第4戦 筑波 J-GP3クラス 決勝レース1
News 2021.06.19
前日までの好天から一転、朝から雨模様となった筑波サーキット。午前8時35分から25分間で行われた公式予選では、小室旭がポールポジションを獲得。2番手に尾野弘樹、3番手に森俊也と続きフロントロウ。以下、濱田寛太、江澤伸哉、細谷翼、木内尚汰、高橋匠、徳留真紀、山本恭裕のトップ10。
予定通り12時45分、20周によるレース1がスタートする。ホールショットは小室が奪い、尾野、森と続く。オープニングラップは小室が制し、尾野、森、細谷、濱田、江澤、山本、彌榮郡、徳留、木内の上位10台。尾野が2周目の最終コーナー立ち上がりの縁石に乗り上げマシンが振られた隙を突いて森が1コーナーで2番手に浮上する。
小室は序盤から後続を引き離しにかかり、2周目には2番手に1秒7の差をつける。これに森が反応。徐々にその差を詰めていき、5周目には0.591秒差に迫る。その後方では濱田が尾野をかわして3番手に浮上する。しかしアジアコーナーで濱田と尾野が転倒、尾野は再スタートを切るものの最後尾まで降順。かわって表彰台争いを展開するのが細谷と江澤だった。トップグループから約5秒後方に位置していた。
トップ争いは小室と森の一騎打ちとなる。レース折り返しとなる10周目にはテールtoノーズの接近戦になり、バックマーカーも出てくる。それらをかわしながら11周目の第1ヘアピンで森が小室のインを突いてトップに浮上する。ここで小室は無理して森を追うことを選ばずマージンを取る。トップに立った森は1分05秒台で周回するが小室は1分06秒台のため、その差は徐々に開いていく。しかしそれまで快調に周回していた森が14周の1コーナー立ち上がりでスローダウン。天を仰ぎながらマシンを止める。
これで単独トップに立った小室は後続を大きく引き離してチェッカー。今季2勝目を挙げる。2位争いとなった細谷と江澤のバトルは江澤が制し2位チェッカー、NSF250R challengeではトップのリザルトとなった。細谷は3位に入り表彰台を獲得。以下、4位に彌榮、5位に木内、6位に徳留、7位に高橋直輝と続き、8位に特別参加枠最上位となった高橋匠、9位に小田喜阿門、10位山田尚輝と続くトップ10だった。
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