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PointRanking |

R2-1 第7戦
キャビンスーパーバイクレース
鈴鹿サーキット(三重県)

2000.09.01(金)-03(日)


■開催日/予選:9月2日(土)、決勝:9月3日(日) ■天候/予選:晴れ、決勝:晴れ■開催場所/鈴鹿サーキット(5.86403km)■観客数/予選:9,000人、決勝:18,000人

井筒仁康(カワサキ)が接戦を制して4勝目
初タイトルへ大きく前進
鈴鹿8時間耐久レースの1カ月後、同じ鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権第7戦が行なわれた。残暑が厳しい中、スーパーバイクは4台の激しいトップ争いを井筒仁康(カワサキ)が制し、今季4勝目をあげた。タイトル争いでも大きくリードを広げた。またGP250は、10台によるトップ争いの中から青山博一(ホンダ)が抜け出し今季2勝目。GP125でも、十数台のトップ争いを、ディフェンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)が制して、今季初優勝を果たした。



予選レポート


■スーパーバイク
 鈴鹿サーキットのコースレコードは、1998年にカワサキに乗っていた武石伸也が出した2分9秒155。鈴鹿8時間耐久を戦った各チームは、マシンのセッティングが整い、軒並みコースレコードが更新された。予選1回目、開始早々に梁 明(スズキ)が2分8秒606をマーク、井筒仁康(カワサキ)、吉川和多留(ヤマハ)ら6人がコースレコードを記録した。予選2回目、北川圭一(スズキ)が2分8秒245を叩きだし、梁のタイムを更新。さらに井筒が2分7秒975を出してトップタイム。そして最終ラップ、梁が井筒のタイムをわずかに上回る2分7秒936を出しコースレコードを塗り替え、4戦連続のポールシッターとなった。このタイムは、8時間耐久の予選で芳賀紀行がマークした2分7秒836には及ばなかったものの、全日本のコースレコードとなった。



■GP250
 予選1回目は、宮崎敦(ヤマハ)と大崎誠之(ヤマハ)がリードする。まず、大崎が2分11秒台のタイムをマークすると、宮崎が大崎を上回る11秒台前半を出し、トップに躍り出る。この二人に割って入ったのが、ランキングトップの中冨伸一(ホンダ)。中冨も11秒台に入れ、わずかに大崎を上回り2位に上がる。しかし、ラストラップに大崎が2分11秒534をマークし2番手。興梠義則(ホンダ)が2分11秒763をマークし、3番手にすべり込んだ。予選2回目は、大崎、中冨、酒井大作(エンデュランス)、榊原礼視(ヤマハ)、稲垣誠(TSR)が予選1回目のタイムを更新。そして、大崎が最後のアタックで2分11秒049をたたき出し、1回目に宮崎がマークしたタイムを破り、逆転でポールポジションを獲得。



■GP125
 昨年、ランキング4位を得た上江洲克次(ヤマハ)が、予選1回目の最終ラップに2分17秒069をマーク、これが午前中のトップタイムとなった。気温が高く、各チームともエンジンのセッティングに苦しんでいたため、全体にタイムは不調だった。午後からの予選2回目、A組では予選開始早々、ディフェンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)が上江洲に迫る2分17秒094をマーク。リーダーボードのトップに躍り出た。続いて前戦SUGOで8年ぶりの優勝を得た小野真央(ホンダ)が17秒台に入れたが、仲城のタイムには及ばなかった。B組では、上江洲と現在ランキング6位のベテラン、菊池寛幸(ホンダ)が17秒台に入れたが、二人とも午前中の上江洲のタイムを更新できなかった。結局、上江洲が今シーズン初のポールポジションを得た。



決勝レポート


■スーパーバイク
井筒(カワサキ)今季4勝目
ポイントランキング2位以下との差を広げる

 ポールポジションの梁 明(スズキ)が好スタート。1コーナーを梁、井筒仁康(カワサキ)、北川圭一(スズキ)の順で立ち上がり、4番手には吉川和多留(ヤマハ)が続く。オープニングラップから激しい争いを見せるトップ争いは、井筒が梁の前に出るが、すぐさま梁がトップを奪い返し、1周目を終えた時点では、梁、北川、井筒の順でコントロールラインを通過。翌2周目、井筒は2位にポジションを上げ、トップに浮上。井筒と梁は順位を入れ替えながら周回を重ねる。5周目を終えた時点でのトップは梁。翌6周目には、井筒が梁を抜くが、3位を走行していた吉川が梁、井筒を抜き先頭に立つ。7周目には梁がトップに返り咲き、そのまま逃げにかかる。しかし9周目、梁はヘアピンで転倒。再スタートするものの大きく順位を下げてしまった。それにより、トップは井筒となり、井筒、吉川、北川、加賀山就臣(スズキ)の順で周回を重ねる。14周目、加賀山が北川を抜き3位に浮上。18周目には、吉川がトップに上がり、その後も上位の3台は順位を入れ替えながらレースを展開する。最終ラップ、吉川、井筒、加賀山のトップ争いは、井筒がシケインに先頭で飛び込む。激しい優勝争いを制したのは井筒。2位には吉川、3位は加賀山で今季初表彰台を獲得した。


