優勝/#3 尾野 弘樹 BATTLE FACTORY
『海外のレースでケガをしてしまい、日本に帰ってきた木曜日に状態が悪いことが判明したんですけれど、あまり気にしないでいこうと思っていました。日本のレースは久しぶりですが落ち着いてレースができたと思います。抜かれたり抜き返したりの接戦になってしまいましたが最後に勝ててよかったと思います。抜かれたら抜き返して常にトップで走っていようと思っていました。ゴールラインまで気を抜けないので、ゴールしてから、やっと勝ったと思いました。今年は初めて海外のレースにフル参戦したシーズンで学ぶことも多かったですし、それをこのレースで出そうと思っていました。でもやっぱり、ぶっちぎりのレースができないのは何かまだボクには足りないんだと思います』
2位/#1 菊池 寛幸 WHEELIE with KRT
『確認しなくてはいけないことが、いっぱいあったのですが、金曜もマシンにトラブルが出て、朝のウォームアップもエンジンが焼き付いて確認できないままの状態で決勝を迎えたので、トップグループでチェッカー受けられればいいかなと思っていました。集団の中で自分がどのポジションにいなくてはいけないかは常に考えていました。尾野くんは速かったし、ボクは2位でラッキーだなと思っています。間近で若手の走りを見ることができるので、見ていて“こいつはスゴイな”と思える若手ライダーがいっぱい出てきてほしいし、実際に何人かは出てきていると思う。やっぱり世界で勝とうと思うと、後ろに下がることが(レース中に)1回でもあったら評価が下がる。自分が最終的にどこの世界で走りたいかを考えていないと、世界へはたどり着けないと思う。対なにかと戦うのではなくて自分自身と戦ってほしい。それで負けたら原因を探して、もう1回、練り直してほしい。そうやって積み上げていくことが大事。いい走りをする若手が出てきているので切磋琢磨して、僕らの後を継いでくれたらいいね』
3位/#11 篠崎 佐助 チーム テック2
『スタートはまずまずだったけれど、他車に抜かれてアウトにはらんだすきに後ろからバンバン抜かれてしまい、トップに離されてしまって、これはまずいなと思った。だから自分のいた集団の前に立ってペースを上げてトップ集団をひとつにした。それからは楽しんで走っていました。レース中ずっと、ワクワクしながら走っていて、一度トップに立ったあとは逃げたかったけれど、自分の技量が足りなくて、尾野選手と菊池選手に前に行かれてしまった。最後のシケインで勝負しようとしたんですけれど、リアが浮いてマシンが暴れてしまったので、ポジションアップは無理かなと思い、後ろのライダーにゴール直前で前に出られないように頑張りました。逃げられなかったことが一番悔しいですね。去年と比べて、自分が成長した部分もあるとは思うけれど、チームの監督やスポンサーの方が自分に力を貸してくれて、ここまで成長させてくれたと思っています。まだまだ成長は足りないんですけれど、濃い一年だったと思います』
2010年チャンピオン/大久保光
『勝ってチャンピオンを決めたかったので残念です。気づかないうちに緊張していたみたいで、いざスタートしたら自分の走りが全然できなくて、ミスもして後ろに下がってしまった。頑張ったのですが最後までリズムがつかめずダメでしたね。18 GARAGE に入って2年目ですが、チームや監督がマシンを仕上げてくれて、去年から変わった新しいフレームのセッティングもうまくできて、いろんな人に支えられて獲れたタイトルなので、皆さんに感謝したいです。全日本に上がってから、ゼッケン1番をつけたいとずっと思っていたのですごくうれしいです。来シーズンのことは、まだ決まってないけれど、課題の残るレースが多く、マシンが速かったから勝てたレースもあったので、来シーズンは、ぶっちぎって勝ちたいし、常にタイムを狙って走りたいと思います。自分はまだ世界に通用するレベルではないので、まだまだ修行が必要だと今回のレースで思いました。それと、自分が通っている高校は、アイスホッケーやサッカーで活躍してる人がいて、高校でも単位など、いろいろ免除されていますが、バイクは(スポーツとして)認められていないんです。今後、全日本に上がってくる人が自分のように苦労しないように、チャンピオンを獲ったことをきっかけに、バイクの知名度をもっと上げていきたいと思います』 |