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R2-1 第2戦
CP MINEスーパーバイクレース
セントラルパークMINEサーキット(山口県)

2000.04.14(金)-16(日)


■開催日/予選:4月15日(土)、決勝:4月16日(日) ■天候/予選:雨のち曇り、決勝:晴れ■開催場所/セントラルパークMINEサーキット(3,330.84m)■TOTAL入場者数/16,200人

玉田誠(ホンダ)が地元の強みを発揮
ファクトリーチームを抑えて優勝

春の不安定な気候の下、山口県、セントラルパークMINEサーキットで、全日本ロードレース選手権第2戦が開催された。開幕戦が、スーパーバイクだけの開催だったため、GP250とGP125はこの大会が第1戦となる。スーパーバイククラスでは、地元の玉田誠(ホンダ)が、ベテランの伊藤真一(ホンダ)と、梁 明(スズキ)を抑えて優勝。GP250でも6台の接戦を制して、玉田のチームメイト、中冨伸一(TSR)が優勝した。またGP125では、突然の雨のために中断されたレースで、藤岡祐三(NER)が開幕戦の勝者となった。



予選レポート


■スーパーバイク
 ウェット路面の1回目の予選では、芹沢太麻樹(カワサキ)が、トップタイムをマークした。天気予報どおり、予選2回目はドライコンディションとなり、第1戦鈴鹿でポールポジションを獲得した玉田誠(ホンダ)が、まず2分25秒台に入れてトップに立った。これを井筒仁康(カワサキ)が破るが、すかさず玉田が25秒117を出しリーダーボードのトップに再び立った。結局、このタイムを破る者は現われず、玉田が昨年の最終戦から、3戦連続でポールポジションを獲得した。2番手は伊藤真一(ホンダ)、3番手に井筒、4番手にスーパーバイクルーキーの山口辰也(ホンダ)が入った。チームの本拠地が熊本の玉田はこのコースがホームコースのため、明日の決勝へ向けて闘志満々だ。



■GP250
 今シーズン、ワークスチームが撤退し、プライベーターによる優勝争いとなる。全エントラントの中で、優勝経験があるのは宮崎敦(ヤマハ)だけだ。予選1回目、小雨の中で、関口太郎(ヤマハ)がただ一人2分39秒台に入れ、一番時計。予選2回目には雨も止み、完全にドライ路面となった。まず亀谷長純(ヤマハ)がトップに立つが、2分28秒台。ラスト3分、中冨伸一(ホンダ)がこの予選で初めて2分27秒台に入れてトップを奪う。チェッカーが振られ、このまま中冨がポールポジションかと思われた瞬間、順位が入れ変わった。大崎誠之(ヤマハ)が1分27秒525を出し、このクラスで初めてのポールポジションを決めた。大崎は風邪のため38度の熱を出し、フラフラになりながらも最後の一周に集中した。



■GP125
 ウェット路面の朝の予選1組で、今年から全日本にフル出場する16歳の小山知良(ヤマハ)がトップタイムをマーク、注目を集めた。1回目のB組から雨は止んだものの、路面は乾かず、2回目の予選でグリッドが決まった。予選A組では、2年連続チャンピオンの仲城英幸(ホンダ)が1分32秒610を出し、このクラスのトップに立った。しかし、続く予選B組では1分32秒台が続出し、仲城のタイムを3人のライダーが更新した。久保和寛(ヤマハ)が1分32秒461、藤岡祐三(NER)が1分32秒391、そして最後に小野真央(ホンダ)がコースレコードとなる1分32秒111をマークし、堂々のポールポジション。元全日本チャンピオンの小野だが、ポールポジションは8年振り。昨年、引退を決意したというが、復活の兆しが見えている。



決勝レポート


■スーパーバイク
プライベートチームの玉田誠(ホンダ)が
接戦を制し、ポールtoウイン

 スーパーバイク決勝が始まるころには、日差しが射し始めた。ホールショットはポールポジションの玉田誠(ホンダ)。予選3番手の井筒仁康(カワサキ)が2番手につける。井筒は1周目のストレートで玉田をかわしトップに立つ。3番手に伊藤真一(ホンダ)、さらに初戦を飾った梁 明(スズキ)、北川圭一(スズキ)、芹沢太麻樹(カワサキ)が続く。3周目、玉田が第2ヘアピンで井筒をかわし先頭に立つと、そのままレースをリードしていく。2番手となった井筒も玉田に追従し、3位の伊藤までの3台がデッドヒートを繰り広げる。伊藤の後ろ、1秒前後の間隔で梁、そして北川、芹沢が続き、ここまでが一つの集団となっている。この集団が二つに分かれたのが10周目、玉田から梁までの4台から、北川、芹沢の二人が離され始めた。21周目、3周目から動かなかったトップグループが動いた。3位の伊藤が1コーナーの進入で井筒をかわして2位に、続く22周目、梁も井筒を抜き3位にあがり、3台が残り5周の勝負に出た。何度か玉田に仕掛ける伊藤だが、抜くまでには至らない。最終ラップ、第2ヘアピンの進入で玉田のインに並びかけた伊藤だが、玉田がインを抑えた。結局、そのままの順位でチェッカーとなった。


