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R2-1 第4戦
キャビンスーパーバイク200km
鈴鹿サーキット(三重県)

2000.05.26(金)-28(日)


【特別編集】速報版!!

GP125 決勝速報

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菊池寛幸(#3)と仲城英幸(#1)のトップ争いはヒートアップしていく…

やっとこの場所(3位)に上ったという永田健二は、予選順位が悪かった(17位)のでダメかと思っていたと言う。

トップに立ち逃げ切りを狙った上江洲克次(#4)だが、無念のトラブルでリタイア。


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優勝の柚木伸介(ゆのき のぶゆき)は、菊池と仲城のバトルを後ろから見てチャンスを狙っていた

これでランキングトップに立った柚木伸介の走り

ウィニングランの柚木

柚木、今季2度目の表彰台を初優勝で飾る!!

 決勝日朝。曇りながら雨は上がり始め、ウォームアップセッションでは、ハーフウェット状態だった。その中でトップタイムをマークしたのは、2番手グリッドスタートの上江洲克次。決勝に向けて仕上がりが順調のようだ。

 路面状況が好転しているものの、まだまだウェット部分の残る中、各チームのタイヤチョイスが注目された決勝グリッド。P.P.の仲城英幸は前後ともカットスリックで、路面が乾き切らない中での先行逃げ切りを狙う作戦か。その他はスリックのようだ。黒い雲が上空を通過すると同時に、僅かながら日差しが差しつつある鈴鹿。そんな中決勝レースはスタートした。

 スタートでは、仲城英幸が好スタート。予選3番手の弱冠15歳の大野亮は、2戦連続でオープニングラップに転倒リタイアしており、すでにエリア戦で優勝を経験している鈴鹿で巻き返したいところだが、スタートでやや出遅れてしまう。好スタートのままホールショットを奪った仲城は、後ろに続く上江洲克次と菊池寛幸で1周目から早くもトップ集団を形成。その後方からは柚木伸介、永田健二、久保和寛らが続く。

 レース序盤、仲城、上江洲、菊池の激しいトップ争いに、前回筑波で表彰台に上がった柚木が加わり、4台によるバトルを展開する。この4台は、まだ本格的に乾いていない路面を2分21秒台あたりのペースで周回しながら激しく順位を入れ替えていたが、6周目にトップに上がった上江洲がヘアピンの進入でオーバーランするような形で不自然な挙動を見せると、一気にスローダウン。グリーンに退避して悔しがる上江洲の横を通過するトップ3台は、仲城、菊池、柚木に変わっていた。

 その後、レース後半までこの3台のうち、仲城と菊池が激しくトップを争い、柚木は後ろから様子を見ながら付いていく展開が続き、ストレートでは仲城、シケインの進入で菊池が先行するというどちらも一歩も引かない状態が続く。しかし、14周目に入った直後の逆バンクで仲城のインに入った菊池が、仲城のマシン後部に接触。菊池はその場で転倒し、仲城は少し進んだところで転倒。両者そのままリタイアとなった。その様子を直後で見ており「仲城さんのマフラーが横を向いていたので、危ないと思ったらそのまま飛ばされていました」とレース後に語る柚木が労せずしてトップに浮上。柚木はその後の残り周回を、序盤の出遅れをファステストラップを塗り替えながら驚異の追い上げを見せる藤岡祐三とのアドバンテージを考えながら、最終ラップのバックストレッチでは右手を上げて周囲にアピールする余裕を見せながら、初優勝を飾った。

 2位は藤岡、3位には嬉しい初表彰台となる永田健二が入賞した。トップ争いと同様に激しい争いを見せていた、山本武宏、加藤直樹、小山知良の3台は、山本が制して4位に入った。スタートで遅れた大野は8位で完走している。


GP250 決勝速報

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やっと250でも表彰台をゲット。混戦の250クラスに割って入る青山博一

最終ラップ、シケインの攻防。嘉陽哲久はその進入で3位へ浮上した

2位、3位、2位と3戦連続表彰台を獲得した畠山泰昌(#11)


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ホームコースの鈴鹿で見事な走りを見せトップを快走する興梠義則(#17)。予選15位からのジャンプアップだ

速さに加え自信と安定感が出てきた中冨伸一(#100)。それでも回りがなかなか逃げ切らせてくれない、と言う

終始トップ争いに加わっていた酒井大作(#9)は、5位でフィニッシュ


周回毎、チャンス毎に順位を入れ替える
激しい展開のトップ争いを制した中冨が今季2勝目!!

 125も極めて激しいトップ争いがレース終盤まで続けられたが、250クラスの決勝レースはそれを上回る混戦模様を見せた。すでに1勝を挙げている中冨伸一の抜群のスタートで幕を落としたGP250クラスの決勝レースは、そのまま中冨がホールショットを奪い、続く酒井大作、亀谷長純、興梠義則らとトップ集団を形作る。混戦を予想させる激しいドッグファイトはオープニングラップから始まり、バックストレッチでは酒井が中冨をかわしてトップに立って戻ってきた。

 その後、レース序盤はこれら4台に加え、予選14番手ながら一気に追い上げてきた青山博一、秋田貴志、さらに関口太郎がトップ集団に割って入り、周回毎どころか抜きどころでは必ず誰かが仕掛けるという激しいレース、トップ争いとなった。3周目には興梠がトップに、その後再び中冨がトップを奪回するという目まぐるしい展開だ。レース序盤が終わりになるころ、この7台に猛追する1台が迫り始めた。予選12位からスタートの畠山泰昌だ。畠山は8位争いの後方から競り合いでペースの上がらないトップ集団より1~2秒ほど速いペースで集団の頭に出ると、そのまま数秒前を走る亀谷に迫る勢いをみせ、7周目にはトップ集団の最後尾に追いついてくる。その間、トップはシケインで青山が奪い、秋田も2番手に浮上するなど、入り乱れての争いは続いている。さらにその間、数台で争っていた9番手争いから嘉陽哲久も少しずつ抜け出して、2秒ほど前を行くトップ集団に照準を定める。

