●ライダーのコメント
優勝・シリーズチャンピオン/#8 菊池 寛幸 F.C.C.TSR
チャンピオンのことは気にしていなかった。ただ勝利を挙げたいという気持ちで決勝に臨んだ。前日の天気予報では午前は天気がもちそうだったので、ドライなら徳留くんと競り合うと思っていた。ボク自身は雨でもよかったが、見に来てくれたお客さんのことを考えたらドライのほうがよかったかな。雨でも徳留くんが多分上がってくるだろうとは思った。(レース)序盤はマシンの状態やタイヤのグリップを考えながらペースを保っていたが、1秒差だったので少しずつペースを上げ間隔をキープした。周回遅れもいたので、チェッカー受けるまで慎重に走った。今年はTSRという大きなチームに入って、2005年にタイトルを取った時とは全く環境が違う。レースにおけるプロフェッショナルなチームなので、やりがいがあるし監督の藤井さんがボクの行動をよく見ていて、声をかけてくれる。今回も“おまえ自身のレースをしろ”と言われ落ち着いてレースができました。
2位/#2 徳留 真紀 チーム テック・2
雨はだめなんです(笑)。もともと悪くはないんですが(今季は)いまいち合わなくて試行錯誤している。雨だった筑波やオートポリスでも、いいイメージで走れていないしね。ドライならマシンも仕上がっているが、雨は難しいですね。(今回は)ウォームアップはそんなに悪くなかったが、決勝は雨が強くなり、最初に離された時はだめだなと思ったけれど気合いを入れて走った。(菊池に)レースをコントロールされていたのはわかっていたけれど、レースは何が起こるかわからない。コンディション的に厳しい状況だったので(雨でこの結果は)よかったかな。
3位/#11 浪平 伊織 Honda鈴鹿レーシングチーム
ここは地元だけれど苦手なコース。レースウイークに入るまで、レースがどうなるか予想がつかなかった。金曜、土曜とドライで走ってみてトップ争いできる自信はあった。いい感じかなと思っていたら雨になって、朝のウォームアップでもグリップがなくて、転ばないように走っていました。ボクはランキング争いも関係ないし、本来なら最終戦なので追いかけて勝ちにいきたい気持ちはあったけれど、前の二人が速すぎましたね。日本グランプリに参戦しGPライダーの走りを目の当たりにした。苦手なコースでもまずは表彰台乗りたいと思っていたので、そういう意味では満足のいくレースでした。 |