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R2-1 第7戦
鈴鹿スーパーバイクレース決勝
大会公式レポート

1999.09.05(日)開催
09.11(金)掲載


MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦
■開催日/予選:9月4日(土)、決勝:9月5日(日) ■天候/予選:雨のち晴れ・気温26.4度・湿度77%・風東南東4.0m/s・気圧1016.0hpa,決勝:晴れ・気温27.9度・湿度62%・風東南8.0m/s・気圧1012.2hpa, ■開催場所/鈴鹿サーキット(5.86403km) ■入場者数/予選:9,000人、決勝:20,000人


吉川和多留(ヤマハ)が第4戦鈴鹿に続き2勝目
ランキングトップに立つ
鈴鹿8時間耐久レースから1カ月、全日本ロードレース選手権第7戦が、残暑の厳しい強い日差しの下、三重県鈴鹿サーキットで行なわれた。スーパーバイククラスでは吉川和多留(ヤマハ)が、伊藤真一(ホンダ)、梁 明(スズキ)との激しいトップ争いを制し、第3戦の鈴鹿ラウンドに続き優勝。ランキングトップに躍り出た。GP250クラスでは、加藤大治郎(ホンダ)が今季2勝目を上げた。また、GP125ではディフェンディングチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が今季4勝目を上げ、2年連続タイトルへ大きく近づいた。



予選レポート


■スーパーバイク
 前の晩から降り続いた雨のため、午前中の1回目の予選は、完全なウエット路面で行なわれた。各車徐々にタイムを詰めて行くが、最終ラップにランキングトップに付けている北川圭一(スズキ)が2分26秒382 をマークして、暫定のポールポジションを獲得した。午後になると雨もやみ、ライン上は乾き始め、ほぼドライコンディション。北川は2回目の予選開始早々ヘアピンで転倒。再スタートするが6番手に終わる。予選終盤を迎えると、梁 明(スズキ)が2分09秒557 でトップに立つが、この直後に渡辺篤(スズキ)が2分09秒368 をマークし、初めてポールポジションを獲得した。2番手に梁が続きスズキがワンツー。渡辺は「ケガをして走りたい気持ちがたまっていた。明日は北川さん、梁さんの絶好調コンビについて行きたい」と語った。



■GP250
 ウエット路面の午前中の予選でも、一部、ウエットパッチの残る午後の予選でも、松戸直樹(ヤマハ)のうまさが光った。ここまで6戦中5勝を上げ、ランキングトップを走る松戸は、2回の予選とも2位に1秒以上の差を付け、堂々のポールポジション。初タイトル獲得へ向けて弾みを付けた。午後の予選2回目では、松戸以降のグリッド争いがし烈だった。昨年までグランプリを転戦していた宮崎敦(ヤマハ)がベテランの味を発揮して、状況判断の難しい路面で好タイムをマーク。2分14秒115で予選2番手を獲得。続く3番手にはホンダのエース、加藤大治郎、予選1列目の最後、4番手には大崎誠之(ヤマハ)が宮崎からコンマ3秒差で入った。



■GP125
 午前の1回目、ディフェンディングチャンピオン、仲城秀幸(ホンダ)が圧倒的な強さを発揮。予選A組、B組の総合で、2番手以降に1秒以上の差を付けて、午前中の予選トップを獲得した。ところが、昼過ぎから雨が止んだため路面は徐々に乾き始め、予選A組ではまだウエットだった路面が、B組では水の量が減ってきていた。各ライダーとも周回を重ねる毎にタイムを縮め、最終ラップ、ルーキーの鈴木基裕(ホンダ)がA組トップの仲城のタイムより2秒も速い2分34秒088を出し、初めてのポールポジションを獲得した。この結果、各組22位までが予選通過となり、ランキング2位に付けていた菅谷慎一(ホンダ)は予選落ちとなった。




決勝レポート


■スーパーバイク
3台の激しいトップ争いを制して、吉川和多留(ヤマハ)が今季2勝目

 予選2番手の梁 明(スズキ)が好スタート。これに吉川和多留(ヤマハ)、伊藤真一(ホンダ)、渡辺篤(スズキ)の予選1列目のライダーが続く。さらに、武石伸也(カワサキ)、北川圭一(スズキ)、玉田誠(ホンダ)らがトップグループに加わった。2周目の1コーナーで吉川がトップ立つが、その周の130R進入で昨年のチャンピオン、伊藤が吉川を抜き、レースをリードする。これに梁、渡辺の2台までが先頭集団となり、5位の北川に僅かな差を付け始めた。この後も、1コーナーの進入で吉川が前に出て、バックストレートで伊藤が抜き返すという展開が続いた。さらに梁もトップに立ってレースを引っ張る周回もあり、この3台から渡辺が徐々に遅れ始める。そのまま、ヤマハ、スズキ、ホンダの3台による激しい争いが十数周にわたって繰り広げられた。最終ラップ、シケインの進入で勝負をかけた梁は、吉川のインを突こうとしたが、吉川も踏ん張り、2台並んでシケインを通過。無理をした梁が僅かに失速し、吉川、伊藤、梁の順でチェッカーを受けた。4位には、今シーズン序盤、ケガで休養していた渡辺が入った。ポイントランキングトップの北川は5位。これで吉川が北川に2ポイント差を付けてランキングトップに躍り出た。