 トップ集団に追いついた畠山は、周毎にポジションをアップ。10周目には3番手の青山をかわして2位に浮上すると、11周目に入った第1コーナーへの進入で中冨のインから遂にトップに浮上。畠山、中冨、青山、酒井のオーダーでレースは中盤に突入した。その後方は秋田、関口、興梠、亀谷の順。嘉陽は亀谷との差をなかなか思うように縮められなかったが、13周目、ようやく亀谷を捉えるとその後は秋田をもパスしてトップ争いの後方に付ける。この段階では、秋田と亀谷はやや遅れ、トップ集団は中冨を先頭に酒井、畠山、青山、興梠、関口、そして嘉陽の7台に絞られた。

 2分14秒台とペースが上がらないトップ集団の中、1周する間にトップを含めた順位が大きく入れ替わる、非常に厳しいレースとなった。残り周回2周を切る16周目、トップの酒井を1コーナーで畠山がパス、スプーンで関口が3位に浮上するなど、激しい争いは最終周回に持ち込まれた。最終周回に入った時のオーダーは、中冨、畠山、酒井、青山、嘉陽、関口、興梠。最後まで激しく続いたトップ争いは、この周でも繰り広げられ、勝負の舞台は西コースへ。

 「ボクはここしか抜きどころがないですから」と自ら語っていた中冨が、この周に一旦奪われたトップをシケインの進入までに奪回。そのままトップでチェッカーを受けた。それと同時に最終周回のバックストレッチで横並びになって順位を争った関口、嘉陽、酒井の3台は嘉陽が抜け、そのままシケインの進入で青山のインから先行する。このまま嘉陽が逃げきるかと思われたが、立ち上がりで嘉陽がミス。フィニッシュラインは青山と並ぶようにして通過したが、僅かに青山が先行し、250クラス初表彰台を獲得した。2位の畠山は「自分の方がマシンは走っていたが、今回は中冨君に負けました」と話している。


SUPERBIKE/SN-K 決勝速報

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スタートで遅れた分を取り戻し3位入賞の伊藤真一

作戦が決まって2連勝の井筒仁康

ピット作業後のタイヤチョイスが明暗を分けた…


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レース後半、伊藤(#4)は芹沢太麻樹(#6)をかわして3位浮上

玉田誠(#100)は、レース中盤までトップをキープするが…

レース後、表彰台でのフォトセッション。左から梁・井筒・伊藤


井筒仁康、筑波に続いて全日本2連勝。
後半のハイペースは一年前の鈴鹿8耐を彷彿。

 鈴鹿8耐を見据えた前哨戦としてレースとして熾烈な闘いが展開される鈴鹿200km。予選日は雨だったとは言え、梁明・北川圭一の1・2グリッド独占となった。その梁は、絶好のスタートを決め、ホールショットを奪う。続いてWSB、筑波と3連勝の井筒仁康、芹沢太麻樹、玉田誠、吉川和多留の順でレースは始まった。伊藤真一は「慎重になった訳ではない、うまく車が走っていかなかっただけ」のスタートで出遅れてしまう。好調さを維持する井筒は、ヘアピンでトップに立つと、芹沢も2番手に浮上し、カワサキの1・2でオープニングラップを終了する。その後、玉田、梁が芹沢をかわして順位を入れ替えるが、レースはこの4台がトップ争いを展開しながら進むことになる。

 35周のセミ耐久の200kmでは、ピットインのタイミングが遅くなっており、今年は20周あたりに集中するのではないかと言われていた。それが各チーム、各ライダーの作戦を組み立てる基礎になるわけだ。そのピットインの動きが出たのが、19周目。この時点で井筒を抜いてトップに浮上していた玉田、続いてこの時点で吉川をパスして5位まで浮上していた伊藤がピットイン。隣同士のピットのため、お互いに混乱しないようにしながらのピット作業で、玉田をやや先に、続いて伊藤もコースへと復帰。次の周回、梁、芹沢が相次いでピットに入った。「遅めにピットに入って、後半は逃げ切ろうと考えていた」という井筒が、この間に暫定トップに立ち、自らのピットインのタイミングを待つ。そして、22周目、その井筒もピットイン。その後、玉田がトラブルを抱えてしまい、2度のピットインを繰り返し、大きく順位を落としてしまったため、トップに立った梁、2位の芹沢に続く3番手でコースに復帰した井筒は、作戦通りの展開を実行すべく、ミディアムタイヤに交換し2分9秒台前半のハイペースで、怒涛の追い上げを見せる。「後半は固めのタイヤをチョイスし、追い上げ型の作戦を考えた」梁は、結果的にそのペースについていけず、トップを明け渡すことになる。トップに立った井筒は、その後もトップを維持し、そのまま逃げ切って優勝を飾った。2位は梁が、3位は30周目に芹沢を捉えてシケインでパスした伊藤が獲得している。

 これで井筒は4連勝し、レース後に「今回は、作戦通り。マシンが本当に乗りやすく、レースしていて楽しいことが結果につながっている」と話している。ウィニングランの途中、井筒は200Rでチェッカーフラッグをウレタンバリアに差し、同地点で不運なアクシデントにより亡くなった故小倉直人選手に捧げている。

 S-NKクラスは、久しぶりのレースとなった元全日本TT-F1チャンプの塚本昭一が優勝している。


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