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R2-1 第10戦
TIスーパーバイクレース
TIサーキット英田(岡山県)

2000.10.20(金)-22(日)


公式レポート

■開催日/予選:10月21日(土)、決勝:10月22日(日) ■天候/予選:晴れ、決勝:曇り■開催場所/TIサーキット英田(3,703m)■観客数/予選:5,800人、決勝:27,900人

井筒転倒でノーポイント タイトル決定は最終戦へ
曇り空の下、全日本ロードレース選手権第10戦が岡山県、TIサーキット英田で開催。タイトル争いが注目されるスーパーバイクは、伊藤真一が今季初優勝。ランキングトップの井筒仁康(カワサキ)が転倒リタイアでタイトル決定は最終戦となる。接戦となったGP250は、青山博一(ホンダ)が制し今季3勝目。GP125では、菊池寛幸(ホンダ)が今季初勝利を果たした。



予選レポート


■スーパーバイク
 第1戦鈴鹿2位、第2戦MINEで優勝、第3戦筑波2位に入賞したものの、その後上位入賞のない玉田誠(ホンダ)が、1回目の予選でコースレコードを破りトップタイム。これに梁 明(スズキ)、昨年のチャンピオン、吉川和多留(ヤマハ)、北川圭一(スズキ)と続く。ポイントリーダーの井筒仁康(カワサキ)は6番手。午後からの予選2回目、開始早々に北川が転倒、足を強打した。予選時間半ば過ぎ、玉田自身が午前中に出したコースレコードを破る1分30秒541をマーク。これを見た芹沢太麻樹(カワサキ)、井筒、吉川がタイムアタックを始めたが、玉田のタイムには及ばず、芹沢、井筒、吉川のフロントロウの4人が1分30秒台をマークした。玉田は今季3回目のポールポジション。最終ラップ、吉川が転倒し、明日の決勝へ不安を残した。



■GP250
 ウェットパッチが残り完全なドライではないコンディションで行なわれた予選1回目は、亀谷長純(ヤマハ)がトップタイムをマーク。予選2回目はドライコンディションになり、各ライダーが午前中のタイムを更新する。まず、トップに立ったのは亀谷。しかし、大崎誠之(ヤマハ)、畠山泰昌(TSR)、稲垣誠(TSR)らが亀谷のタイムを破った。その中で、大崎はただ一人1分32秒台のタイムを7周目に出しトップに躍り出る。このタイムを破る者は現れず、大崎が今季5回目のポールポジションを獲得。2番手は畠山、3番手に稲垣、4番手には後半タイムアップを果たした興梠義則(ホンダ)が続いた。トップの大崎から12番手までが約1秒にひしめく、厳しい予選となった。決勝レースは混戦が予想される。



■GP125
 昨夜まで降っていた雨は上がったものの、このクラスの予選1回目は路面の一部が濡れている状態だった。徐々に路面状況が回復していく中で、ランキング3位に付けるベテランの菊池寛幸(ホンダ)が最終ラップにトップタイムを出した。午後からの予選2回目はドライ路面で行われた。予選開始早々、6周目に菊池が1分36秒709を出し、リーダーボードのトップに立つ。続いて昨年のチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が1分37秒696で2番手につけるが、予選中盤、井手敏男(ヤマハ)、ここまで優勝2回、2位2回でランキングトップを走る17歳の小山知良(ヤマハ)、前戦SUGOで全日本初優勝した16歳の高橋裕紀(エンデュランス)が仲城のタイムを破った。菊池は今季初のポールポジション。井手、小山、高橋がフロントロウからスタートする。



決勝レポート


■スーパーバイク
伊藤真一(ホンダ)が1年振りの優勝 井筒仁康(カワサキ)の転倒でタイトル争いは最終戦へ

 予選2番手の芹沢太麻樹(カワサキ)が好スタート、2列目5番手の梁 明(スズキ)がこれに続く。芹沢、梁、予選3列目の加賀山就臣(スズキ)、ポールポジションの玉田誠(ホンダ)の順でオープニングラップを終える。玉田は2周目に加賀山をかわし3位に浮上、芹沢、梁、玉田の3人がトップグループを形成、1秒ほどの間隔で加賀山、辻村猛(ヤマハ)、そしてランキングトップの井筒仁康(カワサキ)が第2グループとなる。井筒は4周目には4位に上がり、前を行く3台に急迫する。5周目、梁がトップに立つ。玉田が6周目に2位に、さらに7周目には梁を抜いてレースをリードする。同じ周、井筒がチームメイトの芹沢をかわして3位に、続いて9周目に2位にあがり、12周目、ついに玉田を抜いてトップに立った。一方、スタートで遅れた伊藤真一(ホンダ)は1周目に11位、7周目に8位、13周目には5位に、さらに単独の4位を走っていた芹沢の背後に迫る。この二人はトップの3台に接近、トップグループは5台となって、終盤戦に突入した。23周目、伊藤は芹沢と玉田を抜いて3位に浮上。そして24周目、2位の梁がヘアピンで井筒をかわすが、井筒も引かず、次の左コーナーでこの二人が接触、井筒は転倒しリタイア。梁もコースアウトして順位を落とす。結局、伊藤が今季初優勝を飾り、芹沢が2位、3位に玉田が入った。井筒はノーポイント、梁が5位で、ランキングトップの井筒と2位 梁のポイント差は17となり、タイトル争いは最終戦にもつれこんだ。


