2021MFJカップ JP250選手権 第3戦筑波
News 2021.06.20
ドライとなった決勝レース2は混戦に
2021MFJカップ JP250選手権 第3戦筑波は決勝2レース制。土曜日の朝一番で予選、午後に決勝レース1,日曜日の午前中に決勝レース2が行われる。土曜日は前日とは打って変わり朝から雨。それも風を伴い時に激しく降る。その中で20分の予選セッションが進むにつれて、徐々にタイムも上がってくる各ライダー。結局、ファーストタイム、セカンドタイムともに篠崎佐助がトップタイムをマークし、レース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。
決勝レース1のスタートはヘビーレイン
土曜日の12時からの決勝レース1も雨。前回SUGOラウンドの決勝が中止となっているだけに、各ライダーともモチベーションは高い。その中でポールポジションの篠崎がダッシュを決め、ホールショットを奪うと、オープニングラップからリードを広げていく。後続は今季からインターに昇格した田中敬秀、中村龍之介、岡部怜のインター勢に混じって、ナショナルの梶山采千夏が続く。
決勝レース1のトップ争い
篠崎は、その経験と速さを活かし、周回毎に2位集団との差を広げ、12周のレース折り返しまでに2秒以上のアドバンテージを築いた。一方後方の2位集団は田中が抜け出し、中村、岡部、梶山の3台でのバトルとなり、ナショナルライダー梶山の健闘が光ることとなった。結局、レースは前回SUGOの鬱憤を晴らすかの如く、篠崎が独走で開幕戦についで優勝。田中が2位。3位争いは0.4秒に3台がひしめく結果で中村が入った。ナショナルのトップは梶山で総合でも5位。鈴木悠太、南博之が表彰台に上った。
最後まで続いた激しい3位争い
明けて日曜日、曇りながらドライコンディションでのレースとなったJP250が最初の決勝レース2となった。ここでもポールポジションスタートの篠崎が好スタートからレースをリードしていく。しかし、虎視眈々とその座を狙う上位ライダーたちは、今回簡単にはリードを許さなかった。
前半から中村、岡部、田中らが先行する篠崎の直後でバトルを展開。そこから抜け出た田中が篠崎に接近すると、6周目には一時トップに浮上する。すると後方からもレコードラップで梶山、中沢寿寛らもバトルに加わり、後半は複数台によるトップ争いが、3ワイド、4ワイドでコーナー毎にバトルする目まぐるしく展開。その中で、トップを奪い返していた篠崎が最終ラップの最終コーナーの攻防を制して篠崎がトップチェッカーを受け、筑波で2連勝、開幕戦優勝、前回中止となったSUGOを含め、今季 負け無し。ナショナルクラスは梶山がレースで堂々のトップ争いを繰り広げ、ナショナルクラス2連勝、そして総合3位表彰台を獲得した。
レース2でも先行逃げ切りを狙ったがそれは叶わなかった篠崎佐助
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