第4戦 筑波 ST1000クラス 決勝レース1
News 2021.06.19
午前に行われた予選で最速タイムをマークした岡本裕生がレース1のポールポジションにマシンを並べる。そして前田恵助、渡辺一馬がフロントロウとなった。予選時よりも雨足が強まったレース1で好スタートを切ったのはポールシッター岡本だ。そして5番手スタートから一気に前に出た榎戸育寛が2番手となり、前田が3番手に続く。
しかし、オープニングラップの最終コーナーでトップを走っていた岡本が転倒。白線に乗ったと言うことだ。そして2周目に岡本と同じ場所で前田も転倒してしまう。これで赤旗が提示されてレースは中断。再スタートは当初の予定通り20周、すなわち仕切り直しがアナウンスされ、岡本、前田ともスターティンググリッドにつくことができたのだが、ST1000クラスはTカー登録ができないため、岡本と前田のチームにとっては傷ついたマシンの修復が急がれた。
再スタートに向けてレーススケジュールが進行。そしてピットロードがクローズドになる直前、マシン修復を終えた岡本がピットを後にするが、その後のS字コーナーでマシンを止めてしまう。一方の前田は、マシン修復が間に合わず、スタートをピットで見ることになってしまう。
その再スタートでは、渡辺が好ダッシュするが、1コーナーでは榎戸がトップに立つ。そして榎戸は一気にペースを上げると、首位を不動のものとしていく。2番手争いは渡辺、豊島怜、作本輝介の3人によって争われ、星野知也、南本宗一郎が続く。5周目に南本が星野をパスして5番手に浮上。また、6周目には作本が豊島を抜いて3番手に上がる。さらに作本は10周目に渡辺をパスすると、ラップタイムを1分02秒台に上げる。だが、14周を終えた時点でトップを走る榎戸とは7秒の大差があった。
だが、レース終盤になると榎戸はマシンに問題を抱えると、16周目にラップタイムは1分03秒台に落ち、17周目、18周目には1分04秒台へと急落してしまう。対する作本は16周目、18周目、19周目に自己ベストを塗り替え、さらに最終ラップではレース中のファステストラップとなる1分01秒748を記録。だが、トップの榎戸は19周目から1分03秒台にペースを復活させており、作本は0秒090秒及ばずに悔しい2位。3位に渡辺が入った。
豊島は自己最高位の4位、南本は5位、星野が6位、藤田拓哉が7位と続いた。以下、渥美心、梶山知輝と続き、高橋裕紀の代役として参戦した伊藤和輝が10位でゴールした。
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