優勝/#1 菊池 寛幸 チームウイリー
『レースはトメ(徳留)さんが逃げる展開になるだろうから、スタートする前までは「最後までついていけたらいいな」と思っていた。リーダーボードを見て、後ろに誰がいるかは知っていた。いい若手が出てきているので、おもしろいレースになると思ったけれど、序盤にあまり来なかったね。マシンに少しトラブルを抱えていたし、リスクは犯したくなかったので序盤は抑えてていったけれど、逃げられたら困るなと思っていた。作戦は特になかったけれど、このままだと逃げ切られてしまうので、なんとか自分にツキはないかと考えていた。自分のマシンのいいところ、悪いところを考えてうまくまとめることができ、いいところをうまく使えたことが勝利につながった。最終ラップは最終コーナーに入る前にトメさんと完全に並び、イン側に入ることができた。テスト不足はみんなも同じだと思うけれど、今の状態で勝てたのは本当にラッキーだったと思う』
2位/#2 徳留 真紀 チーム テック・2
『若い選手が最初から暴れてくれるだろうから気をつけていこうと思っていたので意外な展開でした。菊池さんが抑えて走っているのが分かっていたので前に出てみた。マシンの調子が悪く、朝のウォームアップで予選とは大幅にセッティングを変えていて、若干良くなったのでアドバンテージがあればと思っていたがペースが上げられず、一度2番手に下がって様子を見た。後ろに(山田)亮太も浦本もいたし、元気がよかったのでこのまま(二人を)抑えられればいいかなとも思ったけれど、残り10周辺りでマシンの状態がよければ前に出て引き離そうと思った。実際に前に出たらタイムが上がらずけっこう辛かった。スピードが出るところで僕のマシンにアドバンテージがなかった。うまくマシンをセットアップできなかったことが敗因ですね。途中でマシンが止まるかもと思っていたので最後まで走って表彰台に乗れたことはよかったけれど、(菊池さんに)抜かれたのはものすごく悔しいですね』
3位/#5 山田 亮太 TEAM PLUS ONE
『トップグループのペースが遅かったので助かりました。僕自身もタイムが伸びなかったので、ついていくことができた。ついていくのが精一杯で(菊池と徳留の)前に出るなんて考えられませんでした。一度、後ろにいた(浦本)修充に抜かれてしまい「これじゃ(恥ずかしくて)ピットに戻れない」と思い、何とか3位を死守しました。バイクは基本的に(岩田)裕臣くんがいたころと変わってないので、あとは自分のレベルを上げてコースを攻略するしかないですね』 |