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MOTEGI SUPERBIKE RACE


GP250

文部科学大臣杯 2008年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 MOTEGI SUPERBIKE RACE
主催:ツインリンクもてぎ(4,801m)
決勝レポート
DATE:2007-4/5
■開催日/予選・決勝:4月5日(土)  ■天候・路面/予選・決勝:晴・ドライ
■開催場所/栃木県・ツインリンクもてぎ(4,801m) ■観客数/4月5日(土) :4,500人

乃村康友がポール to フィニッシュで全日本初優勝!
安村武志は決勝でコースレコードをマーク!!

 土曜日に予選・決勝レースが行われたGP-MONOクラス。昨年、チャンピオンを獲得した森隆嘉がGP125クラスにスイッチしたためゼッケン1不在のシーズンとなる。昨年、3勝をマークした中木亮輔がモリワキに移籍。ゼッケン2をつける中木とゼッケン3をつける乃村康友というモリワキの2台がシーズンを引っ張る存在になることが予想された。

 レースウイークに入ると乃村がセッションをリード。予選ではコースレコードを更新する走りでポールポジションを獲得。中木が2番手に続き、モリワキが1-2。3番手にテック2の安村武志がつけ、フロントロウの3台が2分06秒台をマークしていた。

 決勝は乃村がポールポジションから好スタートを切り、中木、比企徹、安村、谷川壮洋、岡田義治と続く。乃村はオープニングラップからペースを上げ2番手以下を引き離しにかかる。これに続きたい中木だったがストレートスピードが伸びず苦しい展開になる。その背後にはV字コーナーで比企をかわした安村が迫るが、スリップストリームに入られまいとマシンを振り、レイトブレーキングでポジションを譲らない。その間、乃村は独走体制を築いていく。必死に安村を抑える中木だったが4周目の4コーナーを立ち上がると失速。マシントラブルが発生してしまいリタイアとなってしまう。これで2番手に上がった安村は追い上げを開始する。みるみるうちに乃村との差をつめ、6周目にはコースレコードを更新。最終ラップには、ついに乃村のテールを捕らえ、最後の勝負所である90度コーナーを迎える。乃村もレイトブレーキングで前を譲らない、コーナーの立ち上がりで、ややはらむが何とか安村を抑えきりチェッカー。うれしい全日本初優勝をポール to フィニッシュで飾った。安村は惜しくも届かず2位。最終ラップまで三つ巴の戦いとなった3位争いは比企が制し、岡田、谷川と続いた。6位には激しい追い上げを見せた藤井謙太が入り、山本晃大、長島哲太、林達也と3台がほぼ並んでチェッカーを受けた。

[佐藤 寿宏]
●ライダーのコメント

優勝/乃村康友
スタート前のイメージ通り、ホールショットをとれたら、その後は自分の方が(中木さんより)速かったので、逃げ切れると思っていた。開発も兼ねてテストしているので、タイムを上げることだけに集中できないですが、自分の開発したMDでユーザーが少しでもいい結果、いいタイムを出せれば、嬉しですね。今シーズンはとにかく全部勝ちたいと思っていますが、今は初優勝で頭の中が真っ白になっているので、ホッとしたのが本音です。

2位/安村武志
予選でエンジンが壊れて、決勝は新品に載せ換えてぶっつけ本番だから、序盤はペースが上がらなかった。中盤からペースが上がって最後に乃村選手と勝負したんですが、少し欲張ったらオーバーランしてしまいました。今年は常に上位を走りたいですね。

3位/比企徹
とにかく一つでも前の人を抜いて勝つことだけを考えて走りました。最初は様子見だったんですが、結構離されたので、自分のペースを守りました。初めての表彰台でとても嬉しいです。


GP-MONO決勝レース   決勝レース
   
乃村康友   乃村康友
   
GP-MONO表彰台   優勝:乃村康友(中)・2位:安村武志(左)・3位:比企徹
     
     
   
Photo:H.Wakita(c)
 
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