第5戦鈴鹿 MFJグランプリ J-GP3決勝
News 2021.07.19
土曜日に梅雨明けした東海地方は朝から真夏の太陽が照りつけ、気温も路面温度もグングン上昇。この日、最初の決勝レースとなるJ-GP3クラスのレースは、13周で争われた。
ホールショットは尾野弘樹が奪い、小室旭、細谷翼、木内尚汰、徳留真紀と続く。バックストレートで小室が尾野をパス、しかしコーナリングスピードの速い尾野は130Rからシケインの飛び込みでトップを奪い返す。さらに細谷も小室をかわし、オープニングラップは尾野をトップに、細谷、小室、木内、徳留、藤田哲弥、高杉奈緒子、若松玲、濱田寛太、彌榮郡と続いて2周目に入っていく。小室はホームストレートで細谷をかわし、尾野にも迫る勢いだったが、シケインでは、木内がインから細谷、小室を一気にかわして2番手に浮上する。
尾野は2周目から2番手以下を引き離し、このとき2番手との差は1秒292だったが、5周目には4秒831もの差をつけ、あっという間に独走態勢を築いていく。その後方の2番手争いは細谷、小室、木内、徳留、藤田、若松、濵田、高杉の8台の大きなパックとなっていた。この中から細谷が抜け出していき単独2番手走行となる。
これで7台となった3番手争いはバックストレートやホームストレートでは3ワイド、4ワイドで激しく順位を入れ替えながら周回を重ねていく。3番手グループがバトルをしているうちに、彌榮郡、小合真士、森俊也が追いつき9周目には10台の集団にふくれ上がっていた。
尾野はペースを緩めることなく13周を走り切り2位に14秒271もの大差をつけてトップチェッカー! 開幕戦ツインリンクもてぎ以来となる今季2勝目を挙げた。2位には、こちらも単独走行となっていた細谷が入り連続表彰台。
最終ラップまで続いた激しい3位争いは小室を先頭に大きな集団のままファイナルラップを迎える。ダンロップコーナーで徳留が小室のインに飛び込み2台並んでコーナーを駆け上がるが、そのさらにインから木内が前に出ていき一気に3番手に浮上。木内、徳留、小室の3台が抜け出し最後のバックストレートへ。ここでストレートスピードの速い小室は一気に集団のトップに浮上、そのままシケインを抑え3位表彰台を獲得した。その後方では、シケインの進入でアウト側のラインを取った木内に、さらにレイトブレーキングでインから飛び込んできた藤田が接触し、2台が転倒してしまう。4位には徳留が入り、 5位に若松、6位森、7位濵田、8位彌榮、9位高杉、10位小合で決着が着いた。再スタートした木内が15位でゴールしている。
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