第1戦ツインリンクもてぎ J-GP3レースレポート
News 2021.04.04
予選2番手グリッドの尾野弘樹がホールショットを奪い、ポールポジションの小室旭、木内尚汰、細谷翼、高杉奈緒子、徳留真紀と続いて行き、そのままのポジションでオープニングラップを終える。3番手につけていた木内だったが、ジャンプスタートでライドスルーペナルティの裁定を受け23番手まで後退。
レーススタート
トップグループは尾野を先頭に、小室、細谷、小合真士、徳留の5台が形成。ここから徐々に徳留が遅れ、トップグループは4台に絞られてくる。細谷は、何度も小室に仕掛けて行くが、なかなか前に出ることができない。レース中盤に何度かポジションを入れかえるが、小室の巧者振りが際立っていた。
トップ争い(#22尾野弘樹、#2小室旭)
そしてレース終盤に入っても、尾野がレースを引っ張り、小室のテールを細谷がマーク。残り3周を切った5コーナーで細谷が前に出ると尾野に迫って行く。細谷は、その勢いのまま90度コーナーで前に出るが、クロスラインで尾野が抜き返す。
尾野弘樹の走り
残り2周を切った17周目。2コーナーから3コーナーで尾野が細谷をかわし2番手に浮上。尾野に並びかけながらS字コーナーに入っていくが、逆にV字コーナーへのブレーキングで細谷にかわされてしまう。前に出たい小室、抑えたい細谷の思惑が90度コーナーで交錯。2人とも大きくはらんでしまい、アウトギリギリの細谷は、リアをスライドさせてしまい立ち上がり加速がにぶってしまう。このすきに小合が3番手に浮上。トップの尾野が、2番手の小室にやや差をつけてファイナルラップに入っていく。
小室は、尾野に迫っていくものの、勝負できるところまで行けない。最終ビクトリーコーナーを尾野、小室、小合の3台がひとかたまりで立ち上がり、そのままチェッカー。尾野が久しぶりの優勝をJ-GP3クラス復帰戦で飾った。小室は悔しい2位。小合は、うれしい初表彰台となった。4位に小合、5位に徳留、6位に高杉と単独で続き、大集団のバトルとなっていた7位争いは、ライドスルーペナルティから追い上げた木内が制した。8位に小田喜阿門、9位に予選での転倒が響いた成田彬人、10位に中島元気、11位に山本航、12位に高橋直樹、13位に江澤伸哉と僅差でチェッカーを受けた。
優勝した尾野弘樹
表彰台(左から 小室旭/尾野弘樹/小合真士)
【公式結果】
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