2年目のシーズンを迎える全日本GP-MONOクラス。コンストラクターからのコンプリートマシンもリリースされ、レベルの向上は必至となってくる。
公式予選は、ウエットコンディションとなり、20分のセッションで争われた。GP125のトップライダーとして活躍していた小室旭がフルエントリー、そのデビュー戦となり注目を集めていた。その小室が、2周目に2分20秒004をマークし、リーダーボードのトップに立つ。さらにタイムアタックを続けるが、最終コーナーでコースアウトを喫しピットイン。サスペンションをアジャストして出て行くが、タイムは更新できなかった。しかし、小室のタイムを破る者はあらわれず、GP-MONOデビュー戦をポールポジションからスタートすることになった。「GP-MONOで雨を走るのも初めてだったので、車体のセッティングが今一つだった。コースアウトしなければ、もっとタイムが出ていた。決勝は、コースレコードを更新して、ぶっちぎりで勝ちたい」と小室。GP-MONOクラスのレベルを上げ、目標にしてもらいたいと熱く語った。
2番手には、国内ライセンスの古川真一が入り、モリワキの乃村康友が最後のアタックで3番手にすべり込んだ。以下、星野知也、小原覚、岡田義治と続いた。
昨年のチャンピオン山下祐は、9番手からスタート。レースでは、小室に何とかついていきたいところ。小室のラップタイムに注目だ。
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