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R2-1 第9戦
SUGOスーパーバイクレース
スポーツランドSUGO(宮城県)
MFJ公式レポート

2000.09.29(金)-10.01(日)


全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦

■開催日/予選:9月30日(土)、決勝:10月1日(日) ■天候/予選:晴れ、決勝:曇り時々晴れ■開催場所/スポーツランドSUGO(3.73750km)■観客数/決勝:10,200人

梁 明(スズキ)今季3勝目をあげ井筒仁康(カワサキ)に28ポイント差に迫る
GP250の中冨伸一(ホンダ)が優勝で初タイトルを獲得

初秋のスポーツランドSUGOで行なわれた全日本ロードレース選手権第9戦は、梁 明(スズキ)が今季3勝目をあげて、井筒仁康(カワサキ)のタイトル決定を阻止し、タイトルに望みをつないだ。GP250では、中冨伸一(ホンダ)が接戦を制して今季5勝目、この優勝で初めてのタイトルを決定した。GP125は2戦連続でポールポジションを獲得した16歳の高橋裕紀(エンデュランス)が、全日本で初優勝を得た。



予選レポート


■スーパーバイク
 復調を果たしている辻村猛(ヤマハ)が1回目の予選中盤で1分29秒388を出し、トップタイム。以下、梁 明(スズキ)、芹沢太麻樹(カワサキ)と続く。予選2回目の中盤、梁が1分29秒120を出してリーダーボードのトップに立つ。しかし、すぐさま吉川和多留(ヤマハ)が1分28秒967を叩き出し逆転、予選をリードする。また、加賀山就臣(スズキ)が1分29秒173で3番手にジャンプアップ。辻村は、わずかに自身の予選1回目のタイムを上回り4番手をキープする。最終ラップ、SPアウトコーナーにオイルが出て、最後のタイムアタックをしていた芹沢と伊藤真一(ホンダ)が転倒、梁もスロー走行となりタイム更新を図れなかった。吉川のポールは5年ぶり。2番手以降11番手までが29秒台のタイムを出し、僅差でのグリッド決定となった。



■GP250
 予選1回目は、まず稲垣誠(TSR)が1分31秒770でトップに。これに、中冨伸一(ホンダ)が続く。大崎誠之(ヤマハ)は、14周目に1分31秒618をたたき出し、リーダーボードのトップに立つ。残り2分を切ったところで、亀谷長純(ヤマハ)が1分31秒747で2番手に浮上した。予選2回目は、中冨が12周目に1分31秒392をマークし、大崎が出した予選1回目のタイムを上回る。しかし、残り時間3分を切ったところで、大崎が1分31秒301を出し再びトップに。さらに、翌周には1分30秒982のタイムを叩き出す。唯一人30秒台を出した大崎が、今季4回目のポールポジションを獲得。2番手には中冨が続き、予選2回目にタイムアップを果たした宮崎敦(ヤマハ)、関口太郎(ヤマハ)がフロントロウに並ぶことになった。



■GP125
 予選1回目、山本武宏(ホンダ)が1分35秒109のコースレコードでリーダーボードのトップに立つ。しかし最終ラップ、17歳の小山知良(ヤマハ)が1分34秒963と一人だけ34秒台で暫定のポールポジションとなる。予選2回目、ディフェンディングチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が予選開始早々に1分35秒015をマーク、続いて上江洲克次(ヤマハ)も1分35秒106を出し、記録更新に期待がかかる。ところが最終ラップ、前戦筑波でポールポジションを獲得した16歳の高橋裕紀(エンデュランス)が小山のタイムを上回る1分34秒872を叩き出し、2戦連続のポールポジションを獲得した。なお、トップタイムの高橋から7番手までがレコードタイムを更新した。



決勝レポート


■スーパーバイク
梁 明(スズキ)が今季3勝目
井筒仁康(カワサキ)のタイトル獲得を阻止

 好スタートを見せたのは、予選2番手の梁 明(スズキ)。ポールポジションの吉川和多留(ヤマハ)が2番手で、11台のファクトリーマシンが1列棒状のまま、周回を重ねる。この中で予選8番手スタートの北川圭一(スズキ)が徐々に順位をあげてくる。6周目、馬の背コーナーで吉川が梁をかわしてトップに立った。8周目、井筒仁康(カワサキ)が加賀山をかわして3位に浮上、加賀山の後ろには北川が続く。北川の後ろが辻村で、ここまでがトップグループ。14周目、梁が吉川を1コーナーで抜き再びトップに浮上。3位井筒、加賀山、北川、辻村の順。ところが、トップグループにつけていた辻村が18周目、マシントラブルでリタイア。先頭集団は5台に絞られた。北川は、19周目馬の背コーナーで加賀山を、20周目のシケイン進入で井筒をかわして3位にあがった。21周目、加賀山が井筒を抜き返し4位にあがる。トップ争いは最終ラップのシケイン、吉川が梁のインを突くが、梁も譲らず。結局梁が今季3勝目をあげ、ポイントランキングでも、井筒に28ポイント差と迫った。


