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R2-1 第11戦
MFJ-GPスーパーバイクレースinもてぎ
ツインリンクもてぎ(栃木県)

2000.11.03(金)-05(日)


■開催日/予選:11月4日(土)、決勝:11月5日(日) ■天候/予選:晴れ、決勝:晴れ■開催場所/ツインリンクもてぎ(4.801379km)■観客数/予選:6,000人、決勝:19,500人

井筒仁康(カワサキ)がスーパーバイクのタイトルを獲得
125クラスはルーキーの小山知良(ヤマハ)がチャンピオンに

全日本ロードレース選手権最終戦が、秋晴れのツインリンクもてぎで開催された。今回はロードレース世界選手権に参戦している岡田忠之(ホンダ)、加藤大治郎(ホンダ)、スーパーバイク世界選手権に参戦している芳賀紀行(ヤマハ)、柳川明(カワサキ)らがスポット参戦。しかし、予選前の木曜日に行なわれた練習走行で、柳川と芹沢太麻樹(カワサキ)が転倒し骨折、出走を取りやめた。スーパーバイクでは予選で転倒し肩を痛めた井筒仁康(カワサキ)が苦しいレースながら9位でゴールし、初めてのタイトルを獲得した。優勝は玉田誠(ホンダ)。GP125では、加藤直樹(ホンダ)が初優勝、小山知良(ヤマハ)が2位に入賞してデビューイヤーでチャンピオンを決めた。GP250は嘉陽哲久が今季初優勝を果たした。



予選レポート


■スーパーバイク
 レコードタイムは、昨年の最終戦で玉田誠(ホンダ)が出した1分52秒379。午前中に行なわれた予選1回目では、その玉田が1分51秒985のコースレコードをマークし、予選をリードする。玉田に続いて加賀山就臣(スズキ)、吉川和多留(ヤマハ)、辻村猛(ヤマハ)、岡田忠之(ホンダ)がコースレコードを破った。午後からの予選2回目は、さらにヒートアップ。まず伊藤真一(ホンダ)が午前中の玉田のタイムを破る1分51秒623をマーク。しかし玉田も負けず、予選終了前に1分51秒545のスーパーラップをたたき出し、2戦連続のポールポジションを獲得した。伊藤が2番手。岡田、加賀山も51秒台を出し、ここまでがグリッド1列目。チェッカー直前に井筒が転倒。その前の周のタイムで5番グリッドを得た。梁 明(スズキ)は振るわず8番手。



■GP250
 予選1回目は、1分55秒412のタイムで大崎誠之(ヤマハ)がトップ。宮崎敦(ヤマハ)、稲垣誠(TSR)、青山博一(ホンダ)が続く。午後の予選2回目では、稲垣が大崎が出した予選1回目のトップタイムを上回るタイムを出し、予選をリードする。しかし、大崎が10周目に再びトップに立ち、予選終了直前に更に1分54秒698とタイムを縮め、ただ一人1分54秒台のタイムをたたき出した。大崎は今季6回目のポールポジション。すでにチャンピオンを決めている中冨伸一(ホンダ)が、予選2回目終了間際に好タイムをマークし2番手。3番手には嘉陽哲久(ホンダ)、4番手 稲垣までがフロントロウからスタートする。2番手から8番手までが1分55秒台のタイムを出し、最終戦も接戦が予想される。



■GP125
 今年から全日本にデビューした17歳の小山知良(ヤマハ)は、ベテランの菊池寛幸(ホンダ)に27ポイントをリードして最終戦を迎えている。小山はこのレースで1ポイントでも獲得すればデビューイヤーでのチャンピオンが決まる。予選1回目、その小山が2分1秒204で暫定のポールポジション。各車ともタイムを出し切れていない。午後からの予選2回目、まず去年のチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が2分00秒台をマーク、リーダーボードのトップに立った。その後、2分1秒を切るライダーは現れない。仲城がトップのまま最終ラップを迎える。小山は2分00秒893をマークしたが仲城には及ばない。さらに仲城は2分00秒502を出し、ポールポジションを獲得した。小山が2番手、16歳の大野亮(ホンダ)が3番手、菊池は5番手からのスタートとなる。



決勝レポート


■スーパーバイク
玉田誠(ホンダ)が接戦を制して今季2勝目
井筒仁康(カワサキ)は9位フィニッシュでタイトル決定

 17ポイント差でタイトル争いをリードする井筒仁康(カワサキ)は予選の転倒で肩を傷め、決勝は苦しい戦いが予想される。好スタートを決めたのは予選4番手の加賀山就臣(スズキ)、これに前戦で今季初優勝をあげた伊藤真一(ホンダ)、そして梁明(スズキ)が続く。梁は伊藤を抜き2位に浮上するが、次の2周目には伊藤がトップに立ち、レースをリードする。2位争いは、加賀山が梁を抑えてキープする。井筒はトップグループよりも1周あたり2秒ほど遅いタイムで12位を走行。5周目、5コーナーで梁がミスして5位に落ち、スポット参戦の芳賀紀行(ヤマハ)と玉田誠(ホンダ)が3位、4位に順位をあげた。6周目、玉田が芳賀をかわして3位に浮上、前の2台を追い始める。9周目、玉田は加賀山をパスして2位に上がり、トップの伊藤を追撃する。10周目から11周目にかけて、芳賀も加賀山を攻略、3位にあがる。トップ争いは、伊藤、玉田のマッチレースとなる。まず15周目、玉田が3コーナーで伊藤を抜くと、18周目には伊藤が90度コーナーで再びトップに立つ。そして最終ラップ、3コーナーから4コーナーで玉田が前に出ると、そのまま伊藤を抑えきり今季2勝目をあげた。梁は順位を落とし8位でチェッカー、逆に井筒はしぶとい走りで9位入賞、初めてのチャンピオンを決めた。


