●ライダーのコメント
優勝・2011チャンピオン/山口辰也 TOHO Racing MOTO BUM
『多くのスポンサーさんが応援に駆けつけてくれていましたし、皆さんの応援がなければ今年も、こうしてレース活動を続けることはできませんでしたから、いい成績を出して恩返しをしたいと常に思っています。グリッドに着いた時点では"勝つか負けるかしかないな"と思っていました。レース中は、後ろで見ていたワケではなく、ボクも全開で走っていました。余裕がある場所はありましたが、西コースで引き離されてしまうので、短い12周の間に西コースを(中冨選手と)同じようなペースで走れるように努力していました。残り5周ぐらいは、東コース部分で勝負していたのですが、前に出られなかったので、スプーンカーブで頑張ってバックストレートでスリップストリームに入ることができればパスできると思いました。その通りの展開になりましたね。ただ、シケインの立ち上がりで、1速に入ってしまい加速が鈍ったので"抜かれる!?"と思ったのですが、勝つことができてよかったです。今回は"CBR50勝"もかかっていたので絶対に勝ちたいと思っていました。いいレースを見せることができてよかったです』
2位/中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
『最終ラップのバックストレートで必ず来ると思っていましたが、手も足も出ずきれいにパスされてしまいました。シケインのブレーキングでは、インを伺ったのですが、山口選手がしっかりラインを塞いでいましたし、勝負できるスペースはありませんでしたね。アウトから仕掛けるほどスピード差もありませんでしたし…。今できる精一杯の走りをしましたが…。スポンサーさん、チームに申し訳ないです。悔しいです』
3位/亀谷長純 バーニングブラッドRT
『序盤は、接触などもあって集団に飲まれてしまっていたのですが、ストレートスピードがある中、コーナーで詰めていきました。レース終盤、残り2周というところでヘアピンで津田選手に強引にかわされてしまい、その直後に津田選手のマシンからオイルが出ていたので、転倒しないように間を開けているうちに井筒さんに引き離されてしまったので"勝負するのは難しいかな!?"と思いましたが、何とか最後のシケインで前に出ることができました。シーズンを通して見ると、最初のオートポリスで勝って以来の表彰台。ケガもありましたし、今回もレース序盤からトップの2台に離されないように走りたかったのですが、それもできませんでしたし課題も多く残ったシーズンでした』
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