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SUPERBIKE RACE in MINE


JSB1000
GP-MONO

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 第38回MFJグランプリ SUPERBIKE RACE in 鈴鹿
主催:鈴鹿サーキット(5.821Km)
予選レポート
DATE:2006-11/4

6ポイント差を追う渡辺篤がポールポジション、
伊藤真一は2列目7番手。タイトル争いの結末は!?

 4月に開幕し、全7戦で戦われてきた全日本ロードレース選手権。この鈴鹿大会で最終戦となる。GP125以外は最終戦でタイトルが決まるため、今日の決勝レースは最後まで目が離せない。特にJSBクラスは、昨年のチャンピオン、伊藤真一(KEIHIN KoharaR.T.)と渡辺篤(ヨシムラスズキwithJOMO)の一騎打ちで、6ポイント差で伊藤がリードしている。6ポイントの差というのは、例えば渡辺が優勝し、伊藤が4位以下にならないと渡辺はチャンピオンになれないほどの差ではある。渡辺に有利に働くとすれば、チームメイト、秋吉耕佑(ヨシムラスズキwithJOMO)の存在だ。渡辺の援護役として心強い存在になる。さらに、昨年の鈴鹿8耐でヨシムラから出場した加賀山就臣(YK SUZUKI with Bright Logic)が参戦する。加賀山はワールドスーパーバイク(SBK)にフル参戦しているが、SBKシーズンが終わり、この最終戦だけスポットで全日本に参戦する。いざというときには、加賀山も渡辺の援護に回ってくれるだろう。

 午前中の予選1回目。A組では加賀山が2分08秒686でトップに立ち、世界選手権を戦うライダーとしての実力を見せつける。A組では2番手に伊藤がつけている。しかしB組で中須賀克行(YSP&PRESTOレーシング)が2分08秒512と、加賀山を上回るタイムをたたき出して総合のトップに躍り出る。渡辺は、チームメイトの秋吉耕佑(ヨシムラスズキwithJOMO)についでB組3番手。
午後の予選2回目。A組の予選、残り5分、加賀山が2分08秒363とコースレコードをマーク。続いて伊藤もタイムアタックに入るがなかなかクリアラップが取れず、加賀山のタイムを越えることができない。残り1分、A組4番手だった山口辰也(ホンダドリームカストロールRT)が2分08秒310をたたき出し、加賀山をかわしてリーダーボードのトップに躍り出た。最後に伊藤がタイムアタックを試みるが2分08秒761、3番手タイムでチェッカー。続くB組では開始早々に中須賀がタイムアタック、2分08秒598でB組トップに立った。残り8分、秋吉がタイムアタック。2分08秒411と中須賀を抜いてB組トップに。秋吉はさらにタイムアタックを続け、2分08秒118で山口のタイムをも上回る。

 残り3分。今度は渡辺のタイムアタックが始まった。各セクションで最速ラップをマークし2分08秒026をマーク。さらに徳留和樹(ホンダドリーム無限RT)が2分08秒299で3番手に浮上。ここで終了。渡辺がポールポジション。秋吉が2番手、3番手に徳留、4番手に山口、5番手に加賀山、6番手に中須賀と続き、伊藤は2列目7番手から渡辺の背中を追う。

[青木 淳]

伊藤真一  

ポールポジション渡辺篤

   
伊藤真一   徳留和樹
   
伊藤真一   山口辰也
   
伊藤真一   加賀山就臣
     
伊藤真一   伊藤真一
   
Photo:H.Wakita/Y.Harada(c)
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