第3戦スポーツランドSUGO ST1000レースレポート
News 2021.05.23
17周で争われたST1000は、ポールシッター渡辺一馬のホールショットで幕を開けた。そしてトップの渡辺に榎戸育寛、岡本裕生、渥美心、星野知也、高橋裕紀、作本輝介、前田恵介らが続き、オープニングラップは渡辺、榎戸、岡本、渥美、高橋、星野、作本、前田、南本宗一郎、豊島怜の順で終了し2周目に入っていく。
2周目に入ると岡本が榎戸を攻略して2番手に浮上。また、作本が星野をパスして6番手、南本は前田を抜き8番手に上がる。さらに南本は3周目に星野をパスして7番手となった。
4周目には、さらに順位は動き、高橋が渥美を抜いて4番手となり、作本も渥美を攻略して5番手に上がる。そして5周目のシケインでは8番手を走行していた長谷川聖が転倒してしまう。
その5周目にファステストラップをマークした2番手の岡本が、6周目には渡辺を抜き去りトップに躍り出る。さらに岡本は5周目から8周目までファステストラップを連発し、レースをリードするが、10周目の1コーナーで走行ラインを外すと、ウエットパッチに乗ってしまい痛恨の転倒。
これで、岡本の快走にも慌てることなくついて行った渡辺がトップに立つと、2番手となった作本との距離を徐々に広げていき、13周目に渡辺は1分28秒782のファステストラップを記録する。これでレースは渡辺のものとなり、独走でST1000クラス初優勝を達成した。
一方、2位の座は、作本、榎戸、髙橋、南本の間で激しく争われ、14周目に入るホームストレートで榎戸、さらに同ラップの馬の背で作本をパスした髙橋が2番手に浮上する。そして15周目に最終コーナーで南本が作本をパスして3番手に上がるのだが、最終ラップのホームストレートから1コーナーまでで作本が抜き返すと、そのまま南本を抑えて作本が3位のチェッカーを受けた。