第2戦鈴鹿2&4レース JSB1000レース1レポート
News 2021.04.24
第2戦鈴鹿2&4レースは、レース1が鈴鹿8耐に向けたトライアウトを兼ねたレースとなったこともあり、多くのエントリーを集めた。
14周で争われたレース1。好スタートを見せたのはセカンドグリッドの清成龍一。ホールショットを奪い、2番手に岩田悟、ポールポジションの中須賀克行は3番手につける。以下、濱原颯道、亀井雄大、加賀山就臣、日浦大治朗、名越哲平、渥美心、秋吉耕佑、國峰啄磨、関口太郎と続いて2コーナーをクリアして行く。オープニングラップは、そのまま清成が制し、岩田、中須賀、濱原と続き、2周目に入るホームストレートで中須賀が岩田をかわし2番手に上がる。この時点でトップグループは、清成、中須賀、岩田、濱原の4台が形成し、やや間隔を空けて加賀山、亀井、日浦が続いていた。2周目のバックストレートから130Rで濱原が岩田をかわし3番手に浮上。トップ争いは、清成のテールを中須賀が伺い濱原と岩田が続いていたが、3周目のデグナーカーブ2個目立ち上がりで中村修一郎、東村伊佐三、杉山優輝、加藤高史、鈴木孝志の5台が転倒する多重クラッシュが発生。このアクシデントのため5周に渡ってセーフティーカーが入り、8周目に入るところでリスタートとなる。
このリスタートのタイミングで濱原はマシンに問題が発生したためにピットイン。再スタートするものの大きく順位を落としてしまう。さらに名越が最終コーナーで転倒し、そのままリタイアとなってしまっていた。
再びレーシングスピードに戻ったトップ争いは、清成、中須賀、そしてS字コーナーで加賀山が岩田をかわして3番手に上がる。清成のテールを伺う中須賀は、10周目の1コーナーでトップに上がると、一気に2分06秒台にペースアップ。ファステストラップを更新する走りを見せ、清成をジリジリと引き離して行く。その後方では、加賀山と岩田が一騎打ちの3番手争いを繰り広げていた。
安定した速さでトップを快走した中須賀がレース1を制し、開幕3連勝をマーク! 清成は3秒742差の2位。3位争いは、最終ラップの130Rで勝負に出た岩田だったが痛恨の転倒。そのままリタイアとなってしまった。加賀山が3位でゴールし、自らが持つ表彰台最年長記録を更新した。4位に亀井、5位に日浦、6位に秋吉、7位に生形秀之、8位に國峰、9位に児玉勇太、10位に関口、11位に山口辰也、12位に渥美心、13位に中冨伸一、14位に柳川明、15位に星野知也と続きポイントを獲得した。