ST600で2シーズン目となる酒井大作が絶好調だ。金曜日からトップタイムをマーク。予選1回目で1分57秒066と、あわや56秒台というコースレコードをマークし、ポールポジションを獲得した。
「気持ちよく乗れている状態ですね。シーズンオフの間にいろいろセットアップをして、やれることはやって、オートポリスに入りました。理想はトップを独走できればいいけど、そう甘くはないでしょうね。バトルになっても負けないように頑張ります」とこのクラスでの初優勝を狙う構えだ。2番手グリッドにつけた清成健一は、今年よりミシュランタイヤにスイッチしたが「とにかく旋回性がいい!」と絶賛。好タイムにつながっているようだ。3番手グリッドにはJSB1000とダブルエントリーしている辻村猛がつけ、4番手に八木孝弘、5番手に沼田憲保と続く。八木は1996年のGP250チャンピオンである沼田のチーム加入に刺激を受け、久しぶりのフロントロー。沼田も今年はST600にフル参戦と世界を戦った実力を魅せてくれそう。6番手グリッドにはニューGSX-R600を駆る寺本幸司がつけ、ST600で2年目の加藤直樹、GP250からスイッチした宮崎敦と並ぶ結果となった。
予選までを見ていると酒井が一歩抜きん出ている状態だと言えるだろう。酒井のペース次第でトップを独走するか、混戦となるかレース展開は決まってくる。カギは酒井がにぎっていると言っても過言ではない。酒井がどれぐらいのペースで周回するか?
要注目だ!
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