RS-ITOHとタッグを組みAUTOBOY ☆ FirstStar始動
News 2021.04.19
2021年シーズン、新庄雅浩が12年振りに全日本ロードレース選手権にフルエントリーしている。チーム名は、AUTOBOY ☆ FirstStar、参戦クラスはST1000だ。全くの新規チームというよりは、RS-ITOHの別部隊と言ったところ。2010年を最後に全日本へは、スポット参戦。鈴鹿8耐やテイスト・オブ・ツクバ(TOT)などで活躍を続けていた新庄だったが、昨年、全日本ST1000にスポット参戦し、決勝こそ他車に接触され骨折という痛い目にあったが、予選までのパフォーマンスをTOTを応援してくれている保険総合代理店ファースト・スター株式会社の石川和芳代表が評価。RS-ITOHもバックアップ体制が整ったこともあり、フルエントリーすることが決まった。
「FirstStarさん、RS-ITOHさんを始め、多くの皆さんのご協力のおかげで12年振りに全日本ロードレース選手権にフル参戦させていただけることになりました。開幕戦は、トラブルが重なり思うような走りができず不甲斐ない成績に終わりましたが、次戦は、しっかり戦える体制を作って臨もうと思っています。自身のホームショップAUTOBOYとして参戦できることも、レースを始めたころの情熱が再沸騰していますし、感謝という気持ちに溢れています」と新庄。
また、ST600クラスには、新庄が育ててきた中村竜也がフルエントリーする。
「全日本参戦3年目になりますが、まず、今年も走る環境を与えて頂きました多くの皆様に感謝しています。昨シーズンは怪我ばかりし全く結果を収めることができなかったので、今年は去年の分まで結果にこだわって、全力で取り組み走ります! ST600クラスでカワサキ車は自分1人だけなので、応援よろしくお願いいたします」と結果にこだわるシーズンにしたいとコメント。
和田留佳は、RS-ITOH ☆ FirstStarとしてST1000クラスにスイッチ。開幕戦では、12位でフィニッシュしポイントを獲得している。
「今年から1000ccに乗り始めたばかりですが、テストの際に柳川さんや新庄さんにたくさんのことを教えてもらい、茂木では自信につながるとても充実したウィークを送ることができました。初戦でポイントを取ったので、次戦以降は、もっと上位でゴールできるように頑張りたいと思います」と和田。昨シーズンいっぱいでレースを辞めることも考えていたが心機一転。新体制でゼロからスタートを切っている。
総監督的立場となるRS-ITOH代表の伊藤一成氏は「新庄はTOTでは、優勝経験もあり、トップ争いをしていますが、全日本でも速く走ることができることを証明して欲しいですね」とエールを送る。
鈴鹿8耐へは、新庄がKawasaki PLAZA Racing TeamとしてEWCクラスにエントリー予定となっており、第2戦鈴鹿2&4レースには、JSB1000クラスにFirstStar Kawasaki PLAZA Racing Teamとしてエントリーしトライアウトに挑む。