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R2-1 第8戦 |
2000.09.15(金)-17(日) |
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負傷をおして健闘した菊池寛幸 |
1回目の予選でただひとり1分を切ったのは、NER125を駆る埼玉県出身、16才の新鋭、高橋裕紀だ。午後のセッションは関東地方に接近しつつある台風17号の影響で吹きはじめた風のため、全体にタイムが伸び悩み、高橋も自己ベストを更新することができなかった。それでも、午前中に高橋がマークしたタイムを上回るライダーは現れず、記念すべき初ポールを手にすることとなった。しかも午後もA組のトップに立つなど、安定した強さを発揮している。ここまで、目立った成績を残すことができなかった高橋だが、得意とする筑波で波に乗れば、若さを武器に大幅な飛躍を遂げることも考えられる。 午後のセッションで、活躍が目立ったのは、これまで6戦中、3レースで決勝中に転倒するなど、波乱のシーズンを過ごしている京都出身のベテラン、菊池寛幸だ。菊池は午前中に転倒を演じ、脚を傷めていたが、それでも強風の中で大幅にタイムを伸ばした。2回目のセッションで59秒台をマークしたのは、両グループを通じて菊池だけだ。おなじB組で走り、1回目のトップに立ったJhaレーシングの加藤直樹も、午後にペース上げた数少ないライダーのひとりだ。しかしタイムの伸びはコンマ2秒足らずで、このグループの首位の座を菊池に譲ることとなった。やはりJhaレーシングに所属するディフェンディングチャンピオンの仲城英幸とポイントリーダーの柚木伸介は、ともにやや精彩を欠いていた。もうひとりのチームメイト、山本武宏は、午前中のA組で高橋、上江洲とともに好タイムをマークし、総合4位。フロントローのグリッドを確保した。2週間前に鈴鹿でポールポジションを獲得した上江洲克次は、予選総合3位と好調を維持している。 [近藤 茂寛] |
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