第6戦 岡山国際サーキット JSB1000クラス決勝レース
News 2021.09.05
JSBレーススタート
24周で争われるレースのホールショットを奪ったのは、前戦MFJグランプリ鈴鹿での転倒・負傷から復帰した亀井雄大。そして清成龍一、ポールシッター中須賀克行が続くが、アトウッドカーブでは、中須賀が亀井をパスして2番手に浮上し、トップ清成の背後に迫る。
JSBレースバトル(#2清成龍一と#7中須賀克行)
オープニングラップは、清成、中須賀、亀井、加賀山就臣、名越哲平、岩田悟、濱原颯道のオーダー。そして2周目のヘアピンコーナーでは名越が加賀山をパスして4番手に上がる。
この2周目に最速ラップをマークしたのは中須賀で、タイムは1分31秒618。首位の清成のラップタイムは1分31秒662で2人のタイム差は僅かだったが、3番手の亀井のラップタイムは1分33秒280で、ここで一気に清成と中須賀が後続を引き離す形となった。
JSBレースバトル(#10加賀山就臣と#3濱原颯道)
3周目のラップタイムは、清成の1分31秒981に対して中須賀は1分31秒792で、その差は0.015秒に縮まる。しかし、4周目に中須賀のラップタイムは1分32秒328に落ち、翌5周目には再び1分31秒台に戻すが、やや安定感に欠けた状態だ。これに中須賀はレース後「このコースは、前のライダーにペースを合わせると、リズムがつかみにくくなり、余計にタイヤを消耗させてしまう」と語っており、「チャンスがあれば早い段階で前に出るつもりでいた」とも語った。そしてそのチャンスは7周目に訪れた。トップの清成は、6周目の最終コーナーで僅かにミスすると、中須賀は見逃さず、7周目に入った第1コーナーで清成を捉えて首位の座を奪ったのだ。
ウイナー中須賀克行の走り
トップに立った中須賀は、ラップタイムも安定し始め、8周目にファステストラップ1分31秒499を記録。さらに10周目には自身のファステストラップを更新する1分31秒492をマークすると、この段階で2番手の清成に2秒3差をつけていた。
ウイナー中須賀克行
その後、中須賀は1分31秒台で周回。対する清成のラップタイムは1分32秒台で、その差は広がる一方だった。中須賀は、2位の清成に10秒712の大差をつけて今季8勝目のチェッカー。3位に名越、4位に濱原、5位に加賀山が入り、ホールショットを決めた亀井は、足の感覚がなくなりながらも6位。そして7位には18周目の1コーナーで秋吉耕佑をパスした代役参戦の山口辰也となった。柳川明、関口太郎、岩田悟の三つ巴の9位争いは、柳川が制している。
JSB1000クラス表彰台
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