今年のGP125はおもしろくなりそうだ。なぜなら1998年、1999年、2001年、2002年と4度のチャンピオンを獲った仲城英幸と2000年のチャンピオン小山知良が、このクラスに帰ってきたからだ。予選では小山がポールポジション、仲城が3番手と実力通りのリザルト。
「250で培ったマシンコントロールと、シーズンオフにはパワーのないミニバイクでコーナリングスピードを落とさないようにトレーニングを重ねたので、うまく125に乗り換えができている。ベストタイムを出した周も遅いバイクに引っかかったものなので(決勝では)1分57秒台でラップできると思う」と小山は自信のコメント。
2番手グリッドには予選1回目でトップタイムをマークした葛原稔永がつけ、この二人のみが1分57秒台。葛原は「小山選手が速いですけど、チームの地元でのレースですし何とかついていきたいですね。スタートしてから2、3周が勝負です」と葛原。3番手グリッドの仲城は「マシンに問題があったけど、それも解消できそう。当然勝ちにいきますよ!」と戦闘モードに入っている。4番手には予選1回目で転倒を喫したものの、セットアップは上々という井手敏男がつけ、5番手の菊地寛幸と続く。菊地は予選1回目でマイナートラブルに見舞われ、1セッションを棒に振ってしまう。現状では厳しい状況だと言うが、レースまでに何とかまとめてくるはず。
トップ争いは小山、仲城がリードし、葛原、井手、菊地がついていく展開になりそう。2列目にはチームを移籍した全日本2年目の柳沢祐一、全日本デビューの浪平伊織と若手ライダー二人が並び、ここまでが1分58秒台をマークする予選結果となった。
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