、無理して転ばないように様子を見て、11周目にタイミングよく前に出ることができました。最終ラップは意外なところで菊池さんに抜かれてしまいましたが、そこから最終コーナーまで考える余裕があったので、ここで勝たなきゃという思いでいきました。勝利は最後までわかりませんでしたね』
2位/菊池寛幸
『自分の体がこういう(ケガが治っていない)状態なので、レースウィーク中はずっとケアしてもらっていた。レース展開は考えていなかった。力加減や、コーナーをどうやってこなそうかと思っていた。雨が降り、決勝がウエットになったのはラッキーだった。レース中も、もうちょっと降ってもらいたかった。自分が活かすところ殺すところが祥也と違うので、最終コーナー手前をどうこなすかが問題だった。最終ラップは周回遅れがいっぱいいて気を取られてしまい、最終コーナーで祥也に抜かれてしまったけれど、今の状況を考えるとよくできたかな』
3位/山本武宏
『ドライではトップから1秒半くらい離れていたので、もう少しセッティングを詰める必要があった。でも雨になって朝のウォーミングアップランを走ってみたら決勝でも乗れそうな状況だった。ただ自分がミスしたときにバックマーカー現れて、トップから離されてしまった。毎年、シーズンの後半になってくるとマシンがまとまってくる。今年を最後に引退しようと思っているので、鈴鹿が最後のレースになる。最終戦でもいい結果が残せるように頑張りたい』 |