ライダーコメント

優勝 梁 明:
いつも通り、優勝だけを狙った。逃げるというよりもガードするのが精一杯で、見ため以上にきついレースだった。最後に自分が前を走っていればブロックラインを通るつもりだった。シケインでの接触のとき、たまたま自分が前だったので、そのままゴールできた。力の差が接近しているので、よりよいセッティングを見つけたい。

2位 吉川和多留:
思っていたより全体のペースが上がらなかった。タイヤは固めのものを選び、自分のペースで走り後半に賭けようと思っていた。ラストラップは前に出ようと思い、どうしても勝ちたかったのでシケインで仕掛けた。チーム全体が上り調子になってきているので、バイクの方向性を見極め来季につなげるようにしたい。

3位 北川圭一:
予選8番手でスタートもあまり決まらなかったが、徐々に上がっていけると思っていた。今日の表彰台は上出来。シリーズ後半戦に入り、予選も混戦で厳しいレースになってきている。少しでも気を抜くとすぐ順位が変わるので、残りの2戦は死にものぐるいで走る。



■GP250
中冨伸一が接戦を制し今季5勝目 初タイトル決定

 関口太郎(ヤマハ)が好スタートを見せホールショット。酒井大作(エンデュランス)、稲垣誠(TSR)、宮崎敦(ヤマハ)と続く。やや出遅れた中冨伸一(ホンダ)は、4周目終了時には3位に上がり、5周目には、酒井、関口を順番にパスし、トップに浮上。また、オープニングラップを終了した時点で10位だった青山博一(ホンダ)も後方から追い上げ、5周目にはポジションを5位まで上げる。青山は翌周には先行する酒井、関口をパスし2位に浮上するが関口にかわされ、中冨を先頭とする6台がトップグループとなる。12周目、大崎誠之(ヤマハ)は5位に順位を上げ、そこからファステストラップを出しながら追い上げに入る。翌13周目には、青山が2位に浮上し中冨に詰め寄り、翌周、トップに躍り出る。しかし、中冨は16周目に再び青山を抜き返す。中冨と青山は順位を入れ替えながらバトルを展開。トップでチェッカーを受けたのは中冨、優勝でチャンピオンを決めた。青山は僅差の2位。3位には激しい追い上げ見せた大崎が入った。


ライダーコメント

優勝 中冨伸一:
レースに勝った実感はあるが、シリーズチャンピオンになったことはまだ実感はまだない。シリーズポイントは気にせず、シリーズで何勝できるかを意識していた。もっと勝ちを伸ばせるよう頑張っていきたい。

2位 青山博一:
(レース序盤)馬の背でミスをしてしまい、接触しそうになったのでそれを避けて少し下がった。少しペースを落としタイヤを温存し最後に賭けたが、かわされてしまった。接触なしのきれいなレースで負けてしまい悔しい。

3位 大崎誠之:
メカニックがマシンをよく仕上げてくれたが、決勝日はホンダ勢が速く、1台1台抜くのがつらかった。最後の最後で3位に上がって、意地を見せた。自分としてはスタートは悪くなかったが、次からはスタートを決めて序盤からトップグループに加わりたい。



■GP125
16歳の高橋裕紀(エンデュランス)がポールtoウイン 全日本初優勝

 ホールショットは予選2番手、ランキングトップの小山知良(ヤマハ)。すぐに仲城英幸(ホンダ)がトップに立ち、レースをリードする。小山の後ろには高橋裕紀(エンデュランス)を先頭とする7台のセカンドグループが続く。6周目、高橋がヘアピンで仲城を抜きトップに立つ。仲城も食い下がるものの、徐々に差をつけられていった。9周目に菊池寛幸(ホンダ)を抜いて3位に浮上した小山は、10周目には仲城もかわして2位にあがる。16歳の高橋は、15周目にこのレースのファステストラップをマークしながら逃げ、そのまま全日本初優勝。仲城、菊池、小山の3人による激しい2位争いは17周目、仲城が3コーナーで転倒、リタイア。さらにラストラップ、1コーナーで小山が菊池をかわして2位にあがった。高橋、小山、菊池の順でゴール。小山はシリーズポイントを17点差と広げた。


ライダーコメント

優勝 高橋裕紀:
ずっと一生懸命に走った。小山君と仲城さんを何とか振り切ろうと同じペースを保っていたら、どんどん離れていった。残り6周くらいで少しボーとしたが仲城さんが見えたので、そこから再び集中した。バイクも良くなり、コーナーをよく曲がってくれる。バイクに助けられた。勝ったことが夢みたいで、実感がまだない。

2位 小山知良:
仲城さんとバトルをしている間に、高橋君に逃げられた。菊池さんとの2位争いはホームストレートか1コーナーで抜いて、何とか抑えようと思っていた。このまま波にのり、安定した走りを続けたい。

3位 菊池寛幸:
ラストラップは、1コーナーの飛び込みで少し大回りしてしまい、抜くことができなかった。自分のミス。表彰台の真ん中に立つために、もう少し頑張る。


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