優勝/#11 篠崎 佐助 チーム テック2
『けっこう余裕を持ちながらついていけたので、残り3周くらいで動き出そうと思っていました。トップになって最終ラップに入ったときに“勝てるかも”と思い、ずっと全開で走っていました。全日本は、もちろんロードレースに上がってから地方選もエリア戦も一回も勝ったことがなかったので、うれしくて頭の中がパニックになりそうでした。ちょっとしたトラブルやズレで今までチャンスを逃していて、歯車が合わなかったけれど、今回は事前テストからいい感じで、やっとすべてがまとまったので勝てました。レース序盤に7、8番手くらいまでポジションを落としてしまって、前に離されないうちに追い上げないと、と思っていたけれど、リアを滑らせてしまったりして最初は焦りました。作戦としては、スタートをうまく決めて5、6周まではプッシュして逃げようと思っていたんですけれど、スタートがうまくいかなくて、他のライダーにかわされてしまって、思ってもみなかった展開になってしまった。本当は逃げて勝ちたかった。今回はアタマを使って勝った感じで、自分の力を出し切れてないので、今度こそぶっちぎりで勝ちたいと思います』
2位/#10 山本 剛大 Team NOBBY
『レース前半は後ろにいましたが、トップのペースが上がらず、自分が前に出たら1分37秒台が出たので“これは自分が引っ張らなきゃ”と思いました。自分が引っ張って集団をバラけさすようなレースをしたかったんですけれど、今回はストレートが伸びなくて、逆にゴチャゴチャさせてしまったので、レースとしては失敗でした。焦りがあって最後の最後にタイヤを滑らせてしまいました。気持ちよく走れたけれど、今ひとつのレースでした。予選まで全然、自分の思い通りにいかなくて悩んだ週末でしたが、決勝は、ふっ切れて“やるしかない”と思いました。去年までの自分だったら、ここまでできなかったと思う。次はSUGOの再現で、ぶっちぎりで勝ちたいと思います』
3位/#6 大久保 光 18 GARAGE RACING TEAM
『(レース序盤は)前に出てもペースが上がらなかったので、残り2、3周でスパートをかけるつもりでした。後半には、みんなのタイヤもタレてくるだろうから、スパートをかけられると思ったのですが、自分もペースが上げられなくて飲み込まれて終わってしまいました。後半セクションは(山本)剛大の方が速かったけれど、前半セクションは自信があったので、抑えられるかなと思ったのですが、展開を組み立てることができませんでした。(篠崎)佐助が前に出たときには、自分も仕掛けるつもりだったけれど、バックストレートで抜かれてしまって、そのままズルズル3位で終わってしまいました。初心に帰って次のレースに挑みたいと思います』 |