ライダーコメント

優勝 玉田誠:
後ろに伊藤さんがいるのは、サインボードと音で分かっていたし、後ろを見る余裕もなかった。第2ヘアピンが遅かったのが分かっていたので、最終ラップにそこだけはきっちり抑えた。ストレートが速かったので、勝つことができた。地元のレースで勝てて、本当にうれしい。残りのレースも全部勝つつもりで走る。

2位 伊藤真一:
序盤はついていくのがやっとだった。レース中盤になって、何度か玉田君を抜くチャンスがあったが、ストレートで45(RVF/RC45)の方が速かったので、抜き返されると思って最後まで待っていた。第2ヘアピンで抜こうと思っていたが、抑えられてしまった。勝てそうで勝てないレースが続いている。

3位 梁 明:
走行時間が少なく、マシンのセットアップが間に合わなかった。決勝レースに照準を合わせていたが、ストレートで横に並ぶことができず、苦しい展開だった。後半勝負と考えていたが、前に出るチャンスがなかった。鈴鹿のように、最後に何か起きないかと期待していたが、今回はだめだった。次の筑波は勝つレースをしたい。



■GP250
6台の激しいトップ争いを制して
地元の声援を受けた中冨伸一(TSR)が優勝

 予選4番手、亀谷長純(ヤマハ)がホールショット。ポールポジションの大崎誠之(ヤマハ)、2番手の中冨伸一(TSR)が続く。中冨が1周目にトップに立つが、大崎、亀谷も離れずテールtoノーズ。亀谷が第2ヘアピンで大崎をかわし、中冨と毎周のようにストレートで並ぶ、激しいトップ争いを展開する。亀谷のすぐ後ろには大崎をかわして予選7番手の畠山泰昌(TSR)、さらに関口太郎(ヤマハ)、宮崎敦(ヤマハ)の6台による先頭集団ができた。5周目から8周目までは亀谷が集団をリードするが、9周目からは中冨と、亀谷をかわした畠山との先頭争いになり、順位を入れ替えながら最終ラップまで続いた。一方3位以下も関口、亀谷、宮崎、大崎がテールtoノーズで前の2台に続き、激しく順位を入れ替えている。この中から宮崎が順位を上げ、19周目に3位に上がると、畠山にせまってきた。トップの中冨は、残り2周でスパートをかけ、畠山を引き離すことに成功する。最終ラップ、第1へピンから第2ヘアピンにかけて周回遅れがからみ、3位争いの4台は大きく順位が入れ替わった。それまで5位につけていた亀谷が3位に入り、以下関口、大崎、宮崎の順でチェッカーとなった。


ライダーコメント

優勝 中冨伸一:
最初から最後まで全力で走っていた。ゴールラインを過ぎるまで、勝つ自信はなかった。地元なので応援の人が大勢来てくれた。皆の前で勝てて本当にうれしい。

2位 畠山泰昌:
全日本では初優勝できて、今日はとてもよかった。シーズンオフにライディングでひらめいたことがあって、それが生きている。残り9戦、必ず3位以内に入るように頑張る。

3位 亀谷長純:
今年、レースに出ることができて、本当にうれしい。3月末に初めてTZ250に乗った。TZ250はいいマシンでとても乗りやすい。今日の3位は上出来だ。



■GP125
レース途中で赤旗中断
通り雨で大混乱のレースを藤岡祐三(NER)が制する

 予選4番手の柚木伸介(ホンダ)が好スタート、ポールポジションの小野真央(ホンダ)が続く。その後、柚木はリードを広げ、単独でトップを快走する。セカンドグループは予選3番手の藤岡祐三(NER)を先頭に、菊池寛幸(ホンダ)、小野、ディフェンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)ら8台の集団となっている。この中から藤岡が抜け出し、柚木に迫る。菊池もまた集団から抜け、単独の3位に。9周目、藤岡が柚木をかわし先頭に立つが、柚木も離されず、二人のトップ争いが続く。10周目、藤岡と柚木は予選タイムを上回る1分31秒台をマーク、柚木は1分31秒782のコースレコードを樹立した。一方、7台の4位争いから16歳のルーキー、小山知良(ヤマハ)が集団の先頭に立ち、菊池との差を詰め始めた。しかし、13周を過ぎたあたりから通り雨が降り始める。15周目、5位走行中の仲城が1コーナーで転倒。左30Rで柚木が藤岡をかわす。その直後のシケインで菊池と藤岡が接触、藤岡が転倒した。さらに16周目、トップの柚木が1コーナーで転倒。この直後赤旗が提示されレースは中断、15周終了時点で成立となり、藤岡、柚木、菊池の順となった。


ライダーコメント

優勝 藤岡祐三: 
スタートは悪くなかったがエンジンの調子が今一つで、全開時間を長く取ることができず、しばらく後ろについていた。雨が降ってきてペースが分からなくなった。とりあえず勝ててよかった。

2位 柚木伸介: 
初めてトップ争いをして、いろいろ勉強になった。2回だけ後ろを見たが、落ち着かないので早く抜いてほしかった。抜かれてからのことを考えて走っていた。転んでしまったので赤旗が出てよかった。

3位 菊池寛幸:
足回りを変更してセットアップができないまま、レースに臨んだ。一発のタイムは出せるが持続できないので、雨が降ってきてラッキーだった。そんな状況なので、今日のレースは上出来だと思う。 


- 次回、第3戦は5月13日(土)/14日(日)に筑波サーキットで開催します -


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