優勝/藤井謙汰 F.C.C.TSR Honda
『ケガが思ったよりも痛くて、コーナーによっては踏ん張りがきかないところがあったり、S字の倒しこみが甘くなって刺されたりした。序盤、飛ばしていたわけではないのにトップを走れたから、その段階で、いい勝負ができるかなと思った。小室選手に一度シケインで抜かれたときも、立ち上がりで合わせて、コントロールラインでは自分が前に出られるか確認していたし、自分がトップにいる時はシケインでちょっと加減するようにしていた。最後のシケインは最初の倒しこみが右なので、痛くてもステップから足をはずしてでも突っ込んでいくつもりでした』
2位・2011チャンピオン/長島哲太 Projectμ7C HARC
『決勝は混戦になると予想はしていたけれど、あそこまで台数が多くなると思っていなかった。謙汰はケガをしているせいか、S字とかでは、けっこう詰まってしまい、それに合わせると小室さんに抜かれてしまった。最後は小室さんと謙汰が前にいたとしても裏ストレートで小室さん抜いてシケインで謙汰を抜けると思っていたので、ラスト3周となったシケインで試してみたらコースアウトしてしまいました。それまでチャンピオンのことが頭に引っかかっていて攻めきれなかったけれど、この順位(5位)で終わるくらいなら、と思い切って攻めました。最低でも表彰台は上りたかったので、2位でよかったけれど、GP-MONO最後のレースで勝ちたかったので悔しいですね。ただ、今年は多くの方に支えられてレースができたことが実感できたし、みんなのおかげでチャンピオンになれました。本当にありがとうございます。来シーズンも精一杯頑張ります』
3位/葛西雅廸 タニシ&Speed Heart
『鈴鹿サンデーでは謙汰くんと常に一緒に走っているので、謙汰くんの走りは分かっているのですが、途中でトップに上がって、もう一度シケインで(謙汰に)刺されたときに、今までの経験からいって"ちょっと勝てないな"と思った。後ろはあまり見ていなかったんですけれど、最終ラップでまさかテツくん(長島)にやられるとは思っていなかったです。序盤の追い上げでタイヤ使い切ってしまったので、最後はあまり無理できなかった。この経験をこれからのレースに生かしていきたいと思います』 |