第6戦 岡山国際サーキット J-GP3クラス決勝レース
News 2021.09.06
決勝日はこのウイークで初めての青空。朝から太陽が照りつけ残暑厳しいコンデシション。2輪専用シケインができてから初めての全日本ロードレースの決勝が行われた。朝のウォームアップ走行で赤旗が出た影響でレーススケジュールが変更となり午前10時13分、19周による決勝レースがスタートした。
ホールショットは尾野弘樹が奪い、小室旭、細谷翼、高杉奈緒子と続く。オープニングラップは尾野が制し、以下、小室、細谷、高杉、森俊也、岡崎静夏、徳留真紀、彌榮郡、大田隼人、成田彬人の上位10台。尾野はスタート直後からペースを上げて逃げにかかり3周目には2番手の小室に3秒060もの差をつける。2番手以降が1分41秒後半から42秒台のラップタイムに対し、1人だけ1分40秒台後半と約1秒速いペース。その差はみるみるうちに開いていき、5周目には5秒110、折り返しを迎える9周目には11秒484の差をつけて独走となる。
セカンドグループは小室、細谷、高杉の3台。しかし高杉が徐々に遅れ出し小室と細谷の一騎打ちに。小室の背後から細谷がプレッシャーをかけるが2人の差はコンマ2秒前後のまま変わらず。動いたのは16周目。バックストレートで小室のスリップに入った細谷がヘアピンで小室をパス、2番手に浮上する。高杉は単独の4番手走行を続ける。
5番手以降のグループは森、岡崎、徳留、彌榮郡、大田、成田、木内尚汰、田中風如、山本恭裕による9台の集団であったが、ここから徳留と木内が抜け出して2台によるバトルを展開。かわって7番手争いが毎周順位を入れ替える激しい集団となる。岡崎、大田が徐々に遅れ出し、オープニングラップを17番手で通過した小合真士が加わり順位を上げていく。12周目には11台の大きな集団となっていた。
尾野は12周目以降、ペースが落ちるが、それでも1分41秒前半のラップタイム。一度もトップの座を譲ることなく2位に18秒453の大差をつけてポールtoウイン! 鈴鹿に続く連勝で今季3勝目。25ポイントを加え118ポイントとした。
2位争いは、最終ラップのヘアピンで小室が前に出るが、細谷がダブルヘアピン進入で抜き返し細谷に軍配が上がった。小室は3位でゴールし、130ポイント。ランキング2番手の尾野とは12ポイント差で最終戦を迎える。レース終盤に追い上げた徳留が高杉に追いつき、最終ラップに前に出るが、ホームストレートで高杉が抜き返し0秒011差で高杉が徳留を抑えた。
木内は6位。激しい7位争いは小合が制した。8位に田中、9位に彌榮郡、10位に森のトップ10であった。
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