第5戦鈴鹿 MFJグランプリ ST600決勝
News 2021.07.19
ST600クラス決勝スタートを前に、大粒の雨が落ちてきたためスタートディレイ。ウエット宣言が出されたため2周減算の11周で決勝は行われることになる。しかし雨はすぐの止みドライコンディションでスタートした。
ホールショットは埜口遥希が奪い、小山知良、長尾健吾、荒川晃大、佐野優人と続いて1コーナーに進入する。ポールポジションスタートの荒川は、長尾のインから2コーナーを立ち上がり3番手に浮上。デグナーカーブ1個目では、小山が埜口をパスしトップに浮上。埜口が2番手、3番手に荒川、4番手に佐野優人、5番手に國峰啄磨、6番手に長尾健吾と続き、西コースに入っていく。
ヘアピン進入へのブレーキングで、佐野優人が荒川をパスするが、バックストレートで抜き返される。荒川はシケイン進入で埜口をかわし2番手に浮上し、トップの小山を追う。オープニングラップは小山が制し、荒川、埜口、佐野優人、國峰啄磨、長尾健吾、佐野勝人、横山尚太、阿部恵斗、伊達悠太の上位10台。
トップグループは小山、埜口、荒川の3台が形成。荒川が2周目のバックストレートで小山をかわしてトップに浮上する。その後方で國峰、長尾、佐野優人、佐野勝人がセカンドグループを形成して4番手争いを展開していたが、ここから3周目のスプーンカーブで佐野優人がオーバーランして大きく順位を落としてしまう。4周目の1コーナーでは、長尾がオーバーランするも佐野勝人の後ろで復帰、6番手をキープ。このセカンドグループに阿部が追いつき4台によるバトルを展開する。阿部は勢いそのままに7周目のシケインで佐野勝人をパスして國峰を追う。
トップグループは5周目に小山、8周目に荒川、10周目に小山、とトップが入れ替わりながらバトルを展開、埜口はこの2台の後ろで3番手走行を続ける。
迎えたファイナルラップ、埜口が荒川に仕掛ける。スプーンカーブで荒川のインに飛び込むが、荒川も引かず2台並んでスプーンカーブを立ち上がっていく。バックストレートから130Rの進入で荒川が前に出ていき、最後の勝負所となるシケインの進入でアウトからかぶせようとする埜口だったが黄旗が出ていて万事休す。
トップチェッカーは小山となり、開幕戦に続いて2勝目を挙げる。熾烈な2番手争いを制した荒川が2位。3位埜口は前戦に続き連続表彰台。4台による4位争いは長尾が制し、5位に國峰、6位阿部、7位佐野勝人、8位鈴木光来、9位伊達悠太、10位中山耀介の上位10位だった。
◎MFJ Live CHANNEL ~ 各公式予選・決勝レースのライブが見られます。