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SUPERBIKE RACE in SUGO


ST600

文部科学大臣杯 2009年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 SUPERBIKE RACE in SUGO
主催:スポーツランドSUGO(3,737.5m)
決勝レポート
DATE:2009-8-30
■開催日/予選:8月29日(土)、決勝:8月30日(日)  ■天候/予選:曇・ウエット 決勝:曇・ドライ
■開催場所/宮城県・スポーツランドSUGO(3,737.5m) ■観客数/12,800人
(2日間)

小西良輝が勝ちパターンに持ち込み今季初優勝!

 フロントロウ、センターの2番手グリッドから好スタートを見せた小西良輝が真っ先に1コーナーに進入。ポールポジションの手島雄介、岩田悟、武田雄一、宮崎敦、関口太郎、小林龍太、清水直樹、生形秀之、野田弘樹と続いていく。オープニングラップの馬の背コーナーで宮は岩田をかわして3番手に浮上し、武田は6番手にポジションを落とす。オープニングラップは小西が制し、手島、宮、岩田、小林、武田と続くが、岩田はペースが上がらず後退していく。

 ここまで2連勝中の手島は小西を馬の背コーナー手前でかわしトップに浮上。小西、宮崎、小林が続き、序盤は、この4台がトップグループを形成する。手島と小西は何度も順位を入れかえるバトルを展開。そのうちに後方の武田と野田がペースを上げ、トップグループに加わってくる。7周目には3番手を走っていた宮﨑がSPアウトコーナーでまさかの転倒。野田もペースが上がらず、トップグループから脱落していく。その後方からは中冨伸一が追いつき、野田を13周目にかわすとトップ争いに加わってくる。この周から小西はスパートをかけ、手島、小林をかわした武田も必死に追うが、小西に勝負をしかけるところまでいけない。小西は、そのままトップの座を守りきり、うれしい今季初優勝を飾った。2位に14周目の馬の背コーナーで手島をかわした武田が入り、連勝を止められた手島が3位となった。4位に中冨の追撃をかわした小林が入り、中冨が5位。6位に野田弘樹、7位に佐藤裕児が、それぞれ単独走行で続き、最終ラップに生形をかわした関口が8位でチェッカーフラッグを受けた。

[佐藤 寿宏]
●ライダーのコメント

優勝/#634 小西 良輝  MuSASHi RTハルクプロ
『決勝スタート前に雨が降ってきたので、ちょっと嫌だなと思っていた。コース自体はドライだと分かってはいたけれど、ドライタイヤで完全なドライコンディションならいいけれど、霧雨まじりのコンディションは精神的にも辛いし、気をつけないといけない。スタートはうまく決まったのはいいけれど簡単に勝負が着くレースではないと感じました。ずっと手島選手と競り合っていたけれど、後方も詰まっていたので逃げられないなと思いましたね。金曜日の走行から試していたセッティングがあったのですが、今日の路面状態の中でも金曜日からつめてきた方法でやり、残り3周でスパートをかけようと思っていた。前半戦はいい結果を出せていないので、今日のレースは僕にとって開幕戦みたいなもの。過去のことは振り返らずに頑張りたいと思います』

2位/#7 武田 雄一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
『レースウイークに入って、あまりドライコンディションで走れなかったので、何もいじらないままレースに挑んだ状態でした。ロングランもできていなくて、とりあえず全力でついていくしかないなと思っていた。追いつくまでは必死でしたが、追いついてみたらさほどペースが上がっていなかったみたいなので、前と合せながら走った。途中、小林選手がミスをした際に前に出られたのでよかったです。順位を上げた後は、自分なりにいいペースで走れた。でも、あと3周あれば展開は変わっていたかも…』

3位/#48 手島 雄介 TSR with ALT
『スタートしてから何が起こるか分からなかったし、筑波、オートポリスと連勝で終えて、SUGOラウンドを迎えながらもフィーリングがイマイチでした。レース序盤、タイヤのいい状態で小西選手といい争いをしていたのですが、中盤、終盤で自分が描いていたレース展開ができなかったことが今回の敗因です。今季はJSB1000からのコンバートという形だったので、ちゃんとJSB1000のクセを抜かないと、このクラスは難しいと実感しました。次回は、さらにセッティングを煮詰めて頑張りたいですね』


600レース   レース中盤のトップ争い
#634小西良輝を先頭に手島雄介、#73小林龍太、#7武田雄一と続く。
     
600レース   スパートをかけた小西が逃げ切り優勝。2位は武田が守り、手島は3位。
     
600レース    
Photo:H.Wakita(c)
 
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