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R2-1 第6戦
SUGOスーパーバイクレース
大会公式レポート
スポーツランドSUGO(宮城県)

2000.08.18(金)-20(日)


■開催日/予選:8月19日(土)、決勝:8月20日(日) ■天候/予選:曇り、決勝:曇り■開催場所/スポーツランドSUGO(3.73750km)■観客数/決勝:10,800人

昨年から引き続き、梁 明、北川圭一のスズキ・ワンツーフィニッシュ

約2カ月にインターバルを経て、夏休み後半の宮城県、スポーツランドSUGOで、全日本ロードレース第6戦が開催された。スーパーバイクでは梁 明が今季2勝目、北川圭一が今季初表彰台の2位となり、スズキのワンツーフィニッシュ。昨年から続いてSUGOサーキットとスズキGSX-Rとの相性のよさを見せつけた。GP250は中冨伸一(ホンダ)が接戦を制して今季3勝目、全戦で表彰台に上がっている。またGP125では、小野真央(ホンダ)が8年ぶりの全日本優勝を果たした。



予選レポート


■スーパーバイク
 強い日ざしの下、予選1回目は、鈴鹿8時間耐久で2位に入賞した梁 明(スズキ)が、その好調ぶりを持続し、コースレコードの1分29秒台をマークしながら予選をリードした。しかし事前テストが好調だった芹沢太麻樹(カワサキ)がそのタイムをわずかに詰め、1分29秒609で暫定ポールを獲得する。雲が出始め気温が下がってきた予選2回目も、中盤までは芹沢がリーダーボードのトップに立っていた。30分間の予選時間の最後、17周目に梁が1分28秒655のコースレコードを樹立し今季3度目のポールポジションを獲得した。このタイムは、ミック・ドゥーハンの持つGP500のコースレコードを破る、SUGOの絶対レコードとなった。2番手は芹沢、3番手に北川圭一(スズキ)が入り、今季怪我に泣いた辻村猛(ヤマハ)が4番手でフロントローに並び、復調の兆しを見せている。



■GP250
 午前中の予選1回目は、亀谷長純(ヤマハ)が最後のアタックで1分31秒377を出し、暫定のポールポジション。これに今季予選で速さをみせる大崎誠之(ヤマハ)が1分31秒616で続き、この二人が1分31秒台。予選2回目は、大崎が5周目に出した1分31秒844がトップタイム。自らもタイムを更新することができなかったが、大崎のタイムは破られることなくセッションは終了した。結局、午前中の亀谷のタイムがこの日の総合トップとなり、亀谷は今季2度目のポールポジションを獲得した。ついで大崎、ランキングトップの中冨伸一(ホンダ)が2回目の予選後半に1分31秒台に入れ3番グリッドを確保、ベテランの宮崎敦(ヤマハ)が予選1分32秒036でフロントロー最後の4番手についた。



■GP125
 52台が出走し、2グループに分かれて行なわれたGP125クラスの公式予選。午前中に行なわれた1回目のA組では、16歳の大野亮(ホンダ)が1分36秒330でトップタイム。B組では上江洲克次(ヤマハ)が1分35秒910でトップタイム。総合の2番手には第3戦筑波で全日本初優勝を飾った17歳の小山知良(ヤマハ)がつけ、大野は3番手となった。午後からの予選2回目はやや雲が空を覆い、気温が下がり始め、各ライダーともタイムを更新し始めた。その中で、小野が1回目の上江洲のタイムを破る1分35秒658を出し、第2戦のMINEに続いて今期2度目のポールポジション。次いで上江洲、大野、小山の順でフロントローに並んだ。



決勝レポート


■スーパーバイク
梁 明(スズキ)今季2勝目、北川(スズキ)が2位入賞で、スズキ1-2フィニッシュ

 予選2番手の芹沢太麻樹(カワサキ)が好ダッシュ。ホールショットを得た。ポールポジションの梁 明(スズキ)、予選3番手の北川圭一(スズキ)がこれに続く。ケガから復帰し、4番手の位置からスタートした辻村猛(ヤマハ)も順当に4位で1周目を通過した。トップグループは10台のファクトリーマシンが形成している。2周目、このトップグループの一角が崩れた。馬の背コーナーの進入で、7位を走行していた伊藤真一(ホンダ)、加賀山就臣(スズキ)、玉田誠(ホンダ)がからんで転倒。玉田は再スタートしたが、加賀山と伊藤はそのままリタイアとなった。8周目、5位井筒仁康(カワサキ)がトップグループから離された辻村を抜いて4位にあがる。井筒、辻村、吉川和多留(ヤマハ)の3台がテールtoノーズで第2集団となる。トップグループでは2位を走る梁が、トップの芹沢に激しくチャージ。1コーナーの進入では何度か並びかける。数周にわたって芹沢をプッシュしていた梁が、10周目の1コーナーの進入で芹沢をかわしトップに立った。続いて13周目、3位の北川も芹沢を抜き、スズキのワンツーとなった。この順位のまま、梁がアドバンテージを築き、第1戦に続いて今季2勝目、北川は今季初の表彰台となった。


