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R2-1 第2戦 |
2000.04.14(金)-16(日) |
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藤岡祐三が優勝 |
昨年、引退することも考えたこともあったという小野真央がポールポジション、2番手はディフェンディングチャンピオンの仲城英幸、続いて藤岡祐三、柚木伸介とフロントローを形成。Jhaカラー全5台出走のうち、2台をフロントローに並べた。決勝レースは、雲が多いながらも青空の覗く好天となった。スタート前の時点では、誰も雨が降るとは思わなかったに違いない。そしてそれがこのレースを混乱させることになった…。 スタートでホールショットを奪ったのは、急成長の柚木。その後ろには予選8番手から好ダッシュを見せた菊池寛幸、藤岡祐三、小野真央、仲城英幸らが続く。トップの柚木はレース序盤からハイペースで周回し、後続に若干のリードを広げる展開を見せる。しかし、ホームコースでMINEを得意とする藤岡がスタートでの遅れを挽回して2番手に浮上すると、レース中盤までに柚木の後ろにピタリと付ける。菊池もそれを追走し、トップはこの3台での争いとなる。 その後、菊池は柚木と藤岡からやや離れ、単独3位の走行に変わる中、柚木と藤岡の争いは激しさを増す。10周目、藤岡が柚木をかわしてトップに立つが、柚木も再びトップを奪い返すなどトップ争いは白熱した。しかし、このあたりから空を覆った黒い雲から大粒の雨がポツリポツリと落ち始め、しばらくするとはっきり感じられるようになってきた。その時点でのオーダーは藤岡、柚木、少し離れて菊池、4番手争いも激しく展開され、小山知良、仲城、久保和寛、加藤直樹らが争っていた。 雨が激しくなった16周目、トップを走る藤岡、柚木も雨のためにはっきりとペースを落とすほどの状況となるが、その直後、4番手争いの中から、仲城が1コーナーで転倒。藤岡も第2ヘアピンで転倒するという上位陣が続々と転倒するに至って赤旗が提示され、レースは中断となった。結局、15周目終了時点でレースが成立となり、その時点でトップの藤岡が優勝。2位柚木、3位菊池という結果に終わった。 レース後、「レース中デトネーションが激しく、トップに出てもすぐ抜き返される恐れがあったからずっと2番手で我慢していた」と語る藤岡に対し、「速く抜いて欲しかった」と語る柚木。菊池は「今回のマシンでは上出来の結果」と話している。 |
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中冨伸一が初優勝!! |
先週の日本GPにワイルドカードで出場し、「加藤大治郎の後に付いたらマークした」というタイムで予選5番手を確保し、成長の跡を見せた大崎誠之が今回ポールポジション。しかし、38度の熱があり決勝レースではそれがどう影響するか心配された。ホームコースであるMINEで昨年表彰台に立っている2番手の中冨伸一、ファクトリーマシンに乗りながら先週の日本GPでも苦労していた嘉陽哲久が3番手、ヤマハTZで再び250クラスに還ってきた亀谷長純が4番手とフロントローを形成した、 決勝レースでは、大崎が真っ先に飛び出す。その後方に中冨、亀谷、関口太郎、畠山泰昌、宮崎敦と続き、早くもトップグループを形成する。嘉陽はスタート直後に伸びず、1コーナーまでに集団に飲み込まれてしまい、大きく順位を落とす苦しいレースのスタートとなってしまった。 オープニングラップを戻ってくると中冨がトップ、以下大崎、亀谷、関口、宮崎、畠山の順。この6台はレース序盤から激しいトップ争いを展開するが、「3月末のテストで初めてこのマシンに乗った」という亀谷がその後トップに浮上するが、畠山が9周目にトップに浮上すると、それに続いた中冨と2台がレースをリードする形となる。 畠山と中冨はストレートでは横に並ぶようにして一歩も引かない激しいバトルを展開。その間、やや離されていた関口と宮崎がこの2台に加わり、トップ争いは4台へと変貌。亀谷と大崎はやや遅れる形となった。 