ライダーコメント

優勝 玉田誠:
嬉しい。トップに出ても離せなかったので、最終ラップに絞った。ずっと後ろを走っていたので、いろいろなところが見えた。何カ所かパスできるポイントはあったが、早めに3コーナーで前に出た。90度コーナーを立ち上がってから、勝ったと思った。

2位 伊藤真一:
スタートがうまくいった。タイヤはソフトめのものを選んだ。頭を使って勝負しようと思ったが、あっさり抜かれたという感じ。最後のレースで負けられない状況で、今日はやるだけやった。しかし、玉田君が強かった。今シーズンは、もがいてもがいて終わったという感じだ。

3位 芳賀紀行:
MFJグランプリに出場するのは2回目だ。昨日まで、セットアップに手こずり、最終的なセットアップは賭けだった。しかし、サイティングラップで感触が良かったので、そのまま行けると思った。中盤、伊藤さんと就臣に離されたことがひびいた。



■GP250
嘉陽哲久(ホンダ)独走で今季初優勝

 予選3番手の嘉陽哲久(ホンダ)が好スタート、ポールポジションの大崎誠之(ヤマハ)、すでにチャンピオンを決めている中冨伸一(ホンダ)が続く。中冨は1周目に大崎を抜き2位にあがる。3周目、青山博一(ホンダ)が3位にあがり、嘉陽、中冨を追う。ところがその周の最終コーナー、中冨と青山が絡んで転倒してしまう。これで、2位には予選10番手の野田弘樹(ホンダ)があがり、3位には予選16番手スタートの酒井大作(NER)がつける。2位の野田と3位の酒井は嘉陽を追うが、酒井が野田を抜いた8周目あたりから、嘉陽は2位以下を離し始めた。激しく2位を争う酒井と野田に、亀谷長純(ヤマハ)と宮崎敦(ヤマハ)が追いつき、4台による2位争いになった。14周目、再び野田が2位にあがるが、15周目には亀谷が2位、酒井が3位、野田が4位と順位が変わる。18周目あたりから亀谷がこの集団から抜け出し、逆に6位の中須賀克行(ホンダ)が追いついてきた。嘉陽は独走で今季初優勝。2位は亀谷。激しい3位争いは酒井が制した。


ライダーコメント

優勝 嘉陽哲久:
周回数の多いパシフィックGPを走った経験が生かされ、集中力を維持することができた。淡々と走っていたら、結果的に6秒以上離れていた。今年は開幕からどん底ばかりを走ったが、先を考えればよい経験をしたと思う。

2位 亀谷長純:
スタートで失敗した。中盤、2位グループで引っかかり苦労した。前に出てからは、いいラインで自分の走りができた。2位グループに捕まり、トップと離されてしまったことが悔しい。

3位 酒井大作:
足回りのセッティングがうまくいかず何をやっても問題だらけで、決勝をなんとか走れるという状態だった。2位を走っているときも、優勝を目指して後ろを振り返らず、前へ前へという気持ちで走った。とりあえず3位で良かった。



■GP125
加藤直樹(ホンダ)が初優勝
ルーキー小山知良(ヤマハ)2位でタイトル獲得

 予選2番手、27ポイント差でタイトルをほぼ手中に収めているルーキーの小山知良(ヤマハ)はスタートで出遅れた。ランキング2位で小山を追うベテラン菊池寛幸(ホンダ)が予選5番手から好スタート、ホールショットを奪う。しかし、ポールポジションの仲城英幸(ホンダ)が1周目にトップに立ち、レースをリードする。柚木伸介(ホンダ)、そして16歳の高橋裕紀(ホンダ)と続く。2周目、菊池が高橋をかわして3位に浮上、さらに4周目、加藤直樹(ホンダ)も高橋を抜いて4位にあがる。7周目、2位走行中の菊池が転倒、リタイア。これで小山の初タイトルが決定した。菊池の転倒をきっかけに、仲城は後続との差を広げ、7周目を終えた時点で2位以下に4秒以上の差をつけた。加藤が9周目に2位にあがり、柚木、高橋、追い上げてきた小山の4台が激しく2位を争う。13周目、小山はこの集団の先頭に立ち、ペースの落ちてきた仲城を追う。16周目、ついに小山は仲城を捕らえトップに立ち、加藤も小山に追従する。最終ラップ、90度コーナーで加藤が小山を抜き、初優勝を得た。2位は小山、3位には仲城をかわした柚木が入った。


ライダーコメント

優勝 加藤直樹:
スタート直後にギアのトラブルが出て、前についていけなかった。しかし、ミスをせずになんとか追いつきたいと思い、トラブルをどうしたらよいか考えながら走っていた。メカニックがいなければ、この結果は出なかった。

2位 小山知良:
集団の中での走行を避け、単独で走れるところを探した。菊池さんが転倒してからは、全力でいった。最終ラップの90度コーナー立ち上がりでクロスしたとき、加藤さんとぶつかって出遅れた。まさか一年目でチャンピオンになれるとは思っていなかった。嬉しい。今年は僕の持つ力を全部出し切れたので満足。

3位 柚木伸介:
仲城さんについていこうと思っていたら菊池さんが来た。菊池さんが転倒したとき後ろにいて、コースアウトしてしまった。そのときリアブレーキがおかしくなり、ペースがあげられなかった。


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