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R2-1 第4戦
キャビンスーパーバイク200km
鈴鹿サーキット(三重県)
大会公式レポート

2000.05.26(金)-28(日)


■開催日/予選:5月27日(土)、決勝:5月28日(日) ■天候/予選:雨、決勝:晴れ■開催場所/鈴鹿サーキット(5.86403km)■観客数/予選:8,000人、決勝:18,000人

作戦どおりのレース運びで井筒仁康(カワサキ)が、8耐前哨戦を制する

スーパーバイクの200kmレースは、鈴鹿8時間耐久レースの前哨戦という位置づけで、レース途中で給油とタイヤ交換を行なうミニ耐久レースとなっている。前夜の大雨もあがり、全クラスほぼドライ路面で決勝レースが行なわれた。スーパーバイクでは、作戦どおりのレース運びで井筒仁康(カワサキ)が、前戦筑波に続いて2連勝。GP250では、数台によるトップ争いを中冨伸一(ホンダ)が制して今季2勝目をあげた。GP125では、ベテランの仲城英幸(ホンダ)と菊池寛幸(ホンダ)がトップ争いを繰り広げるなか転倒し、柚木伸介が全日本初優勝をあげた。



予選レポート


■スーパーバイク
 8時間耐久レース参加予定者が数多く出場したため、66台の大量エントリー。予選は2組に分かれて行なわれた。一日中雨は降り続いていたが雨量に変化があり、路面コンディションが異なったため、グリッドは各組ごと順位で決定する。また、午後の予選2回目では雨の量が増え、上位陣はほぼ1回目のタイムで予選グリッドが決定した。A組では、1回目の予選で北川圭一(スズキ)がトップタイム、前戦筑波で全日本初優勝を果たした井筒仁康(カワサキ)が2番手、3番手には第2戦で優勝した玉田誠(ホンダ)がつけた。ここまでが2分26秒台。一方のB組では、梁 明(スズキ)が2分23秒266をマーク。芹沢太麻樹(カワサキ)も26秒台を出し2番手。梁がポールポジションとなり、A組の北川、B組の芹沢、A組の井筒の順でグリッドが決まった。



■GP250
 午前中の予選1回目では、第1戦で優勝した中冨伸一(ホンダ)がトップタイムをマーク。2番手以降を1秒近く引き離していた。このクラスの予選2回目が始まるころに、雨がやや小降りになり、路面コンディションが多少よくなってきた。まず稲垣誠(TSR)が中冨のタイムを破り、リーダーボードのトップに立つ。しかし、亀谷長純(ヤマハ)が2分28秒501を出して稲垣のタイムを破りポールポジション。続いて宮崎敦(ヤマハ)が29秒台をマーク、2番手につける。中冨は午前のタイムを更新することができずに、予選4番手。各車がタイムを詰めようとする中で、前戦筑波で優勝した関口太郎(ヤマハ)が転倒、5周目のタイムで予選5番手に留まった。さらに最終ラップ、亀谷が転倒し、これ以上のタイム更新はなかった。



■GP125
 昨夜からの雨がそのまま降り続き、まったくのウエット路面で予選がスタートした。朝9時に始まった予選1回目では、上江洲克次(ヤマハ)がただ一人2分35秒台をマークし、一番時計。昨年のチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が2番手、ベテラン菊池寛幸(ホンダ)が3番手と続く。この二人までが2分36秒台。前戦筑波で予選落ちを喫した藤岡祐三(NER)は順当に4番手のタイムをマークした。午後からの予選2回目でも雨は止まず、雨量は朝よりも多くなってきた。そんな中で、まず仲城が2分35秒065をマーク、2回の予選を通じてトップのタイムを叩き出しポールポジションを獲得した。続いて上江洲が1回目のタイムをわずかに縮め2番手に、1回目9番手だった15歳のルーキー、大野亮(ホンダ)が3番手にジャンプアップした。



決勝レポート


■スーパーバイク
8耐の前哨戦、ロングディスタンスレースを井筒仁康が制し、全日本2連勝

 前夜までの雨も上がり、スーパーバイクの決勝がスタートする午後2時過ぎには、青空が広がり気温が急激に上がり始めた。ポールポジション、梁 明(スズキ)の好スタートで200kmのロングディスタンスレースが始まった。予選4番手スタートの井筒仁康(カワサキ)がスプーンで梁をかわしてトップに立ち、同じくカワサキの芹沢太麻樹が2位に上がる。トップグループはこの二人に第2戦で優勝した玉田誠(ホンダ)と梁の4台。やや遅れて、昨年のチャンピオン、吉川和多留(ヤマハ)、北川圭一(スズキ)、さらに山口辰也(ホンダ)、スタートで遅れた伊藤真一(ホンダ)と続く。伊藤は8周目に7位、9周目に6位、13周目には吉川を抜いて5位まで順位をあげてきた。11周目、北川がスプーンで転倒。その周、玉田がシケインで井筒を抜きレースをリードする。19周目、玉田と伊藤がピットイン、給油とタイヤ交換を行ない、伊藤が前でコースに復帰した。続いて20周目、2位の梁と3位の芹沢がピットイン、さらに22周目には井筒と吉川もピットインし、給油とタイヤ交換を行なった。コース復帰後の1コーナーには、梁、芹沢、井筒の順で進入した。その後ろ、1.5秒遅れて伊藤が4位でこの3人に続く。井筒は24周目に芹沢と梁をかわし、2分9秒台のラップで逃げ始めた。同じ周、梁が芹沢を抜いて2位にあがるが、井筒の方がペースが速く、徐々に離され始める。31周目、伊藤が芹沢をかわし3位に浮上、結局このままの順位でチェッカーとなった。井筒は全日本2連勝。玉田はマシントラブルでその後2回ピットインし、再スタートしたものの12位でゴールした。