ライダーコメント

優勝 吉川和多留:
今までは、序盤は抑えて終盤でスパートをかけていたが、今回はイケるところまで行くつもりで、はじめからペースを上げた。そのままトップグループに残れればと思っていた。マシンはなぜか鈴鹿とは相性がいいが、エンジンのパワーをもう少し上げないと辛い。タイトルは取れればいいや、程度にしか考えていない。

2位 伊藤真一:
事前テストで想定していたペースより実際のレースタイムが速く、前の二人について行くのがやっとだったが、最後は意地で目一杯走った。コーナーでは分がなく、思うようなレース展開にならなかった。滑り込みのラッキーな2位だと思っている。このあと、筑波、TIと得意なコースが続くので、頑張りたい。

3位 梁  明:
4人でマシンの開発を進めているので、いい感じに仕上がってきた。レース中、他のスズキ勢が来ないかなと思って後ろを見ていたが、第2集団に飲み込まれるとやっかいなので、和多留さんと伊藤さんに集中した。最後のシケインは、和多留さんのうまさに抑えられてしまった。守るものはないので、最多勝を目指して頑張る。



■GP250
ランキングトップの松戸直樹(ヤマハ)が転倒! 加藤大治郎(ホンダ)が2勝目

 3番手グリッドの加藤大治郎(ホンダ)が好スタート。しかし、ランキングトップを走る松戸直樹(ヤマハ)も2番手につけ、さらにS字コーナーで加藤のインを突き、トップに浮上する。これに宮崎敦(ヤマハ)、酒井大作(エンデュランス)、嘉陽哲久(TSR)が続く。ファクトリーマシン2台に迫っていた宮崎だったが、スプーンカーブでオーバーラン、7位に落ちた。3位争いは大崎誠之(ヤマハ)、嘉陽、宮崎、酒井、稲垣誠(TSR)、そして追い上げてきた関口太郎(ヤマハ)の6台で激しく争われた。レース中盤の10周目、松戸はシケインでトップに出たが、その直後の11周目の3コーナーでまさかの転倒。労せずトップに立った加藤は、独走で今季2勝目を挙げた。これで松戸と加藤のポイント差は9ポイントとなり、シリーズ終盤戦がおもしろくなってきた。一方、松戸の転倒で2位争いとなったセカンドグループは、宮崎がベテランの走りで後続を抑え、2位入賞。3位には最終ラップのシケインで嘉陽の前に出た関口が入り、全日本で初めて表彰台に上がった。


ライダーコメント

優勝 加藤大治郎:

東コースでは松戸選手の方にアドバンテージがあったのは分かっていたので、無理しないで、ついて行こうと思っていた。目の前で(松戸が)転倒したので、ビックリした。ここまできたらトコトン行く。

2位 宮崎 敦:
一瞬でもいいからファクトリーの前を走ろうと思って少し無理をしたらオーバーランしてしまった。2位争いは集団になってしまったが、最後にスパートをかけて引き離すことができ、考えていた通りのレースができた。

3位 関口太郎:
スタートで出遅れてしまって、もう無我夢中で追い上げた。作戦は全くなくて、イケるところでイクという感じだった。初めての表彰台はうれしいが、これからは、もっと上を目指して頑張りたい。



■GP125
横綱相撲の仲城秀幸(ホンダ) 今季4勝目を上げる

 ホールショットは4番グリッドからスタートした稲毛田潤(ホンダ)。セカンドポジションの仲城英幸(ホンダ)もまずまずのスタートだ。予選6列目から、第3戦で優勝した菊池寛幸(ホンダ)がロケットスタート、トップグループに付けた。しかし、仲城はすぐにトップに立ち、レースをリードする。菊池も3位以降の集団を引き離し、仲城を追い始めた。仲城は2周目に2分17秒台に入れ、独走体制を築く。菊池の後ろ久保和寛(ヤマハ)、古橋徹(ホンダ)、永田健二(ホンダ)、稲毛田、ポールポジションの鈴木基裕(ホンダ)、上江洲克次(ヤマハ)ら8台による3位争いの集団が続く。先頭を走る仲城だが、レース中盤になってペースが上がらず、菊池の追走を許してしまう。8周目のヘアピンで菊池が仲城をかわしトップに踊り出た。しかし、続く9周目のバックストレートで仲城は菊池を抜き返すと、そのまま残り7周を先頭で走りきり、今季4勝目を上げた。激しい3位争いは、最終ラップに集団を抜け出した久保が制し、今季2回目の表彰台を得た。


ライダーコメント

優勝 仲城英幸:
序盤、2分16秒台で周回するつもりだったが、暑かったせいで、エンジンの伸びもタイヤの持ちも今一つで、思ったほどタイムを詰めることができなかった。大人の走りで、残り3戦も結果を残したい。

2位 菊池寛幸: 
思ったよりスタートがよく、トップグループを追える位置に付けられた。足回りに問題を抱え、無理をすると危ないので苦しい戦いだった。残りのレースで、何とか解決しなければならない。

3位 久保和寛:
1週間前に足と手を骨折して、歩くのも辛い状態。ストレートが速かったので(3位争いに)勝つことができた。これまでは、精神的に負けていたところがあったが、今回のレースで考えて走ることを覚えた。次につなげたい。




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