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鈴鹿2&4


600クラス 

文部科学大臣杯  2011年 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦 SUPER 2&4 RACE in AUTOPOLIS
主催:オートポリスサーキット(4.674km)
ST600決勝レース1
レースレポート

DATE:2011-6/4
■開催日/予選・決勝:6月4日(日) 
天候・路面/晴・ドライ

山口辰也が圧倒的な走りで独走優勝!
2位争いは藤原克昭が制す!!

 スタート直後に山口辰也とデチャ・クライサルトが接触、さらに3番手グリッドの岡村光矩が接触し、デチャが転倒するアクシデントが発生。1コーナーへは、2列目6番手グリッドの中冨伸一が真っ先に進入し、岡村光矩、小林龍太、山口の順で続いていく。
 オープニングラップは、中冨が制すが、2コーナーで小林がトップを奪う。山口も3番手につけ様子を伺うが、3周目の2コーナーで中冨をかわすと、その勢いのまま第2ヘアピンで小林のインに入るがクロスラインとなり、再び小林が前に出ていく。しかし、山口は、4周目のホームストレートから1コーナーで小林の前に出ると、ファステストラップとなる1分54秒750をマークし、2番手を1秒532も引き離して戻ってくる。山口は、続く5周目も1分54秒台をマークし、あっと言う間に独走体制を築いていく。
 2番手争いは、小林を先頭に、岡村、中冨、藤原克昭、津田拓也、佐藤裕児、関口太郎、渡辺一馬などが続き、集団を作っていたが、ここから藤原が順位を上げてくる。8周目には、この集団のトップに立ち、これに呼応するように中冨も藤原の背後につける。中冨は、藤原にプレッシャーをかけるが、藤原も譲らない。そして14周目のコース後半の上りのセクションで藤原をかわして2番手に浮上する。しかし、続く15周目の1コーナーで再びすぐに藤原が前に出ていく。
 トップを走る山口は、2位を10秒以上引き離す大差で優勝。2位争いは僅差で藤原が制し、中冨、岡村、小林、津田、佐藤、渡辺、関口と続いてチェッカーフラッグを受けた。

[佐藤 寿宏]
●ライダーのコメント

優勝/#1 山口辰也 TOHORacingMOTOBUM
『スタートでデチャ選手と接触してしまい、デチャ選手のハンドルがボクに引っかかってしまった。ボクは運よくレースを走れたのですが、デチャ選手が転倒してしまい、バトルをしたかったので残念です。予選よりも決勝の方が、涼しくなってきたので、ピレリタイヤに合ったコンディションでした。タイヤは、すばらしくいいですね。まずはレース1で勝ててホッとしました。どんな状況でも手を抜いて走ったことはないですし、レース2も全力で勝ちにいきたいです。応援してくれるスポンサーを始め、優秀なメカニック、すべてに感謝したいです』

2位/#57 藤原克昭 M-TBEETKAWASAKI
『14年振りの全日本参戦になります。今まで、13年間世界選手権を走ってきて、今年からアジア選手権にエントリー、その緒戦でダブルウインができましたが、今回のレースが一番緊張しました。3週間前に急遽出ることが決まりましたが、藤原が世界から帰ってきたってことで、ヘタな走りはできないしね。フリー走行から手に豆ができるぐらい全力で走りました。山口選手も中冨選手も同じレースを戦ったことは、ないのですが世界選手権を走っているころから、全日本のことを聞いていたし、本当にレベルが高い。このメンバーが世界を走っても活躍できると思う。今日は、カワサキのホームコースで表彰台に上がることができて、うれしいですね』

3位/#3 中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
『ホールショットを奪えて、オープニングラップをトップで戻ってこられたのですが、その後、順位を落としてしまった。藤原選手が中盤から追い上げてきてので、ボクもペースを上げていきました。藤原選手といいバトルができたんですけれど、前に出られなかったので悔しいですね。レース1で自分ができなかった部分を修正して、レース2でクリアできるように頑張ります』

レーススタート  

スタート直後のアクシデント。好調だっただけに、レース2でのデチャの欠場は残念、

     
秋吉耕佑  

山口が圧倒的な走りで独走

     
表彰台  

優勝/山口辰也、2位/藤原克昭、3位/中冨伸一

     
集合写真  

九州から東日本大震災の復興支援メッセージを込めて

     
Photo:H.Wakita(c)
 
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