筑波ロードレース選手権シリーズ第4戦
News 2021.10.16
筑波ロードレース選手権は最終戦となるシリーズ第4戦が開催され、各クラスのチャンピオンが出そろった。
ST600クラスは、阿部真生騎がポールポジションからホールショットを奪うと、そのままレースをリード。序盤は小林隼士が食らいついて行くが、徐々に離されてしまう。独走となった阿部は、そのままチェッカーフラッグを受け2連勝を飾った。小林は、Int(国際)で2位に入り、シリーズチャンピオンとなった。
S80クラスは、今シーズン全日本J-GP3クラスで表彰台の常連となりランキング3位となった細谷翼が4台のトップ争いを制し、4戦全勝を達成! 文句なしの速さでチャンピオンを獲得した。
ST1000クラスは、予選、決勝とアプリリアを駆る梶山知輝が他を圧倒。今シーズン、初めて全日本ST1000クラスにフルエントリーし、成長した走りをホームコースで見せつけた。梶山も全戦全勝をマークし、Intチャンピオンとなった。チームメイトの熊坂悠耶が続き、Nat(国内)で初優勝を飾っている。
J-GP3クラスは、序盤から激しいバトルが繰り広げられた。一時は最後尾まで後退した山根昇馬は、追い上げのレースを見せ2番手まで浮上。さらに前を狙ったが悔しい4位。レース終盤に4台に絞られたトップ争いは、唯一NSF250R challengeでエントリーしていない大和颯が僅差で制し優勝。大和は、3連勝となり、シリーズチャンピオンを獲得した。2位に三谷然、3位に武中駿と続いた。
JP250は、梶山采千夏が予選で1分05秒010をマークしコースレコードを更新してポールポジション。決勝でもスタートから後続を引き離しアッという間に独走態勢を築くと、12周のレースで2位に11秒668もの大差をつけてポールtoウイン! こちらも4戦全勝でシリーズチャンピオンを獲得。MFJカップJP250国内クラスと2冠を達成した。
CBR250R Dream Cupでは、生形秀之が若手育成ライダーとして面倒を見てきた中学1年生の齊藤太陽がロードレースデビュー。予選でポールポジションを獲得すると高平理智、中沢寿寛、折原保とのトップ争いを制し、デビューウインを飾った。同じく中学1年生の高平は悔しい2位となったが、2人とも近い将来の活躍が楽しみなところだ。