ライダーコメント

  • 優勝 井筒仁康:
    混戦になると思っていたので、前半はハードタイヤを選び抑えて走り、後半はミディアムタイヤに換えて逃げる予定だった。作戦どおりにうまくいった。事前テストでマシンのバランスもよく、みんながそれについて来られるかどうかが駆け引きだった。楽しくレースできることが、いい結果につながっている。
  • 2位 梁 明:
    レース前半も後半もハードタイヤを使い、最終ラップに絡んだときに勝負できる作戦だったが、井筒くんに抜かれてからは、(ミディアムの井筒に)ついていくことができなかった。無理をするとタイヤが滑るので、淡々と走ることにした。エンジンもいつもよりも走らず、つらいレースだった。
  • 3位 伊藤真一:
    スタートで出遅れてしまい1周目を終えた時点で13位。追い上げるだけ追い上げて、タイヤを換えてからが勝負だと思っていた。しかし、トップが9秒台で走っているのが分かったので、苦しい展開だった。テストでいい感触だったタイヤが気温が上がって履けず、ハードタイヤを選んだ。


■GP250
数台の大混戦を中冨伸一(ホンダ)が制し、今季2勝目をあげる

 ホールショットはMINEで優勝した中冨伸一(ホンダ)、これに予選14番手の18歳、青山博一(ホンダ)が続く。予選2番手の宮崎敦(ヤマハ)と3番手の稲垣誠(TSR)がシケインで接触転倒。興梠義則(ホンダ)、中冨、18歳の酒井大作(NER)、秋田貴志(ヤマハ)、青山、亀谷長純(ヤマハ)、関口太郎(ヤマハ)の7人のトップグループが形成される。2分13秒から14秒台とあまりペースの上がらないこの集団に、後方から畠山泰昌(TSR)が追い上げてきた。畠山は7周目に2分12秒575のファステストラップをマークし、9周目には4位にまで浮上し、11周目にはついにトップに立つ。すぐに中冨がシケインの進入で畠山をかわすが、酒井がこのバトルに加わり、3台のトップ争いとなった。しかし、終盤に追い上げてきた嘉陽哲久(ホンダ)が加わった4台の後続グループもこの3台に追従し、7台による先頭集団となった。最終ラップ、目まぐるしく順位を入れ換えたこの集団は、1.4秒の間隔でチェッカーを受け、中冨が優勝。中冨はこれで2勝目、畠山は3戦連続の表彰台、青山はGP250で初めての表彰台となった。


ライダーコメント

  • 優勝 中冨伸一:
    抜かれたら抜き返すだけで、特に作戦はなかった。自分のペースがあがらず、後ろが詰まっていることは分かっていたが、だれが後ろにいるのかは、抜かれるまで分からなかった。(2勝して)かなり自信がついた。
  • 2位 畠山泰昌:
    自分のマシンが走っていたし、トップグループが遅かったのですぐに追いついた。サインボードを見られず、残り3周で勝負しようと思っていたら、最終ラップだった。次のもてぎは得意なので何としても勝ちたい。
  • 3位 青山博一:
    GP250参戦3戦目で表彰台に上がったが、まだマシンを自分の物にできていない。初めてトップグループを走ったが、ペースが遅かったので特に実感はない。金曜日から乗れていなかったので、ラッキーだった。


■GP125
トップ争いの二人が、残り2周で転倒 柚木伸介(ホンダ)が全日本初優勝

 昨夜の雨の影響で、ウエットパッチが残るコンディション。ポールポジションの仲城英幸(ホンダ)は上位陣で唯一カットスリックを選択した。その仲城が好スタート、予選5番手の菊池寛幸(ホンダ)、2番手の上江洲克次(ヤマハ)と続く。仲城、菊池、上江洲は目まぐるしく順位を入れ換え、この3台に、13番グリッドからジャンプアップした柚木伸介(ホンダ)が追従し、トップグループを形成する。6周目のヘアピンで初めてトップに立った上江洲だが、その直後、突然のスローダウン、マシントラブルでリタイアした。仲城と菊池の両ベテランライダーのドッグファイトはこのあとレース終盤まで続く。一方、セカンドグループの久保和寛(ヤマハ)、永田健二(ホンダ)に、序盤にペースの上がらなかった藤岡祐三(NER)が猛迫、13周目にはこの二人を抜き去り4位に浮上した。14周目、逆バンクの入口で菊池が仲城に接触、転倒しリタイア。そして直後のダンロップコーナーで、接触の影響で仲城も転倒、リタイアしたため、柚木は単独のトップに立った。このまま1周を大事に走り切った柚木が初優勝、藤岡が2位、永田が初めての表彰台を得た。


ライダーコメント

  • 優勝 柚木伸介:
    二人のマシンが速く、ストレートでは抜けなかったので、ヘアピンやスプーン、130Rなどぎりぎりのところで行くしかなかった。ラスト2周で勝負しようと思っていた。こんな勝ち方だが、勝ててよかった。
  • 2位 藤岡祐三:
    序盤、コースコンディションが悪く、スリックタイヤでは不安がありペースをあげられなかった。後ろからの追い上げだったので、抜けるだけ抜いていこうと思って走った。順位は最後まで分からなかった。
  • 3位 永田健二:
    鈴鹿が地元なので、シーズンオフから走り込み、マシンのセッティングが出ていた。去年の鈴鹿のレースは2回とも5位だった。仲城さん、菊池さんが転んで、棚ぼたの表彰台だが、初めてなのでとてもうれしい。


- 次回、第5戦は6月24日(土)/25日(日)にツインリンクもてぎで開催します -

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