ST600クラスは、V2チャンピオンの安田毅史がJSB1000クラスにステップアップ。昨年の上位ランカーが一気に抜けてしまったが、2003年のチャンピオン小西良輝がカムバック、酒井の抜けたチームグリーンに高橋英倫が移籍、2001年に初代ST600チャンピオンとなった武田雄一の復帰、高橋江紀がGP250からスイッチ、TSRに岩田悟が加入するなど、変化があった。
事前テストから好調ぶりを見せていたのがST600、2年目となる佐藤裕児。鋭いブレーキングを見せており、公式予選でも上位に食い込んでくることが予想されていた。しかし、1回目に最終コーナーで転倒。右肩を痛めてしまう。2回目に挽回を狙ったが、雨が降ってしまい万事休す。予選は9番手と不本意な結果になってしまったが、決勝では、トップ争いを繰り広げそうだ。
この天候をうまく読み、ドライコンディションだった1回目に、2セットのタイヤを使った東浦正周が自己ベストを更新する1分56秒962を出し、トップにつけ見事、初ポールポジションを獲得した。2番手に寺本幸司、3番手に復帰戦となる武田雄一がつけた。2列目には小西良輝、奥野正雄、高橋江紀が並ぶ結果となった。野田弘樹、高橋も調子は悪くなく、トップ争いに加わってきそうだ。
予選は、波乱の展開となったが、決勝も波乱が待っているかもしれない。開幕戦を制するのは果たして!?
|