|
|
|
| Rd5 MOTEGI | Rd6 SUGO | Rd7 SUZUKA | Rd8 TSUKUBA | | Rd9 SUGO | Rd10 TI-AIDA | Rd11 MOTEGI | | PointRanking | |
R2-1 第7戦 |
2000.09.01(金)-03(日) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
決勝日は好天に恵まれた。125決勝レーススタート時には、早くも気温は30度、路面温度は40度となっており、昨日の高湿度の予選セッションでのキャブセッティングと違ったセッティングを要求されるだろう。 決勝レースでは、P.P.の上江洲克次が好ダッシュを見せるが、一瞬リアが振られるというミスにより、やや順位を落とし、代わってホールショットを奪ったのは、4番手スタートの菊池寛幸だった。1コーナーへは、続いて小野真央、仲城英幸、小山知良、加藤直樹の順で、上江洲はその後方6位あたりで進入した。しかし、上江洲はその出遅れを2周目までに挽回、3位へとポジションを上げるが、トップ集団は10台近い混戦、周回毎、コーナー毎に順位を入れ換える激しいものとなった。 序盤、仲城、上江洲、菊池、小野、加藤、小山、そして追い上げてきた柚木伸介らが、その激しいバトルの中でトップを争っていたが、4周目も終わりに近付く130Rで加藤が転倒、リタイアとなる。さらに、後続から上げてきた井手敏男が2位に浮上した直後の6周目にシケインで転倒し姿を消すと、菊池、仲城、小野、上江洲、小山、さらには第2グループから順位を上げてきた菅谷慎一も加えた大きなトップ集団は、激しさを増してバトルを展開。その後方には藤岡祐三、柚木、久保和寛、山本武宏らもトップに迫る勢いだ。 レース終盤までこの激しい争いは続いたが、14周目にトップ走行中の菊池がシケインでスリップダウン、その間に仲城がトップに立ち、小野、小山、柚木、菅谷、上江洲と続く。そして、そのまま突入したファイナルラップ、逆バンクで小野が仲城をかわして一旦はトップに立つが、同時に仲城をパスして2位に浮上した小山がヘアピンでトップを奪い、小野がそれをピタリとマークする。しかし、再び仲城、小山と変わって進入した最後のシケインで、その後ろから小野が再度トップを狙おうとインから進入したが、行き場を無くす形で転倒。小野は再スタートを切り、15位でポイントを獲得している。レースで4位に入ったランキングトップの柚木は、獲得ポイントを102と伸ばした。同2位には小山が87ポイントで、今回14位に終わった藤岡祐三が72ポイントで3位につけている。 レース後のインタビューで、仲城は「悩んでいても仕方がないので、ガンガンいきました。様子を見ながら後半勝負かな、と。筑波は小山選手が速いので、負けないようにします」と語っている。 ※事実を誤認した表現がありましたので一部修正しました。9月4日01:41編集部 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
毎回数台での激しい争いを見せている今年のGP250クラス。それだけマシン、ライダーともに拮抗していると言えよう。今回P.P.を獲得したのは、怪我も癒えた大崎誠之。しかし、その大崎、そして予選2番手の宮崎敦は決勝レースのスタートで大きく出遅れてしまう。代わってホールショットを奪ったのは、AC29Mを駆る11番手スタートの畠山泰昌だ。続いて中冨伸一、嘉陽哲久、酒井大作らが追う。畠山は、早くもそのまま後続を引き離す構えを見せ、1周目のバックストレッチでは2番手の中冨に早くも1秒近い差を付けていた。 しかし、2周目から3周目にかけて中冨が畠山に急接近、酒井も追い付いて3台によるトップ争いが始まった。4番手の嘉陽は、興梠、遅れを取り戻してきた大崎と宮崎に迫られるが、3周目のシケインで宮崎が転倒し戦線離脱した後に、大崎も5周目のS字立ち上がりで転倒。こちらは再スタートを切るが、大きく遅れることになった。