レース終盤、周回遅れが絡み始め、21周目に複数の周回遅れ車両が出現する中、それらを第1ヘアピンまでにかわした中冨に対し、その他の各車、特に接近戦の中で宮崎がヘアピン出口で処理し切れず、その間に後方にいた亀谷と大崎が順位を上げることになった。 その時出来たアドバンテージを残り周回の中で守り切った中冨が、嬉しい全日本初優勝を飾った。2番手も全日本初表彰台の畠山、3位には亀谷が入った。 中冨はAC29Mを使用しているが、日本GPの前までは手探りの状態だったと言う。日本GPで様々なトライをしたため、セッティングがまとまり今回の結果につながったようだ。畠山も同じくAC29Mを使用しており、今年はこのマシンから目が離せないだろう。亀谷は今年乗り換えたTZ250が自分に合っているといい、大崎、宮崎らも含め、TZ勢にも要注目だ。対してクラス唯一のファクトリーマシンNSR250に乗る嘉陽はスタートで出遅れ、12位あたりからの追い上げを強いられたが、最終的には7位でレースを終えた。いずれにせよ、今シーズンは彼らの争いとなることが予想され、タイトル決定まで激しいバトルが展開されるだろう。 |
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この後嘉陽哲久は遅れる。 |
#6大崎、#81亀谷、#100中冨 その後ろは関口 |
#11畠山、#8関口、#5が トップ4を形成 |
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第1戦鈴鹿での雪辱を果たす。 |
予選でもレコードタイムでポールポジションを獲得した玉田誠が、決勝レースでも抜群のスタートを見せてホールショットを奪う。続いて井筒仁康、伊藤真一、梁明、北川圭一、芹沢太麻樹と続き、レースは序盤からこの6台によるトップグループが形成された。 2周目には井筒がトップを奪うが、「ストレートが抜群に速かった」という玉田が3周目には再びトップを奪回。レースが中盤に入る頃には、玉田、井筒、伊藤の3台がトップ争いを展開し、梁はやや遅れ、北川、芹沢も遅れ始める。その後、周回遅れが出現し始めると、トップ争いは後方から追い上げてきた梁を加えた4台となり、レースは中盤から終盤に突入する。 抜きどころの少ないMINEサーキットでは、当然ながら仕掛けどころも少ない。その中で4台はテールtoノーズ状態で周回を重ねるが、なかなか順位を変えるには至らない。トップ集団から遅れること15秒以降では、加賀山就臣、山口辰也、スタートでやや出遅れて追い上げてきた吉川和多留の3台が熾烈な7位争いを展開し、観客を沸かせる。20周目までは加賀山が集団のトップをキープしていたが、吉川が山口をかわすと加賀山にアタック。ようやく7位へとポジションを上げた吉川は加賀山と山口との差を少しずつ広げながら数秒前にいる芹沢を追い始める。 26周で争われるレースの21周目、トップ争いの中で伊藤が井筒をストレートでパス、2番手に浮上。さらに梁もその後井筒をかわして3番手に上がり、トップグループはこの3台に絞られていく。残り周回も少なくなる中で、伊藤は再三にわたって玉田をパスするチャンスをうかがうが、玉田もそれを寄せ付けずに真っ先にチェッカーを受け、堂々のポールtoウィンを飾り、第1戦鈴鹿での悔しい結果を雪辱した。2位に伊藤、3位は梁となった。 これで、ランキングトップに立った玉田は「サインボードとエンジンの音で伊藤さんが後ろに来ていることは分かっていたが、とにかく自分の走りをしようと思った」と話している。また、伊藤は「マシンはかなり出来上がってきた。このマシンに合った走りをしたい」、梁は「今回はあえてポールポジションを狙わないレースをしてみた。(その結果、あまり良くなかったので)次の筑波ではポールポジションを狙います」とそれぞれ話している。 |
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玉田が好ダッシュを決める |
3台によるトップ争い |
後方#11は4番手の井筒 |
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