優勝/#75 大崎 誠之 SP忠男レーシングチーム
『スタートが決まれば自分のペースで行こうと思っていましたし、山口くんや稲垣くんが前に行けば、序盤からいいペースでS字コーナーを曲がっていくので、離されないようについて行こうと思っていました。実際にスタートが、まずまず決まったので自分のペースで行こうと決めました。タイヤのグリップも悪くなく、すぐに14秒台前半で走れていたので“いい感じ”と思ったんですけれど、そこからタイヤのグリップが逃げの方向になってしまったので、今日はペースを上げられないという感じでした。それでも抜かれるまでは、自分のペースで走ろうと、気持ちを切り換えていった。最終ラップのシケインで勝利は確信しましたね』
2位・2010年チャンピオン/#30 山口 辰也 モリワキクラブ
『19位までに入ればいい、という気持ちもあった。チャンピオンを獲ることが恩返しになるかと思ったけれど、レースがスタートして走っているうちに身体が固くなってしまい、うまく走れませんでした。目の前で同じタイヤを履く稲垣くんが転倒していたし慎重になってしまった。そんな自分が情けなくなり、トップグループで、いいレースを見せるのがプロライダーだと思い直し、そこからは全開でいきました。最初から、いいペースで走れていれば、また違った展開になっていたかもしれませんが、3、4周考えてしまったのが、もったいなかったですね。130Rからの立ち上がりは、練習のときから区間タイムで分かっていたので、シケインで何度か抜けそうな感じはありましたが、実際に勝負にいけなかった。今年は、多くの方の協力があったからこそ、走ることができたし、チャンピオンを獲ることができました。皆さんに感謝しています。ありがとうございました』
3位/#2 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
『今年は開幕戦から、ここまでつまずくとは思っていませんでした。去年も最後の最後でやっと勝つことができましたが、今年も辛うじてですが、チームや協力してくれる方のおかげで表彰台に上がることができました。ちょっとだけ格好がついたかなという感じです。グリッドが、だいぶ後ろだったので、オープニングラップで10台ぐらい抜くぐらいの気持ちでいかないとトップには追いつけないと思っていた。最低でも表彰台には上がりたいとがむしゃらに走っただけですね。ただ、思ったよりもペースを上げられなくて、前を走る大崎さんと山口さんを見ながら追い付きそうで追い付けない状態でした。大木さんとのバトルでは、相手の方がコーナー立ち上がりで余裕があった。最終ラップはバックストレートで抜かれてしまったら、それまでボクがシケインでインを抑えるラインを取っていたのですが、そのラインをそのままコピーされてしまい、そのインを無理矢理入っていきました。何とかつじつまが合いました』 |