負傷の國川浩道に代わりマシン開発を進める
News 2021.04.13
2021年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦鈴鹿2&4レース(4月24日・25日)の暫定エントリーリストが先日発表された。その中に、TOHO Racingからエントリーする山口辰也の名があった。
2017年限りでTOHO Racingと山口辰也のプロジェクトは終焉を迎えていた。TOHO Racingは、昨年より國川がST1000クラス、國峰啄磨がST600クラスに参戦し、全日本に本格復帰。一方、山口も自らのチーム、Team T2yを立ち上げ昨年よりST1000クラスに参戦していた。
TOHO Racingが目標に掲げている鈴鹿8耐復帰を目指し、今シーズンより國川がJSB1000クラスにスイッチしたが、開幕前の公開テストで負傷してしまい第1戦ツインリンクもてぎを欠場。今回の山口の参戦は、TOHO RacingのJSB1000仕様のHonda CBR1000RR-Rの実戦開発となる。
「久しぶりにTOHO Racingに声をかけていただき光栄です。レースウイークから走り始めますが、KYBさんとお仕事するのも久しぶりですし楽しみにしています。また一緒に戦えることを感謝し、マシン作りに集中したいと思っています」と山口。
TOHO RacingからST600クラスを戦う國峰もエントリーし、今回の鈴鹿2&4レースは、2台体制での参戦となる。鈴鹿8耐に向けたトライアウトも兼ねており、2人で、まずはレース1で参戦資格を取っておきたいところ。
「1000ccは以前、鈴鹿8耐テストで少し乗っただけですし、ぶっつけ本番なので難しい部分ばかりだと思いますが、いいパフォーマンスを発揮してチームに貢献したいですね」と國峰。今回のスポット参戦は、鈴鹿8耐に向けた練習という位置付けでもある。
67台がエントリーしている第2戦鈴鹿2&4レース。2台のTOHO Racingのマシンが、どんな走りを見せてくれるか楽しみなところだ。