ライダーコメント

優勝 井筒仁康:
勝って流れが戻せて嬉しい。スズキのマシンの仕上がりが気になってはいたが、自分のベストを尽くせば大丈夫だと思っていた。最後までもつれることは分かっていたので、固めのタイヤを選んだ。前半の10ラップで前に出て、後続を押さえタイヤを温存するつもりだった。タイヤをうまく使えた。今日勝てたことが嬉しい。

2位 吉川和多留:
トップ争いを楽しめた。序盤は、井筒と梁の争いが激しかったので、体力とタイヤを温存していた。自分なりに仕掛けていったがうまくいかなかった。東コースでは自分が速かったので、早めに前に出た。最悪でも2位は取りたかった。エンジンができてきたので、次のレースではなんとかなるだろう。

3位 加賀山就臣:
今日は冷静にいこうと決めていた。スタートはあまりよくなかった。4番手まで上がれたが、簡単には抜けないライダーばかりだったので、改めて冷静にと思った。3番手になったあとも、気持ちはもっと前へいこうと思っていた。これで、マシンも精神的にも落ち着いたので、次からはブンブンいきたい。



■GP250
10台以上のトップ争いを、18歳、青山博一(ホンダ)が制して今季2勝目

 10番手スタートの畠山泰昌(TSR)が1周目にトップに立ちレースをリードする。中冨伸一(ホンダ)、嘉陽哲久(ホンダ)、酒井大作(エンデュランス)、興梠義則(ホンダ)ら10台以上の集団となって続く。3周目、この先頭集団にいた予選2番手のベテラン、宮崎敦(ヤマハ)がトラブルでリタイアした。5周目、ポールポジションの大崎誠之(ヤマハ)がS字で転倒、戦列を離れた。18歳の青山博一(ホンダ)が6周目にファステストラップをマークする追い上げで、4位に浮上。その周、シケインで中冨が畠山をかわしてトップに立った。12周目、関口太郎(ヤマハ)がトップに立つが、14周目には畠山、中冨がまた抜き返す。最終ラップ、1コーナーの進入で青山が中冨をかわして先頭に立つが、畠山がスプーンで抜き返す。シケインの真っ先に飛び込んだ青山がそのままトップでゴールラインを越え、今季2勝目をあげた。畠山と興梠はそのシケインで転倒、大きく後退した。2位にはわずかな差で中冨、3位には嘉陽が入り、今季初めての表彰台にあがった。


ライダーコメント

優勝 青山博一:
ペースが遅かったので、最後のシケインで前に出ようと思い、最終ラップにサスセッティングを変更した。エンジンが速く、楽なレースだった。転ばずに安定した走りで、もっといっぱい勝ちたい。

2位 中冨伸一:
ストレートが伸びず、辛いレースだった。抜きつ抜かれつで、みんなでペースを落としあっていたので助かった。マシンをもっと速くするために、今後の対策を考えなければならない。

3位 嘉陽哲久:
久しぶりに表彰台にあがり、懐かしい感じがした。ペースが遅く、団子状態だったので、6、7位でも最後まで安心していた。マシンが仕上がれば、もっと速く走れるはずだ。悪いことは考えず、これをきっかけにしたい。



■GP125
V2チャンピオン仲城英幸が今季初優勝を果たす 

 ホールショットを奪ったのは菊池寛幸(ホンダ)。これに小野真央(ホンダ)、仲城英幸(ホンダ)、上江洲克次(ヤマハ)と続く。レース序盤は、13台がトップを争う大混戦となった。ここから加藤直樹(ホンダ)が4周目の130Rで、井手敏男(ヤマハ)がシケインで、それぞれ転倒し、戦列を離れた。レースは終盤戦に入っても10台の大集団のままの争いが続く。その中で、11周目にトップに躍り出た菊池がスパートをかけ、2位以下を引き離していく。しかし、12周目のシケインでまさかの転倒。再スタートするものの、大きく順位を落としてしまう。これで労せずトップに立ったのは仲城。トップ争いは相変わらずの混戦。最終ラップを迎え、仲城の背後につけていた小野がS字コーナーで先頭に立つ。これに、予選で転倒し、満身創痍なはずの小山知良(ヤマハ)、そして菅谷伸一(ヤマハ)が追いつき、勝負はラストラップのシケインとなる。ここを抑えきった仲城が優勝。小山が2位、3位には菅谷慎一が入った。


ライダーコメント

優勝 仲城英幸:
後続を引き離すつもりだったが、思ったようにいかなかったので、様子を見て最後に勝負しようと思っていた。最後に130Rでミスをしてしまったが、勝つことができて、正直ホッとした感じだ。 

2位 小山知良:
予選で転倒してしまい、決勝は手と足がとにかく痛くて、最後までもつか分からなかった。サスセッティングも出し切れてなくて、スライドが多く厳しいレースだったので、2位に入れて満足している。

3位 菅谷慎一:
今年は、自分もチームも、ヤマハのマシンは初めて。やっと前戦からいい感じになってきた。ラストラップのシケインで前に行きたかったが、抜くことができなかった。しかし、久しぶりに表彰台に上がれてよかった。


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