ライダーコメント

優勝 伊藤真一:
タイヤメーカーの変更により、ライディング、サスのセッティングなど全て変わった。体に身に付いたものはなかなか抜けず、乗り方には苦労した。スタートが悪く順位を下げたが、何も考えず前を抜いていった。トップ争いの2台には追いつくつもりだった。第1戦、第2戦のようにラストラップでミスをしないよう注意した。

2位 芹沢太麻樹:
テストのときからタイム的には常に上位にいたので、自分の走りをしていれば勝負できる位置にいられると思っていた。タイヤは勝負をかけたものを履いたが思うようにグリップがなく、トップグループ3台に離され少しあせった。トップグループに追いついた後は、最後に前に出ればいいと思っていた。

3位 玉田誠:
レースを振り返ると、テスト通りにはいかなかった。序盤から少しグリップが悪いなと思っていたが、どんどんひどくなり仕方なかった。中盤以降は、あのタイムで走ることがいっぱいいっぱいだった。最終戦はこけてもいいと思って、全開で行く。



■GP250
3台の接戦を制して青山博一(ホンダ)が今季3勝目

 ホールショットの酒井大作(エンデュランス)を先頭に10台以上のトップグループとなる。この中から、2周目にトップに立った予選3番手の稲垣誠(TSR)が集団をやや引き離す。しかし、7周目、その稲垣が高速の左コーナーで転倒、リタイアした。これでポールポジションの大崎誠之(ヤマハ)がトップに立ち、畠山泰昌(TSR)、今季2勝をあげている18歳の青山博一(ホンダ)と続き、この3台がトップグループを形成する。11周目、青山は2位に浮上、翌12周目の1コーナーでトップに立つが次の2コーナーで大崎が指し返す。青山のプッシュは続き、ヘアピンの進入で再び大崎を抜いて、トップの座を奪った。13周目、畠山も大崎をかわして2位に上がる。青山、畠山、大崎の順で周回を重ねる。20周で行なわれるレースの19周目、畠山がこのレースで初めてトップに立った。そして最終ラップ、ヘアピンで青山がアウトから畠山にしかけ、トップを奪回、大崎も次の左コーナーで畠山をかわし2位にあがった。青山はこのままチェッカーを受け、今季3勝目、わずかの差で大崎、畠山の順でゴールした。


ライダーコメント

優勝 青山博一:
予選のタイムが接近していたので集団を避けたかった。稲垣さんの転倒後は、自分で引っ張っていった。終盤に抜かれたときは少しパニックになったが、抜き返すのはバックストレートエンドしかないと思った。

2位 大崎誠之:
抜けるかなと思っていたら稲垣が転倒し、思わぬトップとなった。せっかくトップだったのに逃げ切れなかった。集中しコンスタントに良いタイムで走り、決勝でも冷静に走れるよう頑張りたい。

3位 畠山泰昌:
今日はエンジンが走っていて序盤は余裕があった。ラストラップで抜こうと思っていたが、もしもということもあるのでラスト2周で抜いた。こんなレースをしていたら来年はない。勝ちたい。



■GP125
菊池寛幸(ホンダ)が宿敵、仲城英幸(ホンダ)を下し今季初優勝 ランキング2位に浮上

 予選で圧倒的な速さを見せてポールポジションを獲得した菊池寛幸(ホンダ)が好スタート、1周目、トップでコントロールラインを通過する。菊池に続くのは、去年のチャンピオン仲城英幸(ホンダ)。2周目に仲城は菊池をかわしてトップに立ち、レースをリードする。この二人に続くのが、ランキングトップの17歳、小山知良(ヤマハ)。4周目、仲城が菊池をかわすが、菊池も翌周には抜き返し、このまま、二人のベテランライダーによるマッチレースとなった。小山は少しずつ離され、単独の3位。一方ランキング2位で小山を追う柚木伸介(ホンダ)は、28番手からのスタートながら、6周目には8位まで追い上げていた。しかし8周目に転倒、再スタートしたが大きく順位を落とした。トップ争いは、8周目に仲城がトップに立ち、残り3周まで、数周にわたってポジションをキープした。しかし14周目、狙い澄ましたように菊池が仲城をかわすと、そのままリードを広げ、今季初優勝を果たした。菊池はランキング2位に浮上、ポイント差を27点とした。仲城が2位、小山は3位。


ライダーコメント

優勝 菊池寛幸:
久しぶりの優勝、真ん中は気持ちいい。ラスト5周くらいでスパートしようかと思ったが一呼吸待った。1コーナーで勝負してからは全開でいった。もてぎGPを見て、もう一度そこへ戻るんだという気持ちを盛り上げた。

2位 仲城英幸:
車体のセットアップができず悩んでいたが良くなった。いけるところまでいこうと思っていたが、転倒しそうになり無理できなかった。今日はあれが精一杯。最終戦はいけいけで優勝を狙いたい。

3位 小山知良:
チャンピオンは意識していた。エンジンの調子が良かったのでいけるかと思ったが、コーナーでバイクが暴れたので、前を追うよりもポジションをキープした。最終戦は楽しく走り、優勝してチャンピオンを決めたい。




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