第6戦 岡山国際サーキット ST600クラス決勝レース
News 2021.09.06
この日、最後の決勝となるST600クラス決勝がスタート。ホールショットは予選3番手の長尾健吾が奪う。7番グリッド3列目の横山尚太が好スタートを切り2番手、鈴木光来が3番手、ポールポジションの阿部恵斗はやや出遅れて4番手で1コーナーに進入する。2輪専用シケイン進入までに埜口遥希、國峰啄磨が阿部をかわす。バックストレートからヘアピン進入で鈴木、埜口が横山のインを刺して順位を上げる。オープニングラップは長尾が制し、鈴木、埜口、横山、國峰、阿部、井手翔太、小山知良、中村竜也、松岡玲の上位10台。
2周目のヘアピンで國峰が横山のインから4番手に浮上。なんとここで暫定ランキングトップの小山にジャンプスタートのためライドスルーペナルティが科せられることに。コースに復帰した3周目の時点で一気に25位と大きく順位を落としてしまう。その3周目のヘアピンでは、埜口が鈴木をかわして2番手、阿部が横山をかわして5番手に浮上する。
先頭グループは長尾、埜口、鈴木の3台が等間隔で走行。その後方4番手争いのセカンドグループの先頭に阿部が浮上、國峰は井手にかわされ6番手に後退する。阿部がセカンドグループからアタマひとつ抜け出し、さらに前を行く鈴木に迫る。
先頭グループから鈴木がやや遅れ出し、トップ争いは長尾と埜口に絞られる。鈴木の背後に阿部が迫り表彰台争いを展開。10周目の1コーナーではテールtoノーズにまで迫りバックストレートでスリップストリームに入るとヘアピンで3番手に浮上する。鈴木の背後には、井手が迫ると、14周目のリボルバーコーナーで井手が鈴木をかわして4番手に浮上する。
長尾と埜口のトップ争いは、埜口が15周目の1コーナーでトップに浮上する。そのまま逃げにかかりたい埜口だが長尾も食らいつくが仕掛けるところまでいけない。そのまま埜口が逃げ切り、今季2勝目を挙げる。
レース終盤、阿部の背後に井手が迫るが阿部が抑えきり全日本初表彰台を獲得した。4位に井手、5位鈴木、6位荒川晃大、7位芳賀涼大、8位松岡怜、9位菅原陸、10位横山と続いた。小山は14位まで追い上げフィニッシュ! 意地の2ポイントを獲得した。
シリーズランキングは、優勝の埜口が102ポイントとなりランキングトップに浮上、5位の荒川が90ポイント、小山は87ポイント、2位表彰台獲得した長尾が85ポイントとなり、この4人にチャンピオン争いは絞られた。
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