優勝/#75 大崎 誠之 SP忠男レーシングチーム
『スタートして1コーナーでは2番手につけられたけれど、5コーナーですごいスライドしてしまい、いきなりペースを上げるのが難しいと思っていたら山口くんに抜かれてしまった。レース序盤は耐えに耐えてタイミングよければいこうと思っていた。コーナーの立ち上がりで、ピレリを履く稲垣くんと山口くんは、3コーナーから4コーナーの立ち上がりが速いけれど、そこで離されなかったので、稲垣くんを抜いて、すぐに山口くんも抜いて、この勢いでいくしかないと思い、あとは自分のペースで走るだけだった。第3戦オートポリスは、ポールポジションだったしドライで決勝をやりたかった。第4戦SUGOでは予選がよかったけれど、決勝でマシントラブルが出てしまったので、第5戦岡山では絶対に完走しようと思っていた。2位で完走できてホッとした反面、勝てなくて悔しかったので、今日は勝ててうれしい。山口くんには、申し訳ないけれど、ストレートは、こっちの方が走っていた。自分が思った通りのレース展開ができたので、本当にうれしい。チャンピオンを狙うためにST600に戻ったわけだし、僅かだけれど(チャンピオンの)可能性があるので連勝目指していきたい』
2位/#30 山口 辰也 モリワキクラブ
『10月にしては気温が上がっていたのでタイヤには厳しい状態だった。スタート直後は、大崎さんのタイヤが暖まっていなかったみたいで前に出られたけれど、稲垣選手を抜くことができなかった。そこで自分のバイクの状態が、一番よかったときを使ってしまったのが敗因。余裕があったけれど、ブレーキングで抜くところまでいけなくて残念でした。最終戦は鈴鹿なので、予選ではいいタイムを出して、いい形でシーズンが終われるようにしたいですね』
3位/#34 大木 崇行 Team ARA 虎の穴
『予選上位の3人は、ベテラン中のベテランなので、ついていけるとは思っていなかったし、セカンドグループの先頭で逃げられれば、いいと思っていました。前に追いつて、一緒に走ることができ、すごく勉強になって、自分としては楽しいレースができました。表彰台に上がれるなんて、どうしようと思いましたね。場違いな感じがして、タジタジでした。今年は特に先輩や仲間がよくしてくれたり、チームのみんなも頑張ってくれたり周りの環境に恵まれています。最終戦は、横にいる2人のベテラン(大崎と山口)に少しでも食らいついていきたいですね』 |