ライダーコメント

優勝 梁 明:
前の芹沢選手より、後ろの状況が気になっていた。だれが来ているのか、特に北川選手、加賀山選手のスズキ勢は僕と同じように調子がよかったし、朝のフリー走行で玉田選手の調子がよかったので、気になっていた。SUGOはマシンと相性がいいが他のコースでもこんな走りができるようにセッティングを詰めていきたい。

2位 北川圭一:
梁の調子がよかったので、彼について行って、最後に勝負しようと思っていたが、離されてしまった。SUGOのコースはなぜかスズキのマシンは調子がいいが、これは(他のコースでは)アドバンテージにはなっていない。前半戦で、一度も表彰台に立っていなかったが、このレースできっかけをつかんだと思う。

3位 芹沢太麻樹:
なぜここまで予想通りの展開になってしまうか、分からない。前半にレースをリードして、抜かれたら離されずに着いて行こうと思っていた。ラスト2、3周で、バックマーカーの集団に引っかかってしまったが、あれがなければ、北川さんと勝負できたかもしれない。タイム以上に気持ちの上では調子がいい。 



■GP250
中冨伸一が亀谷長純を抑え、今季3勝目を飾る

 予選3番手からスタートした中冨伸一(ホンダ)がホールショットを奪うが、すぐに亀谷長純(ヤマハ)が3コーナーで中冨のインを突きトップに立つ。以下、稲垣誠(TSR)、大崎誠之(ヤマハ)と続く。しかし、大崎はマシンのマイナートラブルに見舞われピットインしてしまう。2周目には再び中冨が亀谷の前に出てトップを奪い、これに稲垣を加えた3台がやや4位以下を引き離してトップグループを形成する。この集団に関口太郎(ヤマハ)が追いついてくるが、4周目のS字で転倒し戦列を離れてしまった。再び3台の戦いとなった先頭集団は、7周目に稲垣が2位に上がるが、翌周、馬の背コーナーで転倒してしまう。これでトップ争いは中冨と亀谷の一騎打ちとなる。このバトルは最終ラップまで続き、最終コーナーからシケインで亀谷がしかけるが、中冨が抑えきり、今季3勝目を挙げた。3位には、追い上げを見せた青山博一(ホンダ)が入り、以下、畠山泰昌(TSR)、嘉陽哲久(ホンダ)、宮崎敦(ヤマハ)と続いた。


ライダーコメント

優勝 中冨伸一:
絶対リードを取れないと思っていたので、振り返らないで走った。最終ラップのシケインでは、守りに入りすぎてしまったが、ギリギリでかぶせることができた。ずっとトップを走れたし、自信になるレースだった。

2位 亀谷長純:
稲垣選手の転倒の影響で中冨選手に離されてしまったが、コンマ1秒ずつ追い上げていけた。自分のペースで走れなかったので悔しいが、やっとまともなレースができた感じがする。

3位 青山博一:
スタートの失敗が最後まで響いてしまった。あれがなければトップグループについていけたと思うが、無理して転倒していた可能性もある。安定して上位でゴールできているので、次回の鈴鹿もうまくやりたい。



■GP125
小野真央(ホンダ)が8年ぶりの優勝

 ホールショットは4番手スタートの小山知良(ヤマハ)が奪い、ポールポジションの小野真央(ホンダ)、大野亮(ホンダ)、上江洲克次(ヤマハ)が続く。第4戦鈴鹿から2連勝の柚木伸介(ホンダ)は、5、6番手につけ様子をうかがう。トップグループが十数台に膨らむというGP125ならではの展開となった。8周目に小野がトップに立つと、追い上げてきた柚木とテールtoノーズを演じる。これに第5戦もてぎで3位入賞の加藤直樹(ホンダ)が加わり、この3人がトップグループを形成する。しかし、14番グリッドスタートの菊池寛幸(ホンダ)がトップよりも速いペースで追い上げ、ついに13周目には集団の先頭に立った。トップ争いは菊池、小野の一騎討ち。最終ラップ、菊池が小野を激しく攻める。しかし小野はきっちりと押さえ、92年のSUGO以来、8年ぶりの優勝を飾った。激しい3位争いは最終ラップで加藤が大野、山本武宏(ホンダ)をかわし、2戦連続で3位表彰台を獲得した。表彰台の3人は、このレースで10月に開催されるもてぎでのグランプリへの参戦権を得た。


ライダーコメント

優勝 小野真央:
最後に前に出ようと思っていた。コースの後半部分は自分の方が速かったし、エンジンが走っていたので楽な展開だった。8年ぶりの優勝は本当にうれしい。レースを続けていてよかった。このまま調子を維持したい。

2位 菊池寛幸:
前半はトップが集団になってくれたのでよかった。予選が悪く、メカニックに「クールにいきましょう」と言われ、最後の2、3ラップまではクールに走っていた。予選からすると上出来。もてぎのグランプリが楽しみだ。

3位 加藤直樹:
思い切り行くだけしか自分にはできないので、転ばないことだけ考えていた。(チームの先輩である)仲城さんを自分の得意なところで抜けたのでふっきれた。エンジンが速かったし、楽しいレースだった。

 

- 次回、第7戦は9月2日(土)/3日(日)に鈴鹿サーキットで開催します -


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