第7戦オートポリス JSB1000クラス レース2レポート
News 2021.09.19
18周で争われたJSB1000のレース2は、ポールシッター中須賀克行のホールショットで始まり、名越哲平、加賀山就臣、濱原颯道、秋吉耕佑、そして朝のウォームアップ走行で転倒した亀井雄大と津田一磨、岩田悟、やはり朝のウォームアップ走行で転倒した山口辰也の順でオープニングラップを終える。
2周目にトップ中須賀がラップタイムを1分48秒台に上げ、1分49秒台の2番手以降を引き離しにかかると、3周目には中須賀と2番手の名越との間に1秒038のタイム差が生じる。さらに中須賀は4周目にレース中のファステストラップとなる1分48秒896をマークすると、この時点で名越とのタイム差を1秒544とし、さらに5周目にその差は2秒177に広がった。
5周目以降も中須賀はコンスタントに1分49秒台のラップを刻むが、対する名越を先頭とする2番手以降は8周目からラップタイムが1分50秒台へと落ちてしまう。これで中須賀は独走態勢となり、シーズン全勝を達成する。
5周目まで単独2位を走っていた名越だが、濱原と亀井が接近戦を演じながらジワリと名越に迫り始める。そして6周目に濱原と亀井は、名越の後方0.961秒差にまで詰め寄った。
7周目のラップタイムは名越の1分50秒300に対して濱原が1分49秒641、亀井が1分49秒896で、2台による2番手グループが形成され、その戦いは白熱していく。
11周目の第1ヘアピンで濱原が名越を捉えて2番手に上がる。しかし12周目の1コーナーでは名越が濱原を逆転。その後、13周目に3番手の濱原と4番手の亀井のタイム差が1秒5に広がるが、ペースを上げた亀井は再び2位争いに加わっていく。そしてチェッカーの瞬間、0.056秒の僅差で濱原を抑えた名越が2位となり、3位の濱原に0.026秒届かなかった亀井が4位となった。
一方、レース2で15番手スタートとなった清成龍一は、10周目に14番手、11周目に13番手、13周目に12番手と着実にポジションを上げていく。しかし、レース中のベストタイム1分50秒690が示す通りペースを上げることができずに10位でチェッカー。守り続けてきたランキング2位の座を濱原に明け渡すことになった。そのランキングでは3位に清成、以下、加賀山、名越、亀井、秋吉、岩田、柳川、日浦大治朗となった。
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