シンプルな体制で挑むTeam TKR performance
News 2022.02.19
全日本ST1000クラスで2年目のシーズンを迎えるTeam TKR performanceがライダー村瀬健琉の生まれ育った地元である長野県上田城にST1000仕様のSUZUKI GSX-R1000Rを持ち込み、レーシングスーツを着て撮影を行った。
2020年に全日本J-GP3クラスチャンピオンを獲得し、2021年は、ST1000クラスにステップアップ。ランキング15位と、思うようなリザルトは残せなかったが、レースごとに着実な成長を見せていた。
「こうして上田城で撮影できること、今年もレースができることを、チームやスポンサーの皆さんを始め、応援してくださっている全ての方に感謝いたします。今シーズンは、特にレースを続けることができるか分からない状況でしたので、今までのレース人生の中でも最も覚悟をもって挑むシーズンになります。昨年、結果を残すことができなかったのは、J-GP3からのスイッチで自分のトレーニングやバイクの走らせ方など足りなかった部分がありました。今年は、その経験を生かして、足りなかった部分を補い結果を残していきます。目標としては、全戦で優勝、表彰台を狙っていくのは、もちろんですが、事前テスト、練習走行から常に上位にいられるようにしたいです。昨年は、いいときも悪いときもあり安定しませんでした。その安定しない部分がレースの弱さにつながってくるので改善していきたいですね。ST1000クラスの厳しさは、中途半端な覚悟では勝てないことも分かっているので、今まで以上にボクのできることを全て出してレースに挑みます」と村瀬。これまでにない覚悟をもってチャレンジすると語る。
「チームとしては、代表兼監督の私・高橋と、ライダーの村瀬、メカニックの3名と非常にシンプルな体制で臨みます。一昨年J-GP3クラスのチャンピオンを獲り、去年からST1000クラスにステップアップすることは予定通りであったのですが、軽量級のチャンピオンとはいえ、1000ccを乗りこなすところまでいけなかったというのが正直なところです。今年はルーキーではなく2年目ですし、健琉とレースをして7年目になり、23歳になったので、チームとしても、レーシングライダー村瀬としても一定レベル以上の結果を残さないと来年以降につながらないので、勝負の年なので背水の陣で挑みます」と高橋淳一郎監督。
上田城の近くに住み、通っていた高校もすぐそばだったと語る村瀬。地元の応援もあり、今回の撮影は実現。気持ちも新たにST1000クラス、2年目のシーズンに挑む。