トップ3台とやや間隔の開いた嘉陽を先頭とする4位集団だが、レース序盤が終了する6周目あたりから青山がその集団のトップに立ち、中冨、畠山が激しくトップを争う集団に迫っていく。 青山のペースに合わせるように後方集団もトップに追い付き、トップ争いは、総勢10台もの列になる。そのオーダーは、中冨、畠山、酒井、青山、稲垣誠、関口太郎、嘉陽、興梠、亀谷長純、榊原礼視だ。特に先頭集団は激しく順位を入れ換える白熱の好バトルを展開。ワンミスが命取りになる極めてシビアなレースが続いた。終盤12周目には関口がトップに立った後も、決定的なリードを広げることは出来ず、混戦模様のままレースは遂にファイナルラップに突入した。 この時点では中冨がトップを走っていたが、青山がストレートから1コーナーでトップに浮上。ここまで何度かトップに立った青山は、デグナーで抜き返される展開を繰り返していたが、この時はしっかりとトップをキープして、レースは西コースへ。バックストレッチでその最高速を活かして嘉陽が3位に浮上すると、青山を先頭に、中冨、嘉陽、畠山らがサイドBYサイドのまま130Rを抜け、シケインへ。シケインで畠山がスリップダウンし、その後にいた興梠も避けきれず転倒、その間に青山、中冨、嘉陽の順でチェッカーを受けた。以下、関口、亀谷とTZ勢が続いた。嘉陽は嬉しい今季表彰台。 「最後のシケインを最初から狙っていた。ストレートが速かったのでその分楽が出来ました。逃げきるレースは出来なさそうだけど、抜くことは出来るからこれからもそういったレースをしたい」青山はレース後にコメントしている。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
いずれも予選で7秒台に突入させたP.P.梁明と2番手井筒仁康の対決が最も注目されたSB/S-NKクラス。決勝レースは、梁の素晴らしいスタートダッシュで始まった。2番手に井筒、3番手北川圭一、4番手に吉川和多留がいる。1周目の130Rで井筒がトップを奪うと、レースは2分10秒台で井筒、梁、北川、玉田誠、吉川、加賀山就臣のオーダーで展開していく。 5周目に梁が再びトップを奪い返した後、次の周回では吉川がトップに立ち、それを梁が再度抜き返すなど、9秒台で激しく展開。この2台に加え、井筒、北川、加賀山の5台で集団が形成された。玉田は伊藤真一と5位争いを、その後方では辻村猛を先頭に芹沢太麻樹、山口辰也らが7位集団を形作っている。 そろそろレースも折返し点となる9周目、トップの梁が痛恨の転倒、再スタートしたものの、次ぎのストレートへは11位で戻り、トップ争いからは大きく遅れてしまった。ここから先、代わってトップに立った井筒と吉川、北川と加賀山の4台によるトップ争いとなる。レースが後半に入ると周回遅れを挟みながらの争いとなり、井筒がトップをキープ、吉川と順位を入れ換えた加賀山に続いて北川が追う展開。18周目、吉川がダンロップからデグナーまでの間でトップに浮上すると、最終ラップの後半までそのポジションをキープ。しかし、「最後の周に仕掛けようと決めていた」と語った井筒が130Rで吉川をパス、シケインも抑え切り、そのまま4勝目のチェッカーを受けた。井筒は「昨日の予選ほどポールにこだわったことはないくらいで、取れなかったけど決勝が待ち遠しかったですね。レースは前半何がなんでも前に出て、その後タイヤを温存しようという作戦だった」と語っている。 梁は再スタートして10位でフィニッシュしたことで102ポイントとなり、ランキングトップの井筒が135ポイントとなったため、SUGOで縮まったポイント差は再び開くことになった。残り4戦となった今年のシリーズからも目が離せないものとなるだろう。 |
|
|
||||||
|
|
|
|
||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
||
|
|
|
|
|
|
| Rd5 MOTEGI | Rd6 SUGO | Rd7 SUZUKA | Rd8 TSUKUBA | | Rd9 SUGO | Rd10 TI-AIDA | Rd11 MOTEGI | | PointRanking | |
|
|