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SUPERBIKE RACE in MINE


JSB1000

文部科学大臣杯 2007年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 SUPERBIKE RACE in もてぎ
主催:ツインリンクもてぎ(4,801m)
予選レポート
DATE:2007-4/1

全日本史上初のノックアウト方式を制したのは亀谷長純!
今年のJSB1000は役者がそろい激戦となりそうだ!!

 いよいよ2007年シーズンが開幕した。長年、世界を舞台に活躍してきた“ノリック”こと阿部典史のフル参戦、ホンダのファクトリーチーム、TEAM HRCの復帰、予選方式の変更、ポイントスタンディングの変更など話題が豊富だ。
 しかし、V2チャンピオンの伊藤真一が3月20日にツインリンクもてぎで行われた事前テストでマシントラブルに遭い負傷。残念ながらゼッケン1不在での開幕戦となったが、公式予選は、全日本ロードレース史上初のノックアウト方式で行われ、よりハイレベルで“魅せる”レースへの変貌を目指している。
 公式予選には、38台が出走。1回目の走行で7台が上位3名の平均タイムの107%をクリアできず予選落ちとなり、ノックアウト方式の予選2回目には、31台が進出した。
 史上初のノックアウト方式は、ウエットコンディションとなり、タイヤ本数制限が解除されて行われたが、タイヤの使い方というファクターが順位を左右した。15分のセッションを3回行い、徐々に振り落とされていくシステムの中、第1セッションでは、昨年ランキング6位となった出口修がコースアウトして、まさかの脱落。25番手グリッドからスタートする結果となってしまった。
 21台が進出した第2セッションは、最終パートとなる第3セッションへ残るための九つのイスを目指す戦いとなり、ここでも、セッション終了間際に逆転劇があり、徳留和樹が10番手となり涙を飲んだ。テストから好調な中須賀克行もコースアウトを喫し、11番手と悔しい結果となってしまった。
 第3セッションは、タイヤをうまく温存した亀谷長純が、ただ一人、2分1秒台に突入しJSB1000初ポールポジションを獲得した。「パートごとの時間が短かったし、昨日の午前中にレインタイヤの感触がよかったので自信があった。周回数を抑えてタイヤを温存したのがよかったと思う」と長純。JSB1000クラス3年目となり、チーム、そしてタイヤの特性もうまくつかめてきている。決勝では、最高の結果を目指すと力強く語った。
 2番手には、ノリックがつけた。13年ぶりの全日本参戦だが、チームをまとめ上げ、自らのスタイルで着実にマシンをセットアップしてきた。難しいコンディションだったが、さすがの走りを見せていた。
 秋吉耕佑は、第3セッションの最後にリアタイヤのみ更新してピットアウト。チェッカーフラッグが振られる3秒前に通過し、ギリギリのタイミングでアタックしたタイムで3番手グリッドにすべり込んだ。
 決勝は、ドライコンディションとなる可能性が高く、木、金とトップタイムをマークした山口辰也と好調な森脇尚護、コンスタントに51秒台をマークしていた中須賀などがレース序盤をリードしそうだ。フロントロウの3台、渡辺篤、柳川明など、誰が勝ってもおかしくない激戦が繰り広げられそうだ

伊藤真一  

亀谷長純

   
伊藤真一   亀谷長純
   
伊藤真一   阿部典史
   
伊藤真一   秋吉耕佑
     
伊藤真一   恒例の各クラスの集合写真
   
   
 
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